工学部・水柿助教授の逡巡 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 861
レビュー : 65
  • Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344410398

作品紹介・あらすじ

水柿君は、N大学工学部助教授のままミステリィ作家になった。なんとなく小説を書き始めたら、すぐに書き上がり、それをミステリィ好きの妻・須摩子さんに見せたが、評価は芳しくなかった。しかし出版社に送ってみたら、なんと本になって、その上、売れた!時間があれば小説を書き続け、幾星霜、いまではすっかり小説家らしくなったが…。

感想・レビュー・書評

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  • 水柿助教授シリーズ2巻。
    小説風エッセイなのか、エッセイ風小説なのか、自伝的小説なのか。本人曰くフィクションらしい。

    読んでいて度々思ったのだが、森博嗣はやはり読者にあえて間違った方向に想像させる文を作るのが巧い。
    この小説でもそういう表現が何度か出てくるのだけれど、反応を簡単に先読みされてしまった。

  • 多分先に読むべき作品を飛ばしてこっちを読んでしまったのですが、とても楽しめました。
    なりたくてなる小説家……というものじゃなく、
    奥さんのために書いた結果小説家になった。
    毎日2〜3時間書いてそれを積み重ねて結果すごい速さでたくさんの本を出した。
    お金の使い道に困る。
    などなど、夢のある話としてクリエーター小説家になるまでの経緯を書いたのではなく
    当然の成り行きのように、劇的な出来事もなく、ただ職業小説家になった、という描写がとても心地よかったです。
    森先生もこんな風なのかなと思いました。

  • 水柿シリーズ第2弾。著者の自伝のようなもの。著者が小説家になるまでの経緯が記されている。水柿くんのユニークな考え方や、須磨子さんのレスポンスがとてもシュールで笑える。

  • さいごいい風にしめてるけれど、結構ふざけているとおもう。
    電子書籍…蔵書

  • ちょっと、最後がしつこかったかな。
    でも、なるほどと思うところもあって面白かった。海外旅行を普通に人のお金で行けるなんて、相当に羨ましい。
    文才が欲しいと結構本気で思った。

  • ううーん、やはり途中で飽きちゃうなぁ…

  • 水柿助教授シリーズ、第二作。この巻のメインは水柿(森先生自身?)と云う、一人の作家の誕生秘話が事細かに描かれている点。森先生の作品に触れ、森先生自身にも興味を持たれた方はとても楽しめるのではないでしょうか?森先生とすばる氏の日常。森先生がどのようにして、作家という仕事に向き合っているのか、など。ユーモアたっぷりに語られていて、終始クスクス笑いが止まりません!笑

  • 水柿助教授シリーズ第二弾。一作目を読んだあとは「助教授の日常生活ってこんな感じなんだー」くらいの感想しかなかったが、二作目を読みすすめていくうちにだんだん水柿助教授の独特の雰囲気につつまれて、おもしろさが増してきた。二作目は主人公がとうとう作家になってしまって、助教授と作家の兼業生活の様子が描かれている。適当な感じのダジャレが多いが、それよりも夫婦間の会話がとてもおもしろい。奥さんの須摩子さんのキャラがなによりとてもよい。素敵すぎる。作家森博嗣氏の自伝小説的なものであるらしく、「相田家のグッドバイ」とかぶる描写もあったりして面白く読めた。

  • 2015 5/11

  • おそらくどの作品よりも森博嗣らしく、これまで読んだどの作品よりも森博嗣らしくない。森博嗣らしさとはなんなのか、そもそもそこが問題だが、その捉えどころのなさが一層魅力を引き出しているように感じる。

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著者プロフィール

森 博嗣(もり ひろし)
1957年、愛知県生まれ。作家、元研究者。名古屋大学工学部建築学科、同大学大学院修士課程修了を経て、三重大学工学部助手、名古屋大学助教授。名古屋大学で工学博士を取得し、2005年退職。学会で数々の受賞歴がある。
作家として、1996年に『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞し、同作で作家デビュー。S&Mシリーズとして代表作の一つに。『スカイ・クロラ』シリーズは本人も認める代表作で、2008年アニメ映画化された。その他にも非常に多くの著作がある。

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