半島を出よ 下 (幻冬舎文庫 む 1-26)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 3709
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  • Amazon.co.jp ・本 (591ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344410015

感想・レビュー・書評

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  • 2018/05/04

    最後は、かなりやっつけ仕事のような気がした。
    無理やり、クライマックスを持って来ている。
    せっかくここまで、ディーているにこだわってたのに。。。

  • 上巻のレビュー参照

  • 集中力が続かず、途中で断念。

  • 良くも悪くも描写が細かい。
    細やかという言葉を少し迷ってそれでも選ばなかったのは、
    少し蛇足に感じた点も多かったからだと思う。
    後、グロ過ぎる描写が苦手なのも。

    上巻は日本の現状批判の鋭さや、物語の展開に
    とてもひきつけられた。
    特に、占領される九州にはみ出し者の犯罪者集団が
    どうかかわるのか、どう動くのか、その理由付けは…
    という点に強く関心を持たされた。
    しかし、下巻、動き出してからは、
    成功するのかという点やら、若干のご都合に
    前半と切り離して考えると
    まずまずな内容かなと感じた。


    考える時間がある、選択肢があること、それは
    あるゆえの悩みかもしれないけど、その難しさを
    感じた。

    私には殺人をしてまで知りたい・はっきりさせたいこと、
    そこまで思いとどまれない何かもない。
    他人でそういう人もいるかもしれないという程度の
    わかるだけど、
    自分はなにかとか自分の気持ちに向かい合い続けると
    あのはみ出し者達がうまれるのかなと思った。

    でも、これも、わからないことは怖い
    考え過ぎて深みにはまるのは怖いから、
    手っ取り早く自分に答えをあげてる感は否めない。
    正解とも思わないけど、今のままでいたい私の限界。


    ある枠での、多数派、少数派、はみ出し者の話だと
    思った。そしてその枠がたくさんあって、境界線も
    たやすく変わるものからかわらないものまで。



    下巻の気になったとこ(解釈ぎみ)
    ニュースを見て安心したい…(あるべき感情があるべきように
    みんな感じていることを確信したい)。
    怒りを呼び起さないとショックでつぶれてしまう。
    ショックを受けたときかろうじて怒りが気力を支える
    恐怖を自覚することで、対象を知り、対応ができる
    楽しいというのは大切な人とただ一緒に過ごすこと。

  • 上巻に引き続き、どうにも乗れず。
    受け取る側である、自分に問題がある気もするが。

  • うーん、、
    設定や枠組みはおもしろいんだけど、
    なんとなく消化不良?

    誰にも共感できないし、
    誰のことも応援したくならないんだよねぇ。。

  • ものすごいボリューム。北朝鮮に関する情報が満載。ストーリーは面白いのだが、とにかく情報が多すぎて疲れる。

  • 長かった~物語なんだけど、何かの記録を読んでいるような気分でした。
    色んな人の視点で大きな出来事の全容を見た感じ。だから感情移入する前に、章が変わって違う人の視点になっちゃうから、思い入れのある人物もあまりいない。

    上巻でリアルさに驚いてこの先どうなるのかドキドキしたけど、下巻ではもうリアルというより情報量に目が回りました。
    読み進めるのが少しきつかった…リアルよりマニアックです。
    読まされてる感じがしてすっきりしなかったけど、参考文献のページを見て納得しました。
    普通がどのくらいか分からないけど、こんなに多いのは初めて見ました。何だこの量。
    取材もあとがきを見る限りかなりしてそうです。
    村上龍さんの作品は初めてだったので、只者じゃないことだけは分かりました。

  • まぁまとめて買ってしまってたんでw

著者プロフィール

一九五二年、長崎県佐世保市生まれ。 武蔵野美術大学中退。大学在学中の七六年に「限りなく透明に近いブルー」で群像新人文学賞、芥川賞を受賞。八一年に『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、九八年に『イン ザ・ミソスープ』で読売文学賞、二〇〇〇年に『共生虫』で谷崎潤一郎賞、〇五年に『半島を出よ』で野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。経済トーク番組「カンブリア宮殿」(テレビ東京)のインタビュアーもつとめる。

「2020年 『すべての男は消耗品である。 最終巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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