勝海舟私に帰せず 下 (幻冬舎文庫 つ 2-16)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (459ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344410329

感想・レビュー・書評

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  • 大河ドラマの「晴天を衝け」を観てる間に幕末の本を読みたくて読んだんだけど、渋沢成一郎が2・3行出てくる。彰義隊についても詳しい。今読んでよかった。

  • 勝海舟が今の日本を作ったと言っても過言ではないと思える.幕府が傾きかけており,対抗する薩長に勢いがあって,西郷や大久保,木戸の主導で維新がなされたのは確かだが,それを人脈や根回し,裏交渉を使って実現可能な形で軟着陸させ,無政府状態を回避したのは,勝「個人」(+慶喜が少し)の功績である.かっこいいこと,勇ましいことを言うのは簡単だが,実現させるのはずっと難しい.

  • ≪作品紹介≫
    倒幕派との決定的な対立を避けるため、徳川慶喜は大政奉還を受け入れた。だが翌年、戊辰戦争が勃発。その戦いは国家分裂の危険性さえはらみ始める。攻勢をかける官軍がいよいよ江戸に迫るなか、海舟は一計を案じ、官軍の大総督参謀・西郷隆盛との運命の会談に臨む―。混迷を深める国情を正し、明治維新の陰の立役者を演じた男の鮮烈な後半生。

  • ■読みたい理由(2010年4月29日)
    「勝海舟」を読み比べよう祭開催!ってことで図書館に予約

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著者プロフィール

1929年和歌山県生まれ。東北大学法学部卒業。78年に『深重の海』で直木賞受賞。その後、織田信長を描いた『下天は夢か』がベストセラーになる。95年『夢のまた夢』で吉川英治文学賞、2005年菊池寛賞受賞。1997年に紫綬褒章を、2003年には旭日小綬章を受章。剣道三段、抜刀道五段で武術全般に造詣深く、剣豪小説をはじめとして多くの武道小説を執筆。2018年5月26日逝去。著書に『明治撃剣会』『柳生兵庫助』『薩南示現流』『雑賀六字の城』『修羅の剣』『大わらんじの男』『龍馬』など多数。

「2022年 『深淵の色は 佐川幸義伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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