なめないでね、わたしのこと (幻冬舎文庫)

  • 幻冬舎 (2007年6月5日発売)
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本 ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784344409620

感想・レビュー・書評

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  • クロールの息つぎを見て恋終わる

    16歳兵庫県

    この俳句について、内館牧子さんが述懐する水泳あるあるがじわぁーときました。

    わたしも運動神経すこぶる悪いんだけども、喘息のために習っていた水泳教室のおかげで泳ぐことだけはできる。

    運動神経の良い人は、結構どんな競技をやらせてもそこそこできちゃうってのは、陸での話で。
    なぜか水泳だけはある程度やらないとできないのか、何かどうしてもやれない何かがあるのか?

    陸上で身軽な分、水中だとうまくいかないのか。

    わたしも経験上、運動神経とてつもなくいい友人たちが、まさか全く泳げない。っていうのを何度も目撃したことがある。

    そして、内館牧子さんの言う通り、
    むしろそんなことできる方がすごい。っていう泳ぎ方しだす。

    平泳ぎを必死に泳いで後退する。

    水泳で後ろ向きに泳ぐ泳法がない中、そんな技ができるなんて。
    後ろに進むのに、前には1ミリも進まない。
    そして、潜ろうとすると浮かぶのに、泳ごうとすると沈む。

    これはどうしても教えてあげられない技術。
    なんで。なんで?ってわたしは思うけど。

    当の本人も、何で?なんで?

    なんだよねぇ。

    この俳句の女子の息つぎのブザマさも、またしかり。

    わたしはただいまバタフライ教室に通っておりますが、バタフライほど醜態を晒す泳ぎもないし、綺麗に泳いでる人への羨望ったらないと思うに至ります。

    #内館牧子
    #息つぎの顔面に失望
    #イケメン
    #水泳帽の時点で失点食らう場合もある
    #水泳帽からの髪の毛チクチク
    #黄色いとかだと目立つ
    #ちょっと笑える
    #黒でもよく見たらチクチク
    #これまたちょっと笑える
    #脱ぐ時ストッキングチャレンジみたいな顔面になる
    #水中メガネはずしてもしてるみたいな顔になる
    #水着で体型まるわかり
    #水泳ってそういうスポーツな

  • 2004/6/25初版
    TVで見るイメージから、敬遠していたが、何気なく手に取った「すぐ死ぬんだから」が圧倒的に面白かった。2週間以上前にFBのグループに投稿し、いまだにイイネを更新中。同じ作品でも読む時期が変われば、響いてくるものも違う。自分が変わってきているってことだけれど。
    年齢をかさねてこそ外見を磨くのが大事、棺桶に入るまでの期間をただ息をするだけではつまらないという鼻息にいたく共感。

  • 【なめないよ、だって塩っ辛そうだもの】

    時々、こういう人が居る。なんか怒ってるのが普通で、それが当たり前で、それが芸で、それが認められてて、それが売りの人。そしてこういう人は大概憎まれてるようで、愛されている。そして愛されている事を知っている。ずるいようで、うらやましいようで、僕には到底まねできない。なめないでねなんていじらしさなんて皆無。パワフルすぎて、面白いけど疲れてしまった。

  • 相撲とプロレスが好きな人。私は林真理子さんのほうが好き。

  • 興味のない内容はさっと流し読み、もしくは飛ばしてしまったが、
    いくつか同意できる部分があった。
    それは、日本人の会見能力の低さについて、多すぎる情報について、インターネット依存の恐怖についてである。
    私は何か意見を求められた時、とっさに考えがまとまらないことがよくある。だから言葉がでない。これでは世界に通用しないし、私自身、改めていきたいことだ。
    インターネットが使われるようになって、便利になったが、必要ない情報も増えすぎている。限られた人生の時間、著者の指摘するよう、情報を選びとっていかなければいけないと痛感した。また、インターネットで分かった気になってしまうということにならないよう、体験することの重要性をつねに思っておかなければいけないと感じた。

  • 表紙とタイトルが気に入って購入。まさかエッセイとは知らず…。作者の考え方とか見方が自分にとっては新しくて、おもしろかったです。

  • エネルギッシュで、強い人だなぁという印象。大相撲のことも最近のことと照らし合わせてみると、相撲界がどうしてこうなったかとか、内館さんの発言意図なんかも繋がって見える本。

  • エッセイブームになってるときに。
    よくテレビで見る人のエッセイを読むと
    感じ方も違うものね。

  • 内館さん脚本のドラマが好きで、エッセイにも手を出してみますた。

    パワフルな人だ。
    精力的な女性には、憧れますね。

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著者プロフィール

1948年秋田市生まれの東京育ち。武蔵野美術大学卒業。1988年脚本家としてデビュー。テレビドラマの脚本に「ひらり」(1993年第1回橋田壽賀子賞)、「毛利元就」(1997年NHK大河ドラマ)、「塀の中の中学校」(2011年第51回モンテカルロテレビ祭テレビフィルム部門最優秀作品賞およびモナコ赤十字賞)、「小さな神たちの祭り」(2021年アジアテレビジョンアワード最優秀作品賞)など多数。1995年には日本作詩大賞(唄:小林旭/腕に虹だけ)に入賞するなど幅広く活躍し、著書に映画化された小説『終わった人』や『すぐ死ぬんだから』『老害の人』、エッセイ『別れてよかった』など多数がある。元横綱審議委員で、2003年に大相撲研究のため東北大学大学院入学、2006年修了。その後も研究を続けている。2019年、旭日双光章受章。

「2023年 『今度生まれたら』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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