置き去りにされる人びと すべての男は消耗品である。 Vol.7 (幻冬舎文庫)

  • 幻冬舎 (2007年10月4日発売)
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本棚登録 : 193
感想 : 13
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  • 本 ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344410381

感想・レビュー・書評

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  • 三軒茶屋Book Offにて購入

    みんな一緒だと思ってたら自分だけ置き去り。
    こういう状況になることを誰も教えてくれなかった。
    国民のみなさん、って俺と隣のあんたもじゃないのか。

    日本はとか国民はとかってアナウンスは安心感は与えても
    具体的にどうすべきかまでは教えてくれない。

    内容あんまり覚えていない。

  •  最初の方の4冊目くらいまでは読んでいて、それから随分経って、このシリーズも終わりの方だろうと思って買ったら12巻まであるというので中盤だ。昔読んだ時は過激ないい切りが面白かったが、この頃はバランスや配慮を心がけている。そして前らか面倒くさそうな印象があって、この巻も締切が来たから書きますよみたいな感じがする。時代は小泉政権で、911があったり、作品では『最後の家族』が予想よりも売れずに愚痴る。『半島を出よ』の準備をしているようで、北朝鮮の話題が多い。格差がこれから広がるぞ、と予言していて今現在その通りになっている。またしばらくしたら読んでない巻も読みたいし、初期のも読み返してみたい。

  • ずっと、この「すべての男は」シリーズを読みたかったけど、読まないでいた。で、やっと読みだした。小説に大いに反映されているなぁ、彼自身の考えっていうのは。ということに大いに気づかされる。(12/3/26)

  • タイムリーに読んでも面白いけど後から読んでも面白い。

    今月号のダヴィンチで新刊のインタビュー読んでも思ったけど、○○なことに価値はない、とか逃げ道作らないで断言しちゃうとこが好きです。

    示唆したことが当たってたりするのもまた面白い。

  • 50歳で誰からも尊敬されない人生というくだりで、ハッと気付かされた。
    8年前の文章なのに、現在のことと読んでもそれほど違和感がない。
    世の中が変化しすぎていないのか、あるいは。。

  • 今あらためて目を通すと予言書だったと気づいて少し怖い

  • 今回のvol.は個人としての生き方を中心に書かれた内容で、生き方や世界とのつきあい方など普段考えたことのないテーマについて考えるきっかけを与えてくれる。


    彼は情報として様々な分野について造詣が深く、尊敬できる人。

  • 2009/6/13購入
    2009/9/4読了

  • すべての男は消耗品である

    というテーマからどんどん離れていってはいると思いますが、
    この“すべての男は消耗品である”シリーズの村上龍さんのご意見はとても好きです

  • 経済レポートのまとめとしてはずいぶん古いほうになるのだけれど、
    主張していることはだいたい正しい。
    そしてみんなあんまり変わってない。

    共同体の緩やかな死が始まってもうどのくらい経っただろうか?
    きっとバブル期がその始まりで、どんどん下方に進路をとるんだろうな。
    何年経っても、精密な工業製品は日本が一番だと思う。
    だってそれに取って代わる国が無いから。
    だって科学への信仰というよりも、宗教による制限が無いから。
    逆に言えば、道徳による制限が大きいから、バイオ技術は伸び悩むと思し、
    むしろ伸び悩んでいいと思う。

    本書とはあんまり関係ないけれど、書き手のスタンスが鳥瞰しすぎて、何だかつらいなーと思った。
    一人で経済全体を豊かにすることはできないけれど、その一人一人の集まりが経済だから。
    国が求心力を失っているけれど、我々は日本国民だから。
    離れた場所で憂うだけでは始まらない、近くだけでもいいからかえる勇気を持たないと。

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著者プロフィール

一九五二年、長崎県佐世保市生まれ。 武蔵野美術大学中退。大学在学中の七六年に「限りなく透明に近いブルー」で群像新人文学賞、芥川賞を受賞。八一年に『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、九八年に『イン ザ・ミソスープ』で読売文学賞、二〇〇〇年に『共生虫』で谷崎潤一郎賞、〇五年に『半島を出よ』で野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。経済トーク番組「カンブリア宮殿」(テレビ東京)のインタビュアーもつとめる。

「2020年 『すべての男は消耗品である。 最終巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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