ファイブ (幻冬舎文庫)

  • 幻冬舎 (2007年12月18日発売)
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本 ・本 (264ページ) / ISBN・EAN: 9784344410701

感想・レビュー・書評

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  • 今年30歳になり、僕は今だにバスケットを続けてる分、共感できる部分が多かったですが、バスケやってるやってないにかかわらず楽しめる内容です。

    佐古、外山、後藤
    僕がバスケを始めた学生時代から常に一線級で活躍していて、テレビ、雑誌でよく見た名前です。
    好きなバスケで仕事ができてうらやましいと思ったりしていましたが、テレビで試合を見てるだけでは分からない苦労や挫折があったようで。
    一人一人の人生が上手く描けていて引き込まれました。

  • まずは、懐かしかったです。25年前、勤めていた工場に当時の日本トップクラスの社会人チームがありました。この作品の登場人物は、そこに在籍して応援していた選手だったり、相手として強敵だったりしました。その後、こんな風にジグザグしながら道を拓いていったのを知り、やっぱりすごい人たちだな、と思いました。

  • バスケットボール 社会人部の廃部
    32歳の主人公及び周囲の人達
    一夜で読む

  • 佐古賢一とシーホースの物語。
    いまだに現役の選手が数人出てきたり、当時の運営の話がでてきたり。
    Bリーグ、まずは1年乗り切ったけど、これから。

  • 現在では名門となった三河シーホースの前身、アイシン電機バスケットボール部が名門と呼ばれるチームになるまでの軌跡を名プレイヤー佐古賢一を軸に描く。現在のBリーグが発足する前の日本リーグ(実業団リーグ)のお話。昔ながらのバスケファンも新たなBリーグファンも楽しめる一冊。実話です。

  • ふうぅ、よかった。

  • 急にバスケの試合が観たくなり、初めてNBLの試合を何試合か観に行ったら、昔バスケに夢中だった頃を思い出した。
    そんな矢先にこの本の存在を知り即購入。

    軽い気持ちで読み始めたら、涙、涙、涙。

    これが本当にチームとして戦うバスケだと思う。
    チームの事を考えて、自分の立ち位置を考えて、
    仲間を信じて、プロとしてプレイする。
    アイシンがこんな弱小チームからの出発だったなんて知らなくて
    本当にびっくりした。
    いつか代々木体育館でアイシンの決勝戦を生で観戦したいと強く思った!

  • ノンフィクション。これは物語ではなく、現実のお話。

    とある社会人バスケット選手たちのお話。
    ありきたりの、リストラにスポーツものという題材であるが、実に胸打つものがある。
    若さを過ぎた者たちの再起と奮起。

    読むもの全てに感動を与えるとは言わないが、とても込み上げるものがある。仕事に行き詰まっている人が読めば、なおのこと、自分を省みずにはいられなくなるだろう。

    ひたむきさ、実直さ、誠実さ。
    そんな感情を思い起こさせてくれる良い一冊でした。

  • かつて栄光を手にした選手たちがバスケ部の休部を受け、解雇という憂き目を受けながらも、弱小の新天地アイシンをJBL優勝まで導くサクセスストーリー!
    30歳を越えたバスケ好きには共感を覚える内容。佐古、外山、後藤選手。彼らの全盛期を知るからこそ内容にどっぷりと浸れる。その点を考えれば読み手を選ぶ一冊だと感じる。まさにど真ん中の自分としてはオススメの作品!

  • 良かった!佐古賢一の当時の映像も探して観ました。やはりバスケは楽しい!

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著者プロフィール

1968年、東京都生まれ。作家。出版社勤務ののち、著述に専念。小説、ノンフィクション、エッセイ、映画脚本、映画評など執筆は多岐に渡り、雑誌や新聞での連載も多数。中でも実話を基にした作品を数多く手掛けており、著作が映画化、ドラマ化もされている。おもな著作に、『ありがとう』『還暦少年』(講談社)、『4アウト』『サッカーボールの音が聞こえる』(新潮社)、『ファイブ』『魂の箱』(幻冬舎)、『灰とダイヤモンド』『最後のスコアブック』(PHP研究所)など。

「2020年 『中田翔 逃げない心 プロ野球選手という仕事』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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