愛するということ (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 349
レビュー : 38
  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344410510

感想・レビュー・書評

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  • 大恋愛をした女性の心そのもの、、
    なような気がしました。
    勉強になります。

  • 表紙通りの大人の恋愛でした。不倫からの別れ。忘れられない気持ちをどうしたらいいのか、どうしたら忘れられるのか…辛く切ない恋愛でしたが、バイトの菜穂子や柿村さん人との関わりで少しずつ変わっていく様子は勉強になりました。やっぱり行動を起こさないと変わっていけないものなのかも。

  • ストーリー自体には現実味が薄いが、不倫相手に捨てられた主人公の心情表現は上手いと思う。

  • 「恋」を書いた著者の作品とは思えない凡作。

  • ひとつの恋が始まって、
    終わらせようとする時に
    生まれる苦しみが
    とてもリアルに、
    いきいきと描かれていて
    読んでいて息がつまるほど。

    本当に人を好きになると、
    こんなにも苦しく、
    それこそが生きているということなのだ、
    と、ひしひしと感じさせられる。

    再生への過程もとてもリアルで
    人の感情、感傷が
    苦しい中で小さな光を
    ゆっくりと見つけていくようで
    読むよりも感じるような
    小説だった。

  • 薄くもないし濃くもない、ということは薄っぺらという感じはしなかったということかな。
    描かれているのは人たちが一般的な人かどうかは別にして描かれている感情に関しては生々しいものがあったかな。ありふれたことなのかもだけど、こんな風に書かれると無視しにくいというか。『愛するということ』について多くの人が通る気持ちがよくまとまっていると思う。

  • 小池真理子さんの小説が好き。
    ませた女の子が年上男性を好きになって、夢中になって、自分を無くして、捨てられて、
    こじらせた憧れを含めて、むっとする色気を感じて、うっとりしてしまう。

  • 生々しい表現が苦手なので、そこは私には合わなかった。
    でも、ここまで人を好きになることって、一生に一度あるかないかだと思う。

    以前の自分の体験を思い出した。
    本当に好きなのか、執着しすぎて好きだと思い込んでいるのか。
    恐らくこのような気持ちになることはもうないでしょう。

  • なんだかなあ・・

  • ひとりの男(野呂)をいつまでも忘れられず、その男との付き合いを忘れないために新しい男と寝る女性の話。
    最終的には野呂を忘れられるところまでいくのだが、一本まるまる野呂のことを忘れられないって話になっているのがある意味すごいと思った。

  • 不倫の話。

    「感傷もほどほどにしろ。地獄の底から這い上がってでも生き抜いていこうとしている時に、いつも俺たちを邪魔してかかるのは感傷なんだ。それだけは忘れるな。」

    「一回、書いてしまったものはさ、消しゴムで消そうったって、だめなんだよ。消えないんだよ。」

    「怒って怒って、怒りまくれ。少女じみた感傷に耽って、くだらない涙にくれそうになったら、まず怒るんだ。」

    そんな登場人物の言葉が心に残った。

  • 公園でしゃれた古本とファーストフードを売る店のオーナー(元産婦人科医)とそこで働く20代の女性との物語。2人はつきあいこの時間は永遠に続くと思われるが、男が年上の女性と付き合いはじめ別れる。2人が外国に旅立っても彼を思い出し、そのことを中心に日々の生活を続ける女性。そこに年上の太った料理の得意な男性が現れる。反発しあいながらも気持ちが傾きはじめ、別れた男性一筋だった気持ちがほぐれていく。

  • 微妙な立場に経たされた主人公
    自分の信念を貫こうとしていく。
    全く別の人生訓を吐く男。
    結末は,戦友意識の芽生えかもしれない。

  • タイトルそのまま…恋愛感がたっぷり詰まった作品です。

    主人公の恋愛は不倫なんですけど、“愛する”という気持ちは恋愛する人みんなおんなしですからね。
    ものすごく共感できる部分が多くて、完全に感情移入してました。。

