暗礁 上 (幻冬舎文庫 く 10-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 781
感想 : 56
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  • Amazon.co.jp ・本 (406ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344410244

作品紹介・あらすじ

疫病神・ヤクザの桑原保彦に頼まれ、賭け麻雀の代打ちを務めた建設コンサルタントの二宮啓之。利のよいアルバイトのつもりだったが、その真相は大手運送会社の利権が絡む接待麻雀。運送会社の巨額の裏金にシノギの匂いを嗅ぎつけた桑原に、三たび誑し込まれる契機となった-。ベストセラー『疫病神』『国境』に続く人気ハードボイルド巨編。

感想・レビュー・書評

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  • 今回も二蝶興業の桑原さんにしがない建設コンサルの二宮さんが巻き込まれ、次々に反社会勢力の方々に追い込みをかけられていく。やはり面白い。下巻も早く読みたい。

  • 2005年発売。厄病神シリーズの3作目。順番が違ってしまったのですが、好きなシリーズなんです。読んでも何かが心に残るものはなく、ただイケイケヤクザの桑原の暴れっぷりと彼に振り回される建設コンサルタント二宮のコンビが、面白い。大阪生まれの私にとって言葉・登場する街の風景など懐かしいものがあります。言葉のやり取りのリズム感やストーリー展開の速さが心地よい。下巻で、どのようにストーリーが進むのか楽しみです。

  • 疫病神シリーズにハマり買った一冊

    このシリーズは本当に面白い。
    ヤクザとコンサルタントのコンビは最高
    会話の後の心のつぶやきみたいな一言が面白い。

    運送会社の裏金を狙う話だが、だんだん話が広がっていきどうなるか楽しみになってきた。

    上巻下巻合わせると結構なページ数がある。
    「国境」と同じくらいのボリュームなんだと改めてわかった小説でした。

  • 迷ってる人は読んでおくべき一冊。

    桑原と二宮のコンビが堪らなくいい。 

    桑原に賭けマージャンを打つよう言われて打ったのが運の尽き。次から次ぎへと災難が二宮を襲う。放火魔だったり殺されかけたり、、、。

    桑原のヤクザ的思考も面白く二宮との掛け合いもテンポが良いから飽きが来ない。

    下巻はどう話が展開するのかワクワクが止まらない。



  • 面白かったです

  • 定期的に桑原さんと二宮くんに会いたいです。
    今回は桑原さん、全然助けてくれなくて、
    それはそれでとても面白い。
    いつも、桑原さんの仕事を強引に作り出す力技に感心してしまう。まさに自分で自分の稼ぎ口を見つける男!

  • 疫病神・ヤクザの桑原保彦に頼まれ、賭け麻雀の代打ちを務めた建設コンサルタントの二宮啓之。利のよいアルバイトのつもりだったが、その真相は大手運送会社の利権が絡む接待麻雀。運送会社の巨額の裏金にシノギの匂いを嗅ぎつけた桑原に、三たび誑し込まれる契機となった――。ベストセラー『疫病神』『国境』に続く人気ハードボイルド巨編。
    (2005年)

  • 疫病神シリーズ第三弾!

  • 順不同で読みはじめたこのシリーズ。どれもこれも、とっかかりから二宮が桑原のペースに巻き込まれていってて、安心して没入できる(二宮も大概だけどさ)。

    イカサマ麻雀で大勝ちか、いいなあ。

  • 相変わらず桑原、二宮のコンビは最高に面白い!下巻が楽しみです。

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著者プロフィール

黒川博行
1949年、愛媛県生まれ。京都市立芸術大学彫刻科卒業後、会社員、府立高校の美術教師として勤務するが、83年「二度のお別れ」でサントリミステリー大賞佳作を受賞し、翌年、同作でデビュー。86年「キャッツアイころがった」でサントリーミステリー大賞を受賞、96年『カウント・プラン』で推理作家協会賞を、2014年『破門』で直木賞、20年ミステリー文学大賞を受賞した。

「2022年 『連鎖』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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