半島を出よ〈上〉 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 3728
レビュー : 302
  • Amazon.co.jp ・本 (509ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344410008

作品紹介・あらすじ

二〇一一年春、九人の北朝鮮の武装コマンドが、開幕ゲーム中の福岡ドームを占拠した。さらに二時間後に、約五百名の特殊部隊が来襲し、市中心部を制圧。彼らは北朝鮮の「反乱軍」を名乗った。慌てる日本政府を尻目に、福岡に潜伏する若者たちが動き出す。国際的孤立を深める日本に起こった奇蹟!話題をさらったベストセラー、ついに文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • 上下通して面白い。
    上巻は数多いる登場人物のバックグラウンドの説明が多く、読み切るには気力が必要だった

  • レビューは下巻の方にまとめて書きました。

  • 読もう読もうと年月が経ってしまったが、読み始めると一気だった。人の名前を覚えるのが大変だが、大まかに把握すれば十分楽しめる。

  • 2回目読了。
    やはりすごく面白い。
    北朝鮮の特殊部隊の過酷な訓練や、残酷な拷問の話を読んで、ものごとの考え方や価値観が全然違うんだなぁと感じた。
    そして、少なくとも自分は恵まれた環境で生きているなと思った。
    もっとちゃんと生きていかねばと思った。
    日本の犯罪者のグループがどう対抗していくのか、
    あまり記憶にないので下巻も楽しみ。

  • ちょっと長くて読みづらかったけど、何とか読了。他の方も感想で書かれているけれど、この作品は妙にリアリティがある。本文の内容まではいかなくても、これってひょっとして近い将来、あり得るんじゃ?!なんて事がチラホラと出てくる(これ読んでる最中も、ミサイルが発射された。と大騒ぎになったし)

    そして、この国の上の人間のやる事と対応等々に関しては、あー!そうそう。いつもそんな感じだ。質問の答えにならないやつでしょ?みたいに、すごく共感した辺りは著者の描写が素晴らしい=観察眼が鋭いと感じた。しれっと皮肉ってるところも、なかなか良かった。

  • 後半が気になるんだけど、イシハラ軍団、なぜか共感しちゃうんだよね。そんな犯罪犯さないけど。

  • 村上龍さんの本は、読むときにいつも覚悟をします。それは、書かれている世界観に身をキチンと置くこと。そうでないと、こっちが読んでいて置いて行かれる気分になります。

    本書は近い未来の日本の話なので、あっさり身を置けます。そして読み進めるうちに、この国の現状と重ねて考え、「この国は大丈夫だろうか」という不安を覚えます。

    上巻を頑張って読んで、
    途中進みづらいかもしれないけど、
    是非怒涛の下巻(ラスト)へ進んでください!

  • 2016/02/13
    ちょうど先日某国がミサイル発射実験を行い、それについて様々意見がテレビなどで飛び交う中上巻読了。
    近い将来同じようなことが起こっても不思議ではないほど設定がリアル。

  • これはすごい小説だ。発想、スケール、リアリティ、すべてが壮大。これぞ村上龍なクドクドした描写を必死に乗り越えていった先にものすごい世界が目の前にひらける。
    膨大な数の登場人物が出てきて、しかも全員主人公並みの重要性があり、このクドクド描写のおかげで、ひとりひとりを立体的にとらえられて自分の中でしっかりイメージしながら読み進めていった先に、言葉にならないすごい世界が広がっていた!
    自分の脳内にハリウッド映画ばりのスケールのイメージが広がる面白さを久しぶりに体験できました。
    でもチョットこわかったから☆4つ・・・。

  • 北朝鮮の特殊部隊が福岡を占領するという小説である。この本が書かれたのが2005年、舞台は2011年。わずか9人の先鋭部隊が最初に福岡ドームを制圧することから始まるが、まともな対応ができない日本政府はまさに今の状況と重なるのか。まったくの空想とも言えない時代に今なってきている中でリアリティをどこまで感じればよいのかわからない恐ろしさがある。

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著者プロフィール

一九五二年、長崎県佐世保市生まれ。 武蔵野美術大学中退。大学在学中の七六年に「限りなく透明に近いブルー」で群像新人文学賞、芥川賞を受賞。八一年に『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、九八年に『イン ザ・ミソスープ』で読売文学賞、二〇〇〇年に『共生虫』で谷崎潤一郎賞、〇五年に『半島を出よ』で野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。経済トーク番組「カンブリア宮殿」(テレビ東京)のインタビュアーもつとめる。

「2020年 『すべての男は消耗品である。 最終巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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