玄冶店の女 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 203
レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344409859

感想・レビュー・書評

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  • 出だしがつまらないのは、いつものパターン。
    めかけ文化と女の友情がテーマ。
    ことばのキャッチボールで進行。

  • 宇江佐ワールド最高に好き
    今回もほろっとなったりワクワクしたりと盛りだくさん。
    お玉さんを慕って集まる人たちも個性豊かで楽しめました。

  • 江戸・日本橋に「玄冶店」とよばれる狭い通りがあった。黒板塀に囲まれた妾宅が並ぶ一角で小間物屋「糸玉」を営む元・花魁のお玉。そこには小粋だが懸命に生きている女たちが出入りしていた。

    以上、アマゾンさんの紹介文のパクリ。

    下町に暮らす女性たちの矜持みたいなもんが、読んでてヒジョーにに心地よい。

  • 謎や大きな事件などはおきない、恋愛もの。
    よかった。

  • 頃は文化・文政年間(1804~30)
    日本橋の東、新和泉町の北側と南側の間に「玄冶店」と呼ばれる狭い路地がある。
    そこで小間物屋を営むお玉がこのお話の主人公。
    元吉原の遊女で、旦那の世話になりながら細々と商売を営むお玉。
    旦那と縁が切れた後、手習い所の師範と恋仲になるも、自分はふさわしい女でないと今一歩踏み込めない。
    生き方が不器用でやさしい彼女の周囲はこれまた事情のある女ばかり。
    お玉と同じように旦那の世話を受けながら売れない役者に入れ込むお花。
    一度所帯をもちながら離縁して離れて暮らす息子がいる女中のおまさ。
    お玉になついている8つの小梅。
    小梅の三味線の師匠のお喜与。
    一町足らずの路地で、そんな女たちが織りなす物語です。

    ひっそりとたくましく生きる人々。
    今よりも単純な暮らしぶりと今の世の中にはない人情にホッとします。
    最初の方は人物描写があっさりしているので、それぞれの登場人物にそれほど思い入れを感じませんでしたが、読んでいく内に徐々にそれぞれの登場人物が見えてきました。
    このお話は夏に始まり、春に終わります。
    当時の季節に添った暮らしぶりが季節の移り変わりと共にうかがえるのもいいと思いました。
    派手な話じゃないですが、しみじみとするお話です。

  • Tさんのお勧め。

    図らずも続けて同じ作者の本を読んだが、こちらの方がしっくりきた。
    意地や、矜持、強さやしたたかさと、
    優しさ、弱さ、ずるさが、
    ひらりひらりと心の中に舞う女たち。
    男たちとの関係もそれぞれで、苦しくもあり、悲しくもあり。

    とても共感できる女性たちで、読んでいて楽しかった。

  • あまり期待していなかったのですが、なんだかとっても良かった本。
    いつの時代も女は女。環境は違うし、考え方も違うのに、
    何故だか共感してしまうのだ。
    私もちょっと遊びにいって、お話して帰ってきたいもんです。

  • 境遇の中で生きる女たちのお話。お風呂場でぺちゃくちゃしたり、素麺茹でたり、お茶して恋話したり。出会いあり、別れあり、涙あり、最後に希望あり。面白かったなぁ。お花の飼い猫は、どうなっただろうか?そんなことまで…みんなのその後が気になる、余韻の残るお話でした。

  • かなりオツ。青木先生、ウブ過ぎ。なさけないぞ。
    お玉や周りの女達の人生、その後が気になる。
    最後はお玉の今後の展望を予感させての終わり方だけど、
    青木先生の病気を考えたら一緒に来て欲しいと願うのが稀なのでは?
    あとから追うお玉も実際会えるかもかなり現実的ではないような。
    その後の人生を見て見たいよー!

  • もっと前向きに、自分の気持ちを大切にしたって良いじゃない。そんな風に思うのは幸せな時代だからか?最後に自分の気持ちに素直になったお玉に、幸多かれと祈るばかりだ。

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プロフィール

1949年函館市生まれ。函館大谷女子短大卒業。95年「幻の声」でオール讀物新人賞を受賞しデビュー。2000年『深川恋物語』で吉川英治文学新人賞、01年『余寒の雪』で中山義秀文学賞を受賞。人情味豊かな時代小説を得意とし、著書は「髪結い伊三次捕物余話」シリーズなど、多数。2015年11月、惜しまれつつ、没。

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