背の眼 上 (幻冬舎文庫 み 11-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344410367

作品紹介・あらすじ

児童失踪事件が続く白峠村で、作家の道尾が聞いた霊の声。彼は恐怖に駆られ、霊現象探求所を営む真備のもとを訪れる。そこで目にしたのは、被写体の背中に人間の眼が写り込む、同村周辺で撮影された4枚の心霊写真だった。しかも、彼ら全員が撮影後数日以内に自殺したという。これは単なる偶然か?第5回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 児童失踪事件が続く白峠村で、作家の道尾が聞いた霊の声。
    彼は恐怖に駆られ、霊現象探求所を営む真備のもとを訪れる。
    そこで目にしたのは、被写体の背中に人間の眼が写り込む、
    同村周辺で撮影された4枚の心霊写真だった。
    しかも、彼ら全員が撮影後数日以内に自殺したという。
    これは単なる偶然か?

  • 図書館の本をどうしても優先して読んでるうちに
    購入した道尾秀介作品が積読して、ずいぶん経つ。
    さあどんな道尾ワールドを見せてくれる。

    なかなか読み進めない〜怖さ、恐いにも色々あって、ちょっと苦手かも、背の眼が焼き付いて
    恐い。
    村が舞台だとどうしても因習とか
    言い伝えがあって、真実が掴めない。

    一連の消えた子供たち、自殺した人の
    背には人の眼。

    自分は見えないから無いという考え方を持ってない、また
    見えるものだけを信ずるという考えでは無い。

    レビューは下巻で。


  • 道尾秀介氏のデビュー作で【真備シリーズ①】 
    ホラーサスペンス大賞特別賞受賞作品。

    ホラーということで、覚悟を決めて読み始めた。
    怖い…けど、まだ1人で夜中にトイレに行かれるから大丈夫(°▽°)

    作中作家の道尾が、福島県の架空の『白峠村』に旅した際に体験したのは霊現象なのか? 大学時代の友人で、霊現象探究家の真備に相談しに行く。

    白峠村では男子児童の連続神隠しの噂がある。また、その周辺で撮影された心霊写真と自殺の関係。
    ナゾだらけ。知りたい気持ちで下巻へ。

    ビクビクしてます(~_~;)
    文章が美しく、怖さが増し×2

  • すごいな。
    ホラーなのに、ちゃんとミステリー。
    ところどころ無理矢理力技でまとめた感はあるけど、読み応えもあり面白みあり。

  • 「ホラーだから時と場所を選んで読も……」って思ってたのに!
    つ、続き気になる〜〜!
    あらかじめ下巻も買っておくべきだった。

    ホラーはあまり得意ではなく恐る恐る読んでいたけれど、途中から一気に読んでしまった。
    何となく「これ伏線だな〜〜」みたいなのはわかるけれど、下巻の予想は全然できない。

    提示されていく事件や独特の雰囲気を持つ真備の浮世離れした描写を、主人公の道尾が読者を繋げてくれていると思った。
    作者と名前が一致しているからリアリティに寄与してるのかも。

    グロくて怖くてたまらないってよりは、事実が詳らかにされていくのをズシンと受け止めていく感覚で物語が進んでいく。
    だから、そこまで怖くはない。
    ミステリー寄りなのかも?
    ホラー苦手だけど、食わず嫌いしたくないしな〜〜って時があるミステリー好きさん(そんな人いる?)にぴったりだと思う。

    田舎へ旅行する際にはその土地の歴史を予め調べておきたいな、なんて思っちゃうくらいに影響されました。

  • ’21年8月12日、上巻読了。

    なかなか面白い!イッキに読んでしまいました!

    さあ、下巻へ!

  • ホラーよりの始まりでミステリー少しでどんな感じで進むのかなーーと感想は下巻に。

  • 今のところ恐怖というよりは、不可解で気味が悪い印象。オグロアラダの真相には鳥肌が立った。
    詳しい感想は下巻で。

  • 真備シリーズの第一弾。
    不可解な写真と写真に写った人
    の謎の死。
    ある村の天狗伝説と、失踪事件。
    真備と助手の北見、主人公の道尾
    が、謎の真相に迫る。
    上巻は、一気に読んでしまった。
    天狗伝説の話や、霊の解説パート
    にのめり込んでしまった。
    下巻に期待が膨らむ。

  • まだ半分ではえるが、一体どういうことなのか予測すらできない。

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著者プロフィール

1975年生まれ。2004年『背の眼』で「ホラーサスペンス大賞特別賞」を受賞し、作家デビュー。同年刊行の『向日葵の咲かない夏』が100万部超えのベストセラーとなる。07年『シャドウ』で「本格ミステリー大賞」、09年『カラスの親指』で「日本推理作家協会賞」、10年『龍神の雨』で「大藪春彦賞」、同年『光媒の花』で「山本周五郎賞」を受賞する。11年『月と蟹』が、史上初の5連続候補を経ての「直木賞」を受賞した。その他著書に、『鬼の跫音』『球体の蛇』『スタフ』『サーモン・キャッチャー the Novel』『満月の泥枕』『風神の手』『N』『カエルの小指』『いけない』『きこえる』等がある。

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