破裂 上 (幻冬舎文庫 く 7-2)

著者 : 久坂部羊

• 幻冬舎 (2007年8月1日発売)

作品紹介・あらすじ

過失による患者の死に平然とする医師たちに怒りがたぎる元新聞記者・松野。心臓外科教授の椅子だけを目指すエリート助教授・香村。「手術の失敗で父は死んだ」と香村を訴える美貌の人妻・枝利子。医療の国家統制を目論む"厚労省のマキャベリ"佐久間。医療過誤を内部告発する若き麻酔科医・江崎。五人の運命が今、劇的にからみ転がり始めた。

感想・レビュー・書評

[いるかさんの感想 · 2011年10月4日]

本屋でなんとなく目に付いた久坂部　羊氏の「破裂」を読みました。
日本の長寿問題をクセのある登場人物を通して物語で描いています。
医療ミス、安楽死問題、官僚、報道、高齢化問題など多くの要素が含まれています。
はじめは一体どうなっていくのかと思いましたが、最後はすっきりとおさまりました。
久坂部氏は現役の医師で　他にも2作品が発売されているようです。
順番に読んでいきたいと思います。

[まちかさんの感想 · 2020年10月26日]

重い話だけど読みやすい。
江崎先生いいね。

[samさんの感想 · 2019年10月8日]

感想は下巻にて

[irontakeoさんの感想 · 2019年6月19日]

感想は下巻にて。
イッキ読みです。

[haji07-2019さんの感想 · 2019年3月8日]

3月-4。3.0点。
主人公の麻酔科医、患者を死なせた症例をマスコミと組んで調査。
一方、心臓手術時に針を忘れたため、死亡した娘が医療裁判の動きを。

少しテーマを盛り込みすぎの感じが。下巻でどうやって納めるのか、楽しみ。

[ふみ子さんの感想 · 2019年1月23日]

相変わらずのゾッとするような面白さでした。
白い巨塔のような、医療裁判…果たしてどうなるのか？
ここぞとばかりに、医療界のどす黒さを暴く内容。
得られる知識も沢山ありました。
下巻読みます。

[2006takahiroさんの感想 · 2018年6月13日]

過失による患者の死に平然とする医師たちに怒りがたぎる元新聞記者・松野。心臓外科教授の椅子だけを目指すエリート助教授・香村。「手術の失敗で父は死んだ」と香村を訴える美貌の人妻・枝利子。医療の国家統制を目論む“厚労省のマキャベリ”佐久間。医療過誤を内部告発する若き麻酔科医・江崎。五人の運命が今、劇的にからみ転がり始めた。

[ayustatさんの感想 · 2015年11月23日]

過失による患者の死に平然とする医師たちに怒りがたぎる元新聞記者・松野。心臓外科教授の椅子だけを目指すエリート助教授・香村。「手術の失敗で父は死んだ」と香村を訴える美貌の人妻・枝利子。医療の国家統制を目論む“厚労省のマキャベリ”佐久間。医療過誤を内部告発する若き麻酔科医・江崎。五人の運命が今、劇的にからみ転がり始めた。

[グッちょんさんの感想 · 2010年6月22日]

続きが気になって気になって仕方ありません。面白いです。

[もももさんの感想 · 2024年1月10日]

上下を通して一気読み。
医師出身の作者というバックグラウンド。

ストーリー自体はさくさく進んでいくし、主要人物には記述が多いので混同もせず、混乱せず読みやすい。

著者プロフィール

医師・作家・大阪人間科学大学教授

「2016年 『とまどう男たち―死に方編』 で使われていた紹介文から引用しています。」