    愛する人との出会い、愛する予感、愛される喜び、失う悲しみ、絶望・・・感情移入し過ぎて、なんだかおかしくなりそうでした。

    不思議だったのは、別れが訪れたときの自然な感じ…なんなんでしょね。
    相手が離れていくことが自然な流れのように感じて、それが逆に怖くなりました。。

    自分に対して愛したように、誰かを愛することがあるわけじゃないですか??
    そのとき自分はもう必要な存在じゃなくなって、相手の中から消えていく・・・それってものすごく恐ろしいことですよね。。


    相手から全く愛されてないことがわかっていて、しかも相手には愛する人がいて、なのに相手を愛することをどうしてもやめられない


    そんな状況になったら…どうするんだろ。。
    愛することは、幸せなだけじゃない、、、ですね。

  • 恋愛小説を読みたいなあ、と思いながら図書館で借りた本です。
    恋愛小説家をあまり知らなくて、以前読んだ「恋」という本のインパクトから、ついついいつも小池真理子を手にとってしまいます・・・

    主人公が彼と出会って愛し合い、別れ、嫉妬し、絶望し、そして再生するまでを描いた本です。
    大恋愛や大失恋の経験もなく、あまり恋愛に苦労をしたことがなかったせい?か共感!という気持ちにはなれなかったけど、彼が彼女を愛したことを後悔していないところはほっとしました。

  • 最初はね、
    どうしようもなくて
    辛くて苦しくて
    見てられないくらいに
    気持ちの入った話しと思ってた。

    けど、違った。

    感情的で感傷的な人を
    冷静にたんたんと書いてあった。

    人は、
    一回ぐちゃぐちゃに
    失って傷付いて壊さないと
    大人になれないのかもしれない。

    少なくとも、
    私のなりたい大人になるには
    必要な気がした。

  • 愛するということは、やみくもに対象に溺れることではない。
    むしろ、その逆であるということを、わたしは知ったような気がする。

    愛なんかくそくらえだ。
    しかし、愛なくしては生きられない。

  • 主人公が少し自分に似ていた。失恋したときにまた読みたいな。得ることが多かった本。

  • 一日で夢中になり読破してしまった。
    今の状況にぴったりはまっていて、心の隙間が多少うまったような気持ちになり、涙がとまらなかった。甘くセツナイ、でもためになる本。

  • 純粋に恋がしたくなる本。
    現実にこの男と出会ってしまったら、自分自身この主人公と同じ末路をたどるのではないかと思ってしまった。
    小池氏の作品にしてはスラスラ読める本。

  • 101107

  • 【既読】
    愛し、信じていた男に別れを告げられ失望する女の話
    ですね、今読んでいる段階では。
    あらすじには愛の始まりから失恋、絶望、再生までと書いてあるので楽しみに読んでいきたいと思います。

    その相手に本当に惚れちゃったらもうその人のことしか考えられなくなるよね。マヤのように。

    それにしても野呂も器用だな。

    【読み終えて】
    てっきり野呂よりいい男が登場して、ハッピィエンドにって・・・なりませんよね。それじゃあ今までの野呂に対する想いは何だったのよ?結局そんなもの?
    ってなる自分もいるし、マヤには野呂のことなんて忘れて幸せになってと思う自分もいる。

    もう野呂のことはいいじゃん!柿村さんとかいいじゃない!って思うんだけど、そう簡単に割り切れるものじゃないんだなと読み終えて思いました。
    愛って難しい。
    簡単なように見えて複雑で苦しくて、辛くて、幸せだけじゃない。

    こんなにも愛や恋について考えさせられる、小池さんの本が好きです。

  • 2週目読了。

    「人は人を愛するとき、いつもどこかで本当の自分、飾り気のない自分をさらけ出してしまうのだろう。相手に見せたい自分、こんなふうにみてもらいと願う自分は、実は常に、中身のない、実体のない、ただの抜け殻にすぎないのだ。」

