背の眼〈下〉 (幻冬舎文庫)

著者 : 道尾秀介
  • 幻冬舎 (2007年10月1日発売)
3.51
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  • レビュー :232
  • Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344410374

背の眼〈下〉 (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 狐につままれたような話。でもなあ・・・犯罪の理由って案外ここにあったりするのかも・・・。単なるホラーとして読むにはもったいない。そこには哀しさ、切なさ、愛しさがこめられています。引用されてる童話・・・なるほど!これを持ってきたか!・・・ちょっとノスタルジー憶えます。好きなお話だから。

  • 続きが気になったのですぐに書店に買いに行きました。
    関係ないですが、ページ数が多いのに非常に安いため満足度が高いですね。

    上巻からの続きですが、話の雰囲気ががらっと変わってミステリー色が強くなっています。
    ホラーの要素が散りばめられてはいるものの、根底にあるのは人が引き起こす事件であり、そこに存在する結果でしかない。
    主人公の友人であり今回の一連の事件解明に乗り出した聡明な男性、真備の人間味あふれるシーンも丁寧に描かれており、読んでいてどきどきします。

    幽霊という曖昧な存在が世間で完璧に否定されることなく、曖昧ではあるものの人々の心の中で重要な地位を占めているのは、そこに積極的な意味を見いだせる何かがあるからだとそう感じました。
    読み終わった後も非常にさわやかです。人にもお勧めしやすいですね。

  • 途中までは非常に面白く読めました。
    徐々に物語の謎や、登場人物の想いなどもわかりはじめて、
    飽きさせない展開です。
    ただ残念だったのが、ほとんどの伏線は綺麗に回収されており、スッキリしたのですが一部無理やりなところもあり、
    そもそも謎として出す必要があったかな?とも思いました。
    また、後半から展開が読めてしまった感は否めないです。

    シリーズ物みたいなので、主要人物達の続きが楽しみになりました!

  • 2014年7月25日読了。下巻。上巻でふんだんに散らされた超常現象・謎の人物・殺人事件の秘密が明らかになる。上巻にくらべボリュームはあるが相変わらずスラスラ読める、が・・・。真備自身が言うとおり探偵たちは事件に振り回されるばかりで、解決の爽快感にかける気がする・・・。見開きで『絵』が提示されるシーンなどはゾクゾクさせられるが、真相はロジカルに説明されてはいるものの「えっ、そんなんでいいの?」と思わないでもない。「殺人事件に際して、人と超常現象のどちらが犯人か?というフーダニット」という作者の狙いやホラーサスペンス賞受賞時の審査員コメント(綾辻行人が激賞した、とか)など、後書きを読んで納得するところも多かったが。結局「霊はいる」という結論でいいのかな??

  • 犯人は人間?霊?それとも…

    この手の話は初めてだったので楽しめました。

    続編の「骸の爪」にも期待。

  • 意外性、どんでん返しはないものの、ミステリーとしてきちんとまとまっている。さすがは道尾秀介さん。思ったほどホラーじゃなかったが、切ないラストが良かった。

  • 選評でも指摘されている通り、京極夏彦の京極堂シリーズをライトで読みやすくしたような印象。主要キャラクターの造形や、前半で披露された蘊蓄が解決編に関係してくるあたりは、まさに京極作品そのもの。衒学的な重厚さはないのでかなりあっさりしているが、この頁数・この内容ですらすら読めるのはむしろ凄い。ホラー、ミステリ、人間ドラマがほどよく入り混じり、実際「背の眼」現象に関しては論理的解決がなされないにも関わらず、本格ミステリとして破綻していないのも見事。
    個人的には、初期道尾作品のこのスタイルはかなり好み。ただ「骸の爪」以降、作者がホラーとミステリとを融合させたこのスタイルを離れ、それによって一般層からの支持を得ていったように見えるのが皮肉なところ。ガチガチの本格ミステリを著者が好んでいないのは各所発言から窺えるし、おそらく「骸の爪」クラスの続編がもう出ないのも想像できてしまう。そんな想像、ぜひ裏切ってほしいと、切に願う。

  • 結果、私が思う怖さは無かったです。これなら夜に読んでも大丈夫だったはず。ただ、話は怖くなかったのですが、お風呂に入る時に背中に眼があったら怖いなぁと思い出し怖がりをしている自分が愚かしい…(苦笑)。ホラーよりミステリー要素高めで良かったです^^
    ただ、犯人については特に意外性はなく、背の眼についてもワクワクするように理由付けはなかったのが、若干尻すぼみ感があったかなぁと思いました。

  • 上巻は面白かったです。
    ゾクゾクする導入に、好奇心のそそられる事件が絡みあって
    どんな結末なんだろう?とワクワクしながら読みました。

    まあ、犯人は初期の段階で分かってしまうし、
    謎解きというほど謎はないし(霊の力で大方片付けられて
    しまうような印象)、大どんでん返しもないけれど、
    文章が読み易かったです。物語に入り込み易かった。

    「向日葵の咲かない夏」を読んだ時も感じましたが、
    道尾さんの作品は、
    限りなく日常に近い非日常感を味わえるのがいいなと思いました。
    それも背中がゾクリとするような非日常感。

    これがデビュー作なんですね。

  • 2017.12

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