水没 青函トンネル殺人事件 (幻冬舎文庫)

  • 幻冬舎 (2007年12月3日発売)
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本 ・本 (496ページ) / ISBN・EAN: 9784344410480

感想・レビュー・書評

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  • 読めないエンディングではあった

  • 新進ファッションデザイナー・三上連は、少年の頃、ある人間を殺してしまい青函トンネルの中に隠していた。それから25年、パリの第一線で活躍する彼のもとに、何者かから「函館に帰ってこい」という脅迫状が届く。急きょ帰郷した彼を待っていたのは…。トンネル工事という無謀な国家プロジェクトに人生を翻弄された人々の哀歓の物語が始まる

  • 青函トンネル工事中の殺人事件が、トンネル点検中に見つかる。吹付けコンクリートに生きたまま埋め込まれた人物は、当時中学生だった友人たちの父だった。
    一人は売れっ子デザイナーとして活躍し、フランスと日本を往復している。
    女性は服飾関係の仕事を、水産関係の仕事をしているものもいる。
    そんな中、青函トンネルで轢死体が見つかる。
    2つの事件の関わりと、コンクリートから見つかった被害者、犯人、関わりのある人間たちが絡み合いながら、事件解決を目指していく。

  •  結局なんだったんだろう? と思ってしまう。
     イヤ。うん。分かるんだ。
     これが男のロマンって奴ですよね?ってことは。

     けれども、考えても見てください。1年や2年ならともかく、25年も1つの思いを抱えて人は生きますかね? ほんとにこれで生きていけますね? それはどんなキャラクターでしょう?
     なぜ破綻しないのか、不思議でしょうがなかったりした。

     男のロマンを解さない限りはダメなのかも。

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著者プロフィール

1956年、静岡県生まれ。明治大学卒。‘94年『死が舞い降りた』で日本推理サスペンス大賞優秀賞を受賞しデビュー。2000年『鬼子母神』でホラーサスペンス大賞特別賞、’10年には「随監」で日本推理作家協会賞短編部門を受賞。緻密な取材が生む警察小説やサスペンス小説で多くのファンを魅了する。本書は朝鮮戦争で計画された原爆投下の機密作戦を巡る謀略を描く渾身の作。著書に『限界捜査』『ソウル行最終便』『彷徨捜査』『伏流捜査』(祥伝社文庫)『撃てない警官』『夜の署長』等。

「2023年 『ブラックバード』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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