    「もう全然愛されてなんかいない、ってわかってるのに、わたしは彼を愛することをやめられないんだ」

    「悲しみは乗り越えるもんじゃないさ」「埋めるもんなんだ」
    「そこに悲しみがあった、なんてことすら忘れるほど深くね、埋めちまう。そういうことが出来るようになれば、一人前だ」


    柿村が、絶妙なポジション。

    野呂みたいな男には、こっちからハマったらダメだろー
    マヤの心情が手に取るようにわかる。

    でも今は、そんな気持ちは、誰に対しても、ないとおもう。
    誰に対しての気持ちかわからないだけなのかもしれないけど。

    小池真理子スキー

  • 図書館の本

    内容(「BOOK」データベースより)
    人は人を愛する時、いつもどこかで本当の自分、飾り気のない自分をさらけ出してしまうのだろう。相手に見せたい自分、こんなふうに見てもらいたいと願う自分は、実は常に、中身のない、実体のない、ただの脱け殻にすぎないのだ―。愛の始まりから失恋、絶望、再生までを描く小池文学の決定版、本格恋愛小説。

    冷静でありながら、半狂乱な女の心理。
    崩れそうで崩れないけれど、崩壊はしている、そんな失恋後。
    男はずるいね。きっぱり切ればいいものを、「優しさ」というずるさで保護は続ける。
    そこから抜け出せた時点が初めて「恋」の終わりだったのだと思う。
    痛いけど、苦しくなかった不思議な読後感。

  • 小池真理子はどうやら好きみたい。 恋愛を味わいつくす余裕がありつつ溺れない姿勢がいいのかも。

  • わかるところは少ししかなかった。
    すごい脂ののった恋愛をしてるのは30代の男女なのかなーと。

  • 普通の女性の恋愛が始まる瞬間から、恋を失い、絶望し、再生するまでの物語。
    あまりにもありきたりで、エンターテイメント性はゼロに近いと思う。
    でも、あまりにもありきたりだからこそ、主人公の心情に思わず共感してしまう。
    どんなに愛し、愛されていると思う恋愛でも、ある日突然別れはやってくる。
    その時、どう乗り越えればいいのか?
    この本はそれを教えてれる。
    中でも、印象深いのは、「鉛筆で描いたものは、消しゴムで消そうとしても、完全に消えるわけじゃない。だったら、書いたことを素直に認めよう」と言うフレーズ。
    そう、恋愛は一度堕ちてしまったら、完全に消すことは出来ない。
    失ったものへの喪失感をどう乗り越えていくのか?
    この本の主人公は上手にそれを見つけたが、この問題は人間が一生抱えて行く問題なんだと思う。

  • <font size="1">考えさせられました。
    恋愛と性愛のうんぬんについて。
    私の最近の悩みだったので。
    でも解決はしなかったけど。
    でも主人公は恵まれてると思います。
    自分の気持ち解ってくれて
    それをぶつけられる男がいるんだから。</font>

  • こーゆー女の話し嫌いなので
    半分読まずに友達にあげました。笑

  • 小池真理子さんの作品の中ではあまり印象が強くは残らなかった作品ではあるが、
    他の作品より現代的な感じで若い人には読みやすいと思う。(08年8月某日)

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著者プロフィール

小池真理子(こいけ まりこ)
1952年東京都生まれの作家。成蹊大学文学部卒業。89年「妻の女友達」で日本推理作家協会賞(短編部門)、96年『恋』で直木賞、98年『欲望』で島清恋愛文学賞、2006年『虹の彼方』で柴田錬三郎賞、12年『無花果の森』で芸術選奨文部科学大臣賞、13年『沈黙のひと』で吉川英治文学賞を受賞。その他の著書に、『二重生活』『無伴奏』『千日のマリア』『モンローが死んだ日』などがある。
2019年1月6日から、『モンローが死んだ日』がNHK BSプレミアムでドラマ化。主演は鈴木京香、草刈正雄。

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