背の眼 上 (幻冬舎文庫 み 11-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344410367

感想・レビュー・書評

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  • 2016.5/10〜13。感想は下巻に。

  • 「レエ、オグロアラダ、ロゴ…」ホラー作家の道尾が旅先の白峠村の河原で耳にした無気味な声。
    道尾は東京に逃げ戻り、「霊現象探求所」を構える友人・真備のもとを訪れた。
    そこで見たのは、被写体の背中に二つの眼が写る四枚の心霊写真。
    道尾は真相を求めて、真備と助手の北見とともに再び白峠村に向かうが…。

    道尾秀介さんのデビュー作。
    ホラーサスペンス大賞特別賞受賞作だそうですが、ミステリ色も強く、万人受けしそうです。
    天狗伝説などの民話のうんちくや東海道五十三次の浮世絵のガジェットをうまく使っており、ストーリーを盛り上げる要素も満点。

    ホラーと接触しつつ怪異現象を論理的に説明してみせるという話の転がせ方が上手く、
    一連の事件が霊のなせる業なのかそれとも人間の行う所業なのか、
    帰着が見えずにわくわくしながら読みました。
    終盤のジェットコースター展開に突入するとハラハラも最高潮に。
    手に汗握りながら、ラストまでぶっ通して一気読みでした。
    最後もそつなく小奇麗にまとまっており、安定した読み心地。

    デビュー作なので物語の作りこみや人物造形がすこし粗削りでしたが、全体的にセンスのいい感じが垣間見え、その後の道尾さんの片鱗が見える1冊でした。

  • 評価&感想は下巻読了後に……。

  • 2016年2月8日読了。
    2016年61冊目。

  • 怖い怖い

  • 所々不気味でホラー的な描写はあるが、全体的な雰囲気はそこまでではない。
    どちらかというと、背景の説明的な話が特に後半に多い。
    下巻に期待。

  • テング伝説 ツボだった。どうやって伏線回収するのか期待していたがオカルト結末は惜しい。

    村の設定も雰囲気を盛り上げていて不気味さアップ。

    ただ主役陣に人間的な感情移入出来ず。
    謎解きのために集められたという作者の都合を感じてしまった。残念。
    おじいさんの存在感が救いだった。

  • 読みやすくて手が止まらなくてびっくりした、そして著者(道尾秀介)は自分のことが大好きなのだろうと思った。

  • 文章の進み方がよくて、さくさく読めました。
    とりあえず、下巻に期待。早く読みたい!
    サスペンス・ホラーとのことで、謎解き要素はないのかな……?

  • 2015.03.06 読了

    初めての道尾秀介作品。
    とりあえず下巻に期待。

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著者プロフィール

1975年生まれ。2004年『背の眼』で「ホラーサスペンス大賞特別賞」を受賞し、作家デビュー。同年刊行の『向日葵の咲かない夏』が100万部超えのベストセラーとなる。07年『シャドウ』で「本格ミステリー大賞」、09年『カラスの親指』で「日本推理作家協会賞」、10年『龍神の雨』で「大藪春彦賞」、同年『光媒の花』で「山本周五郎賞」を受賞する。11年『月と蟹』が、史上初の5連続候補を経ての「直木賞」を受賞した。その他著書に、『鬼の跫音』『球体の蛇』『スタフ』『サーモン・キャッチャー the Novel』『満月の泥枕』『風神の手』『N』『カエルの小指』『いけない』『きこえる』等がある。

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