×ゲーム (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 2688
レビュー : 199
  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344410022

作品紹介・あらすじ

小久保英明は小学校時代「×ゲーム」と称し、仲間4人で蕪木鞠子をいじめ続けた。段ボール箱にいじめの内容を書いたクジを入れ、それを引いては書かれたことを実行するのだ。ある日、英明は「蕪木に告白する」というクジを引き、やむなく愛を告げる。それから12年、突然、彼らの前に現れた蕪木は、英明への偏執的な愛を抱き壮絶な復讐を始める。

感想・レビュー・書評

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  • 疲れていて、気楽に本が読みたい。
    そんな時に手にする山田さんの本。
    山田さんの本は癒しを与えてくれるタイプではないけれど、適度な刺激とわくわく感が心地よい。

    昔、みんなで過酷ないじめをした女の子が、再び目の前に現れる。
    いじめで行われていたのは、「×ゲーム」

    現実味にかける物語だけれど、何故か気になる。
    「×ゲーム」という響きが、いい。山田さんはタイトルをつけるのがいつも上手いと思います。
    小説を読むというよりは、一風変わった友だちの話を聞いている感覚。
    不思議と、著者を身近に感じるこの距離感がおもしろい。

    それで、次はどんな話?と、
    山田さんに会いに行く感覚で、再び彼の本を手に取る日が待ち遠しい。

  • 「人をいじめるのはやめましょう。復讐されるよ」
    弱い者いじめは自分が強い者と認識するために、
    行う比較実験でしかない。逆に述べると、
    いじめっ子は他者比較でしかアイデンティティを、
    見つけることができない者である証拠といえよう。
    アイデンティティを自分の内で見つけることが出来ない、
    それはアイデンティティ拡散の状態に陥っている。
    拡散ならば境界例もありうる危険域である。
    ……まあ、いじめは将来の自己にお互いに、
    危機を呼ぶからやめましょう。結論。

  • 小学校時代にいじめをした女の子に罰ゲームで告白をし、それが引き金で告白をした男へ向けた歪んだ愛情といじめをしていたグループへ対する恐ろしい復讐劇。

    ビデオのとこは半端なく怖い!彼女の二重人格ぶりも怖いです。

    ほんと、この人はグロい描写を書くのが上手いと思う。

  • この著者はリアル鬼ごっこで懲りて以来。なんとまだ前線に生き残っている。これほどのバッシングを受けながら(実際文章は未熟)書き続ける念力に脱帽。案外文章も成長していたと思う。

  • 友達がとても面白いというので読んでみましたが、やはりとても面白かったです。
    小学校の時に男四人が女の子をいじめていた。それは段ボールにどんないじめをするかを書いた紙を入れそれを引いてその書かれたことを実行するといういじめで、その四人の中の英明という男が引いたくじの内容は、その女の子に告白するというものだった。
    それから十数年の時が経ち、いきなりそのいじめていた女の子が四人の前に現れる。
    そこからその女の子の英明への異常な愛みたいなものを持って、復讐をしていく。というような内容の本でした。
    話もしっかりしていてとても読みやすくさすがベストセラーになった本だけあるなぁと思いながら読んでいました。

  • 【あらすじ】
    小久保英明は小学校時代「×ゲーム」と称し、仲間4人で蕪木鞠子をいじめ続けた。段ボール箱にいじめの内容を書いたクジを入れ、それを引いては書かれたことを実行するのだ。ある日、英明は「蕪木に告白する」というクジを引き、やむなく愛を告げる。それから12年、突然、彼らの前に現れた蕪木は、英明への偏執的な愛を抱き壮絶な復讐を始める。

    【感想】

  • 山田悠介は中高生にダントツ人気の作家なのだそうです。私はこれまでずっと避けてきました。『リアル鬼ごっこ』を読んだ友人が「あんなの日本語じゃない」と評していたから。しかしその一方でこの『×ゲーム』が面白かったと言う友人もいて、中高生の5人に1人が読んでいるという(ってホンマか!?)山田悠介、初体験。

    郵便局に勤める小久保英明は、小学校の同窓会に出席する。悪いことばかりしていた仲間たちと再会し、思い出話に花が咲く。楽しいひとときを過ごすが、その同窓会に出席していた担任教師が翌日惨殺される。そればかりではなく、英明と親しかった3人が何者かに襲われて負傷したり行方不明になったり。警察が捜査を開始したところ、犯人は同級生だった蕪木鞠子であると断定される。英明らは当時「×(ばつ)ゲーム」と称して鞠子に酷いいじめを繰り返していた。段ボール箱に入れたクジを引き、そこに書かれた内容を実行するという×ゲーム。英明は「鞠子に好きだと告白する」という×ゲームを実行したことがあったのだが、それを真に受けた鞠子が以後12年間にわたって英明をストーキング。「英明は本当は自分のことを好きなのに、仲間から一緒にいじめるように強要されている」と信じて疑わない鞠子。彼女の復讐は英明の仲間や交際中の女性に向けられて……。

    率直に言って、嫌いです。だけど面白いことは面白い。どうなるのかも気になるから、250頁ほどを数時間で一気読み。内容は凄絶なはずが、強い不快感がないのはなぜなのか。あとがきで齋藤明宏氏(立命館大学映像学部教授)がお書きになっているように、「覗き見する行為」にとどめているからなのでしょう。嫌な話は聞きたくないけれど、気になるからちょっとだけ教えてほしい、そんな気持ちを満たしてくれるのだと思います。

    ネタバレですが、本作に登場するいじめというのか拷問は、過去に読んだ本に出てきた拷問の中で個人的に「やめて度」1位か2位。ゴキブリの入った箱を頭からかぶせられるというものです(笑)。ちなみに1位か2位のもうひとつは、蚊の入った袋をかぶせられるというものでしたが、そっちは何の本に出てきたんでしたっけ。貴志祐介だと記憶しているけれど、ちがったかなぁ。あぁ、どっちも嫌だ(泣)。

  • あっという間に読めましたが、決して良くできた本ではありませんでした。設定自体も、昔いじめてた子に復讐されるといった極めて単純な内容ですし、犯人の居所を警察が探し出せない理由も特になく、話の都合上見つかっては困るというだけの勝手な展開でした。(小説ということを差し引いても勝手すぎる。)怖いと思われる方もいるかもしれませんが、ただただ拷問のような描写だけで怖がらせようというところが芸がないようにも思います。中高生に人気の作家と聞きましたが、中年の私にはあいませんでした。

  • 怖い。学生時代にいじめられてた女の復讐のはなし。読みやすくてスラスラ読める。

  • 2015 6 21
    2冊

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著者プロフィール

山田 悠介(やまだ ゆうすけ)
1981年東京都生まれ。
高校卒業後アルバイトをしながら小説を書いており、2001年『リアル鬼ごっこ』を自費出版し作家デビュー。これが代表作の一つとなる。
他の代表作に、『親指さがし』、『スイッチを押すとき』など。多くの作品が映画化されている。

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