「お買いもの」のいいわけ (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344410947

感想・レビュー・書評

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  • 「お鉢いっこあれば、すべて事足ります」
    と、言った良寛さんの教えをお守りのように
    大事に胸に抱えてはいるものの、
    日々のお買い物時には誘惑が多い。

    (これが無くても生きてはいける、でも。)
    的な思いがよぎった時の迷いの処理の仕方が、
    この本のタイトルとかぶっていたので読んでみた。

    この商品が家にある事でのメリット。
    を、あれこれ語る様は面白い。
    そして、
    私もそうなのであるが
    雑貨好きさんは、
    使用目的よりも、雑貨のデザインに惹かれ購入してしまう人が多い。
    (好き)な気持を追いやれないトコはやや共感。

    だが。
    くるり、と私が座っている椅子を回せば(回るタイプ)
    うしろの雑貨部屋(物置と化してる?)が目に入る。
    そこに消費税前にやまほど購入したテッシュの箱。

    (ん~?スコッティのテッシュ??)
    あ、あるある。
    そういえば、言われてみると
    ティッシュの箱は何故かすべて5色に分かれている。
    それを何とも思わずにいたのだが、
    ストライプデザインのスコッティテイッシュ5色のうち、
    何故か白だけが人気なのだそう。
    この白のみセットのスコッティは若干割高でなんと400円以上。
    それでも購入してしまう著者の拘りには
    さすがに追いつけそうにもないな、と感じた。

    しみじみテイッシユの柄を眺めてみたのも
    初めてであったが、わからない人には永遠にわからない。
    でも…。
    白のティッシュ箱に癒される為に
    自分で稼いだお金を消費する行為の中に
    とりあえず<悪>要素は微塵もないよな、と思った。

  • この人の焼く丸パンが大好き。 審美眼もなかなか。 T.YAMAIのヒッコリーのスカート、千本松牧場牛乳、ナニワイバラ、辻和の焼き網、一宮御坂の白桃、アラビア社の密閉容器AIR、青山アンデルセンのパン・グリエ、ニーナ・ヨップスの布バッグなどなど、図書館で借りたけど、手元に置いておきたいような一冊。

  • 堀井さんのようにこれ、というこだわりのある人のエッセイはとてもおもしろい。なぜ、こんなにパン焼いてるのに粉はカメリアでよくて、ミルクティーのための牛乳は電車のって買いにいくほどこだわるのか。読んでると、あ、そういえばあれは、といった自分が妙にこだわっている買いたいものを思いだす。
    それから、部屋をきれいにしておいしいパンと紅茶を用意したくなる。

  • いいもの買いたい。んでカンペキな家に住みたいと思う。
    でも難しいしムリよねえ
    せめて一個ずつそろえて城を作りたい。
    白いカップには同感。

  • 図書館で借りた、「収ったり、出したり」を読んでファンになった作家さん。
    「収うということは収納するというより、自分の感覚で真剣に選んだものを、自分の空間の中で、生き生きと居続けてもらうために1番きれいに見える場所に、きれいに見えるものたちを間に置いて、そのデザインにもしっかりこだわりたい」という一説にひどく納得した。

    その著者のこだわり抜いたものたちを購入する時の気持ちや、思い切り方が知られて面白かった。

  • 買い物の話だけど、気が引き締まる。

  • 同じ粉でパンを焼き続けていたり、ミルクティー用の牛乳を同じ電車賃を払ってまで買いに行ったり…普段の生活にこだわりを持っているところが素敵。私は欲しいものが手に入るとそれで満足してしまうことがあるので、この本に書かれていた「使いこむことで味が出るものもある」という記述にハッとさせられました。「お買い物」をして気が済んでちゃダメだよなあ…ちゃんと愛して使ってあげないと。 

  • 100202(a 100216)
    100817(a 100819)

  • この人の文章て科学エッセイの類に似てる。
    ご本人がきっとものすごく理知的な方なのだろうと思う。
    理知的な人の買い物の本であって、実は「ほっこり」とかそういう雰囲気と対極にある本な気もする。

  • 特に言い訳している感じではなくて、買ってほんとに良かった!って思ってる感じです。この人の好きなのはシンプルで機能的で、けして無駄遣いには思えませんね。飛田和緒と谷村志穂のお買い物日記に似ているようで、やっぱり違ってました。

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著者プロフィール

ほりいかずこ●1954年、東京生まれ。上智大学フランス語学科卒業。中学生の頃からの料理好きが高じて、料理スタイリストになる。1984年から3年間、夫の仕事でニューヨーク郊外で暮らす。帰国後、シンプルで洒落た食情報や料理を紹介。おいしいと思ったもの、素敵だと感じた生活空間を、写真、文、イラストを自らも手がけて伝える単行本が人気。その徹底した美意識と、文章の行間がかもし出す自由な雰囲気に惹かれ、熱烈なファンが多い。 2011年には「一丁目ほりい事務所」を設立。若手作家とコラボレーションをして、オリジナルのテーブルウエアなどを製作している。

「2014年 『北東北のシンプルをあつめにいく』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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