愛するということ (幻冬舎文庫)

  • 幻冬舎 (2007年12月3日発売)
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感想 : 46
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  • 本 ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344410510

感想・レビュー・書評

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  • わかるところもわからないところも。でも人の恋愛ってそういうものか…自分の恋愛でもよくわからないし。
    野呂さんを烈しく愛して失って、というマヤの心の移り変わりがしみじみと感じられました。失恋した事ある人ならグッとくるだろうな。失恋した事ない人なんていないだろうけど。
    でも野呂さんの性癖はちょっとうっ…ときました。正直とか率直というのも時には考えものなのかもしれない。
    柿村さんも拝島さんも、こういう友情もきっとあるだろうなと思う。でもマヤを性的に奔放って捉える人もいるんだろな……

  • 少し考え過ぎかなぁ、もう少し楽に人を愛していくことはできないのかなあ…
    あれでは疲れて恋愛が苦しいだけでは…と感じる物語ですねー、恋愛中楽しいのかな、あの人は。
    個人差があるでしょうが、もうちょっと楽にニュートラルな感覚でいた方がいいかなぁ、あたしは^^

  • 人が恋におち、別れ、絶望と喪失感から立ち直るまでの物語
    主人公がどれほど傷つき苦悩したかは文中から痛いほど伝わり読んでて切なかった。
    ひとつの恋愛が終わるまでの過程で味わうその痛みは誰もみな同じなんだなーと改めて思う。

  • 小池真理子さんの小説は、読んでいてとても心地よく、癒される。上品で、自然に流れる文章に引き込まれ、気付くと物語の世界に自分が居る感覚・・何度も味わっている。大好きな作家さん。

  • 普通の女性の恋愛が始まる瞬間から、恋を失い、絶望し、再生するまでの物語。
    あまりにもありきたりで、エンターテイメント性はゼロに近いと思う。
    でも、あまりにもありきたりだからこそ、主人公の心情に思わず共感してしまう。
    どんなに愛し、愛されていると思う恋愛でも、ある日突然別れはやってくる。
    その時、どう乗り越えればいいのか?
    この本はそれを教えてれる。
    中でも、印象深いのは、「鉛筆で描いたものは、消しゴムで消そうとしても、完全に消えるわけじゃない。だったら、書いたことを素直に認めよう」と言うフレーズ。
    そう、恋愛は一度堕ちてしまったら、完全に消すことは出来ない。
    失ったものへの喪失感をどう乗り越えていくのか?
    この本の主人公は上手にそれを見つけたが、この問題は人間が一生抱えて行く問題なんだと思う。

  • 重ねて読んだ。鉛筆で書いたものを消そうとはしない。

  • 読んでて主人公に感情移入し過ぎて病みかけた。
    私はちょっとちがうかな。

  • くどい?若い時に読んだら違うのかも?

  • 大恋愛をした女性の心そのもの、、
    なような気がしました。
    勉強になります。

  • 表紙通りの大人の恋愛でした。不倫からの別れ。忘れられない気持ちをどうしたらいいのか、どうしたら忘れられるのか…辛く切ない恋愛でしたが、バイトの菜穂子や柿村さん人との関わりで少しずつ変わっていく様子は勉強になりました。やっぱり行動を起こさないと変わっていけないものなのかも。

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著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小池真理子の作品

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