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本 ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784344409972
感想・レビュー・書評
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臨床検査技師を辞めカリフォルニアに留学した二十九歳の多希の、外国での大学生活や八歳下の領らとの日々に引き込まれた。理屈でなさがふくよかで人間という感じで興味深い。若くて甘えの滲む領を振り切れない、途中トニーと付き合う多希も、領に恋するアンや、彼女や多希に一貫した態度を取れない領も、皆どこか愛しい。
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意外におもしろかった。
私も30代でニューヨークに留学したので、
こういう心理はよくわかるし、
実際、こういう状況に
ハマっていった日本人の友人は数知れず…。
海外留学経験者には、きっと共感できるところが
多いんじゃないかな。 -
主人公がなんだか定まっていない感じがしました。そのちぐはぐさがいいのかもしれないけれど、こういう女性がリョウにここまでするだろうか?と疑問が付きまとってなんだか素直に読めなかったです。
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10/09/10読了 揺れる気持ちが伝わる。けど、同情できない部分が多すぎた。
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(『29歳(トゥエンティ・ナイン)』改題)
20代最後にアメリカへ留学した多希と8歳年下の領。
……領、訳分からん~!自分勝手!って、はじめはなんだかイライラ。
でも、恋愛に揺れながらも自分の目標を掴もうとする
多希の姿には、刺激を受けた気がする。
こんな風に本当に何かに打ち込んだことって
自分自身が強くあるために努力し続けたことって、
私は今まで無い気がする……。
なんだか呆気なく20歳を迎えてしまった自分自身のことを思い返すと、
30歳っていう節目を迎えるまでに
私も自分の道を見つけたいなぁって思う。。☆彡
(2007.02メモ→2010.04ブクログ) -
ちぁき予約済
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読んでいて始終もどかしかった。それが狙いなのかもしれない。でも私には面白いと思えなかった。あそこまでひたむきに努力する彼女はすごいと思うし、留学生崩れという言葉が大嫌いになるのもわかる。でも、ただ男に振り回されてるだけなんじゃないの?そこまで自分に厳しく出来るのに、どうして彼にはそういう態度なのか理解できなかった。彼女は私と違って大人なのかな。
藤堂志津子の作品





