モンキームーンの輝く夜に (幻冬舎文庫 た 16-4)

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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344409781

感想・レビュー・書評

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  • おもしろくてサクサク読めた!実話でドラマチックな!ラオスならひとりでも行けそうだなー日本人が海外に簡単に行けることって幸せなんだなと改めて思った。今は行けないんだけどね

  • 4冊目であるたかのさんの本。正直、また恋愛かーと思ってしまった。シノヤンはとても素敵な人だし、ラオスも魅力的に書かれていて訪れてみたくなったけれど、結局恋愛か…

    本の中にも書かれていたけど、恋愛対象同士だからそうなってしまうのだろうか。
    私は男女の友情は成立すると思うけど、お互いがそう思っていないと成り立たないものであることは確かだと思う。
    と言いつつも、2人がその後どうなったのかがとても気になる!

    たかのさんが作成したという旅番組を見てみたくなった。そして、当時から20年近く経ったラオスをこの目で見てみたいと思った。

  • のんびりした農業国ラオス。
    大きな町でも家はまばらなので、田舎っぽいのどかさが。おみやげ屋さんは笑っちゃうほど、しょぼい。
    大きな店で売っている製品は、ほとんどタイ製。
    労働に来ているのは、勤勉なベトナム人だったり。
    5ヵ国と国境を接し、日本の本州ほどの土地に、五百数十万しか人口はいない。
    ゆったり農業をして暮らしていて、跡を取るのは長女夫婦という母系社会。
    お金はあまり持っていないが、ラオスの人々は底抜けに明るく、人なつこい。
    食べ物はかなり美味しいらしくて、食事のシーンは楽しい。

    昔の日本を思わせる、なぜか懐かしいようなラオスで出会った猿顔の若い男。
    家族でただ一人大学に通っているというシノアン。
    一生懸命話しかけてくる彼に、最初は好みではないと思ったのだが。
    暖かく信頼できる人柄で、なぜかピッタリ波長が合う。
    31歳で既に世界を股に掛けた旅行者たかのは、結婚まで考える恋に落ちてしまう。

    どこでも笑いの渦を巻き起こす著者のオープンな性格が魅力。
    開かれた雰囲気に彼も惹かれたというのはお目が高い?
    書かれた当時、現在進行形だった恋愛が読みどころ。
    しかしこの作者は前にも3回は恋に落ちていたよなー…
    十年ぐらいの間にだけど。
    そういう本が特に売れているのはまあ当然?
    その後が気になって検索してしまいました。

  • 一人で旅したラオスで、まさかの恋に落ちる。
    ゆるゆるっとしたラオスの雰囲気と、切ない恋と、自由気ままな旅が綴られたエッセイは、読むだけで自分も旅をした気分。とっても楽しかったです。

    海外へ行って現地の人と自由にコミュニケーションとって、こんな旅ができたらどんなに素敵だろうかと思うような旅でした。
    事実は小説より奇なり、なんて言いますが、海外でこんな風に恋に落ちることもあるんですね。
    でも相手のフィールドだと相手がより魅力的に見えるってことはありますよね。喉が渇いたと言ったら庭のココナッツを取ってくれるとか、ところどころ野性的で日本人には見られない一面も惹かれる要因かもしれないですね。

    刊行されたのは10年以上も前なので、ラオスも今は随分変わっているのでしょうね。
    巻頭には笑顔のラオス人たちの写真が載っていて、それを見ているだけでもこちらまで思わず笑顔になりそうなくらいの満面の笑み。いい国なんですね。

    私たちは日本人であるというだけで海外へのビザ取得がすごく容易だったり、日本人に生まれたことで有利なことはたくさんあるんですね。
    ラオスの人が日本へのビザを取ろうとした際のハードルの高さに正直ちょっとショックを受けました。せっかく海外に行ける国に生まれたんだから、広い世界を見てみたいな・・・とやっぱり旅がしたくなりました。

  • たかのてるこのラオス編ですねー、インドの次はラオス。これを読めば当時のラオスの良さが分かります。そして、紀行エッセイかと思いきや半分以上は恋愛モノと言う(笑)まぁ、ハッピーになること間違いなしですね。ラオスまた行きたくなりました。

  • 面と向き合って、その上で人を信じる著者。私だったら、何となく怪しい、不安だ、と感じただけで、大分早い段階でシャッターを下ろして、自分の中に閉じこもってしまうかもしれません。人は第一印象で対応を決めがちであると何かの本で読みましたが、著者は不審に思おうとそれだけで決めつけることなく、柔軟に対応する余地を残していて、だからこそたくさんの人を引きつけ、引き寄せるのかなぁと感じました。

    また、何や知らんけど面白い!という大阪の感覚が、いい効果をもたらしている気がしました。

  • 一気に読めます。
    恋愛色が強く、たかのさんの新たな一面が見れてニンマリです。
    ラオスの人達の良さもものすごく伝わってきて、ラオスにいってみたいです。

    この本で印象的だった文章が、
    【恋愛】〜特定の異性に特別な感情を抱いて、二人だけで一緒にいたい、出来るなら合体したいという気持ちを持ちながら、それが、常にかなえられないで、ひどく心を苦しめる・(まれにかなえられて歓喜する)状態。/新明解国語辞典
    まさしく!!

  • 旅行記、というより恋愛小説のようだったが、展開が気になって一気に読んだ。ラオスは馴染みのない国だが、読み進むと人柄の良さに感動し、一人旅するならラオス・・・いいかも・・・と思った。

  • たかのさんの本は面白い。
    旅は好きだが1人旅(海外)できない私にはうらやましい旅をしていると思う。
    今作はさらに旅先での恋!赤裸々な文面でかなりリアルに恋のドキドキを感じられます。
    がんばれ!がんばれ!と応援しながら読んでました。

  • ほんとにこの人の旅は楽しそう。こんなけすぐに心を開けられるってすごいうらやましい。
    写真がまたよくて、こんな顔をとれるてるこさんは素敵な人なんだろうなと思う。
    シノヤンとはどうなったんだろ?すごい気になる。

たかのてるこの作品

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