愛するということ (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 333
レビュー : 35
  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344410510

感想・レビュー・書評

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  • 「恋」を書いた著者の作品とは思えない凡作。

  • ひとつの恋が始まって、
    終わらせようとする時に
    生まれる苦しみが
    とてもリアルに、
    いきいきと描かれていて
    読んでいて息がつまるほど。

    本当に人を好きになると、
    こんなにも苦しく、
    それこそが生きているということなのだ、
    と、ひしひしと感じさせられる。

    再生への過程もとてもリアルで
    人の感情、感傷が
    苦しい中で小さな光を
    ゆっくりと見つけていくようで
    読むよりも感じるような
    小説だった。

  • 薄くもないし濃くもない、ということは薄っぺらという感じはしなかったということかな。
    描かれているのは人たちが一般的な人かどうかは別にして描かれている感情に関しては生々しいものがあったかな。ありふれたことなのかもだけど、こんな風に書かれると無視しにくいというか。『愛するということ』について多くの人が通る気持ちがよくまとまっていると思う。

  • 小池真理子さんの小説が好き。
    ませた女の子が年上男性を好きになって、夢中になって、自分を無くして、捨てられて、
    こじらせた憧れを含めて、むっとする色気を感じて、うっとりしてしまう。

  • 生々しい表現が苦手なので、そこは私には合わなかった。
    でも、ここまで人を好きになることって、一生に一度あるかないかだと思う。

    以前の自分の体験を思い出した。
    本当に好きなのか、執着しすぎて好きだと思い込んでいるのか。
    恐らくこのような気持ちになることはもうないでしょう。

  • なんだかなあ・・

  • ひとりの男(野呂)をいつまでも忘れられず、その男との付き合いを忘れないために新しい男と寝る女性の話。
    最終的には野呂を忘れられるところまでいくのだが、一本まるまる野呂のことを忘れられないって話になっているのがある意味すごいと思った。

  • 不倫の話。

    「感傷もほどほどにしろ。地獄の底から這い上がってでも生き抜いていこうとしている時に、いつも俺たちを邪魔してかかるのは感傷なんだ。それだけは忘れるな。」

    「一回、書いてしまったものはさ、消しゴムで消そうったって、だめなんだよ。消えないんだよ。」

    「怒って怒って、怒りまくれ。少女じみた感傷に耽って、くだらない涙にくれそうになったら、まず怒るんだ。」

    そんな登場人物の言葉が心に残った。

  • 公園でしゃれた古本とファーストフードを売る店のオーナー(元産婦人科医)とそこで働く20代の女性との物語。2人はつきあいこの時間は永遠に続くと思われるが、男が年上の女性と付き合いはじめ別れる。2人が外国に旅立っても彼を思い出し、そのことを中心に日々の生活を続ける女性。そこに年上の太った料理の得意な男性が現れる。反発しあいながらも気持ちが傾きはじめ、別れた男性一筋だった気持ちがほぐれていく。

  • 微妙な立場に経たされた主人公
    自分の信念を貫こうとしていく。
    全く別の人生訓を吐く男。
    結末は,戦友意識の芽生えかもしれない。

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著者プロフィール

1952年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。89年「妻の女友達」で日本推理作家協会賞(短編部門)、96年『恋』で直木賞、98年『欲望』で島清恋愛文学賞、2006年『虹の彼方』で柴田錬三郎賞、12年『無花果の森』で芸術選奨文部科学大臣賞、13年『沈黙のひと』で吉川英治文学賞を受賞。その他の著書に、『二重生活』『無伴奏』『千日のマリア』『モンローが死んだ日』などがある。

「2017年 『異形のものたち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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