ボーイズ・ビー (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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レビュー : 57
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344410213

感想・レビュー・書評

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  • 職人気質の偏屈じいさんと、悩める小学生が主人公。
    久々に老人と子どもの物語を読みました。
    生きてきた時代も期間もまるで違うからこそ、お互いにとても異質。
    だからこそ刺激にもなるし、学ぶこともある。

    なんだろう。老人と子どもの距離感がとても心地よい。
    何か壁にぶつかって一人で解決できないことなんて生きていれば必ずあって、そんな時助けてくれる、応援してくれる人の存在はとても大きいですよね。
    それが生きるということの醍醐味だと思ってしまうほど。

    世代間交流が日常的にあること。
    隣の人の顔がわかる距離感で暮らすこと。
    会えば挨拶する関係でいること。
    些細なことに思えて、都会では簡単じゃないですね。
    でも、人との繋がりをもっと大切にしよう。
    そんなことを思ってすこし心が温かくなりました。

  • 偏屈ジジイとガキの物語。
    というと湯本香樹実さんの「夏の庭」を想像してしまうけど、
    ジジイは、より気合が入っているし、ガキは、より悩みごとが深い。
    そして、何よりも、ジジイは死なない。
    自分が死んで子どもにメッセージをのこすんじゃない。
    生きていく中で、ジジイもガキも、それぞれの宝物をみつけていくところがよい。
    どちらかというとジジイ(の変わりぶり)に共感。

    2013/01/31

  • 母を亡くしたばかりの小学6年の隼人は、頑固な靴職人で七十歳の栄造と出会い、悩みを打ち明ける。弟の直也は母さんが死んだことが理解できないみたいだ、と。栄造は自分の靴作りの技に衰えを感じていた。

    子どもにとって親を亡くすということがどういう体験なのか、人の心に新しいものを生み出すのは、大人子ども問わず、他者との付き合いなのだということがよく描かれている。

  • 隼人くんがお父さんに真直ぐ向き合って心情を吐露した時は,こみ上げるものがありました。

  • かなり面白かった。おしゃれイタリアかぶれの靴職人のおじいさんと
    母親を亡くしたばかりの小学6年生の男の子の交流の話。
    こう書くとありきたりの物語を想像してしまうけど、
    おじいさんと少年の心の通わせ方がとても好きだった。
    弟に死を理解させようと悩む少年におじいさんが力を貸して
    あげたり、それが失敗したりと物語はテンポよく続いた。
    次が読みたくてあっという間に最後まで読了。後味さわやか。

  • 母を亡くした少年と偏屈なおじいさん。二人が友情をはぐくむ話。

    少年とおじいちゃん。この組み合わせにぐっとくる人は多いはず。私もその一人です。

  • 偏屈な老職人という肩書がぴったりの栄造が、母親を亡くした少年・隼人のことをなにかと気にかけ一喜一憂するのが少しおかしく、心温まった。
    父親に言いたいことを我慢し、弟の世話もしなければいけないという少年が最後にしっかり親と対話するシーンは印象的。よく言った!とも思うし、その後一人で泣く父親の気持ちも分かった。

  • 頑固な靴職人と母を亡くした少年との心の交流。
    心が温まるストーリー。
    読んでいて主人公の少年が物わかり良すぎて心配だったが、少年をちゃんと見ててくれる大人が近くにいるからきっと大丈夫。
    小さい頃に親意外の大人が見守ってくれているのって物凄く心強いのだろうなと少年が少し羨ましかった。
    H27.7.~7.24読了。

  • 頑固なおじいちゃんと小学生のお話。
    よくあるお話なのだけれど、なんだか癒された。

    本当なら交わることのない2人が、特別な引力が働いたわけじゃないのに、いつしか特別な存在になっていく。

    「くそ、なんで俺が」なんて思いながらも、糸をぴんと張ったような隼人を心配してしている自分もまんざら嫌いじゃない。
    偏屈なようで、とても人間味のある栄造さんがかわいい。

  •  ああ、もっと早く読んでおけばよかったなぁ。70を過ぎても、80を過ぎても、求めるものに手を伸ばし、ひとつひとつ丁寧にものを作っていく姿勢を見ているだけで、心の背筋が伸びる感。
     隼人の子どもらしくない気づかいも、心の揺れも、ものがたりを終える頃にはもう切なさしか感じない。

     単純に良かった。

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