プチ修行 (幻冬舎文庫 お 28-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 53
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344409866

感想・レビュー・書評

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  • 私は解脱している。
    私は悟りを開いている。

    おぉ、途端に胡散臭い人に聞こえるな(笑)

    もっとも周囲の人からしたら、
    そんなに感情ゆれてて解脱してるなんで笑止千万でしょうが、
    以前に比べたら落ち着いてきたかなってただそれだけなのです。

    作者の意見に賛意を表し、
    感情の起伏の波が小さくなることを解脱だとすれば
    それはいいことなんだろうか。
    プラスマイナスゼロを幸せとするという考えなんだとおもう。
    これはなかなかいいことなんですが、
    やっぱり少々のプラスがあることが幸せだと思ってしまっています。

    なんでもないようなことが、幸せだったと思う。なんてことはその通りなんですが、
    だからといって波がないことが幸せなのかと問われると
    てんてんてん。

    ほんとに一時期に比べると
    しゃーないな、とか
    そんなもんやね、とか
    まぁいいかと。

    そんなことを思うのです。
    これって逃げですか?

    その一方でチャレンジすることが減ってる気がします。
    これは私個人のなかで非常に残念なことで
    まずいことになってるなと思っているのですが、
    なかなかエンジンをかけられない状況になっています。

    解脱というと大げさかな

    なんでもないようなことを幸せだと思うようになってきたのですが、
    そうするとチャレンジな人生をおくれなくなってきていて
    それがつまらないと思っているのです。

    一長一短だなと。

    自分に合うバランスはどこなんだろうなと、
    いまのところ、いい感じに落ち着いているんだけど
    これは、よくない兆候だと感じ始めている自分がいる
    というのが現状かな。

  • 修行体験が小栗氏の感性で面白おかしく文章とマンガで描かれています。

    何か修行体験してみたい方にオススメです。


    『「あの時こうだったから.....」と参照する出来事があれば、「心配しない」とか「準備をする」とか対処ができる。』

    と、座禅体験の章での小栗氏の気付きに頷きました。

    修行体験する機会がなくても日々、気付き感謝する気持ち大切ですね。

  • 修行というものに何故か惹かれる。
    煩悩の固まりなので、自分を戒めたいというか律したいというか。
    ので、凄くもってこいの本を発見して、読んだらとても面白かった。
    「瞑想」「写経」「座禅」「滝」「断食」「お遍路」「内観」
    著者がプチ体験をするのだが、この中では「断食」に興味大。
    「内観」っていうのは初めて知りました。

    でも、日々生きてる事が自分にとっての修行だと思うのでした・・・

  • 2004年発行の『こんな私も修行したい!精神道入門』を改題した文庫版。

    瞑想、写経、座禅、滝、断食…。
    色々な修行にチャレンジ。
    「もっと幸せになりたい!」という志をもって、修行を開始した小栗さん。
    『英語ができない私をせめないで!』にて、様々な英語学習をされていましたが、本当にチャレンジ精神、探究心というか好奇心というか、旺盛な方だなと。

    夫であるトニーさんとのやりとりを描いた『ダーリンは外国人』は主にコミックでしたが、こちらは文章とコミックが交互に展開されるつくり。
    そんなに堅苦しいものではないので、読みやすいとは思います。
    内容の基本はあくまでも”精神修行”について体験されたレポートです。
    興味がちょっとある…というような方の入門書によいかも。

  • そこそこ興味がありながらも実際に体験は絶対にしないであろう世界を、うまくマンガ化してくれたのはよかった。とても面白い。ただ、文章はそれほどでもないな。もっとマンガの分量を増やした方がよかったかも。

  • 再読。
    友だちが「内観に行って来た」と言うのを聞いて興味を持ち、調べ始めた時に、かつて読んだことを思い出し、引っ張り出してきた。
    瞑想、写経、座禅、滝、断食、お遍路、内観に行った記録。
    読んだ当時(いつごろか記憶にない)は、どれも未体験だったのだが、今は瞑想をちょっとやっている。
    体験ルポとして、興味を引くし、やってみたい感がぐいーんとアップする。

  • 瞑想、座禅、滝行、断食など著者が体験ルポしていきます。

    普通の人目線の修行体験話はなるほどと思う部分もありますが、著者の「思い込み」のような部分がちょっと気になります。

    それでも知らない世界を知ることが出来る体験ルポはなかなか面白かったです。

  • 2015/11/3
    内観か。

  • やってみたいがやらないだろうなあ、と思うことを作者が体験してくれて楽しく読めた。

  • 面白かった!
    ふっつーだった

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著者プロフィール

岐阜県生まれ。漫画家。夫のトニー・ラズロ氏との日常を描いた大ヒットコミックエッセイ「ダーリンは外国人」シリーズ、英語と日本語の不思議や違いを描いた「ダーリンの頭ン中」シリーズ(共にKADOKAWA)の他、「大の字」シリーズ(ヴィレッジブックス)、『ダーリンの東京散歩 歩く世界』(小学館)など、作品多数。翻訳は本書が初めて。

「2020年 『まざっちゃおう!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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