美人の日本語 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 365
感想 : 34
  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344411210

作品紹介・あらすじ

「花明かり」「綺羅」「手弱女」など美しい日本語を、日めくりカレンダーのように一日一語一年三六六日分を紹介する。たとえば一〇月三一日は「玉響」。玉とは宝石のこと。宝石が揺れるほんのわずかな時間のことを「玉響」という。貝寄風、東雲など自然を表す言葉や福寿草、相思草など草木の名前も収録。口にするだけで心が綺麗になる一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 「花明り(はなあかり)」「和草(にこぐさ)」「曲水(めぐりみず」「花筏(はないかだ)」春にふさわしい日本語だけでもこんなにありますが、聞いただけでは何の事だか(^^)昔の人は四季に根ざした日々の営みや事象を風情ある美しい言葉で表しました。本書は著者の山下景子さんがそのような美しい日本語を1日ひとつ紹介していく形で365日を飾ってあります。ちなみに1ページ目「四月朔日(わたぬき)」とは4月1日のこと。昔は4月1日にそれまで着ていた着物の綿を抜いたのでそう呼ばれたそうです。今で言えば衣替え。元旦は身がひきしまる思いですが、うららかな春の日差しを浴びる四月朔日は生き物達のスタート。夢をふくらませるのにふさわしい日ですね。
    図書館で借りたのですが、これは間違いなく手元に置いておきたい本となりました!おすすめです♪ (4.5)

  • 「美しい日本語を日めくりカレンダーのように一日一語
    紹介する」というコンセプトの本です。
    私の誕生日の言葉を調べたら「幸い」でした。
    どの言葉も素敵でいいですね。
    一つ一つ丁寧な解説もついているので、読んでいて
    ためになります。
    本当に口にするだけで心がきれいになりそうです!

  • 葦垣の中の和草【にこぐさ】にこやかに我と笑【え】まして人に知らゆな
    「万葉集」

     若者言葉やネットスラングなど、新しい日本語は次々と生まれ、いつの間にか消費されてゆく。そんな中、古典作品で出会う古語から、新鮮な発見を得ることも少なくない。
     たとえば掲出歌。「和草」は、早春の、生えたばかりのやわらかい草や、茎などのやわらかい部分を指すという。
     歌の意味は、垣根越しに「和草」のようににっこりと私にほほ笑むあなた、二人の仲を、他の人に知られないようにね、だとか。「万葉集」巻11の、よみ人知らずの歌だが、内容は現代のツイッターでもつぶやかれていそうな恋の一場面だ。文字通り、ほほえましくなってくる。
     よく使われる「にこにこ」「にっこり」などの言葉も、古語の「和【にこ】し」から来ているそうだ。 
    そんな「和草」はじめ、美しい日本語を1日に1語教えてくれるのが、山下景子の著書「美人の日本語」。
     日めくりカレンダーふうの構成で、今日、5月4日の言葉は「競牡丹【くらべぼたん】」。ボタンの花が、その美しさを競うように咲いている様子を指し、華やかな女性たちが互いに美を競う姿も指しているという。
     立てばシャクヤク座ればボタン、歩く姿はユリの花、とは女性に対して使う表現だが、「牡丹」と漢字で書くと、少々意味合いが変わってくる。「牡」の字はオス、「丹」は赤の意味。むしろ、「牡丹」とは雄々しい花なのかもしれない。そんな種々の発見にも出会える、美人本。

    (2014年5月4日掲載)

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「日めくりカレンダーふうの構成」
      気が向いた時に読むのに良い感じですね。。。
      「日めくりカレンダーふうの構成」
      気が向いた時に読むのに良い感じですね。。。
      2014/05/09
  • とても素敵な本です。

    1年をこのように数えるときっと
    素敵な日々を過ごせると思いました。

    なにか辛いことがあったときに読むと
    安心できると思います。

    ほっこりする本です。



    hug minori

  • 美しい人は、美しい言葉を使います。
    だから、近づいてみたかった。

    365日、365個のことばたち。
    文字の羅列の奥に潜む
    小さな吐息と、微笑。
    どんなことばにも、そんな風に表情があって
    それを理解できた時にきっと
    美人の日本語が使いこなせるのかな、なんて。


    2009年7月4日  読了

  • 美しい言葉、夢を与えてくれる言葉、毎日を彩ってくれる言葉、心を和ませてくれる言葉。言葉には言霊といって魂がある。「花あかり」「花筏」「陽炎」「風待月」「螢狩り」「涙雲」「恋忘れ草」「轍」「南風」「風流」「雲間」「黄昏」「忘れ潮」「栞」「玉響」「恋染紅葉」「琴線」「木枯し」「故郷」「風花」「花弁雪」「雪洞」などなど。。

  • 美しい日本のことば。使いこなせてこそ大和撫子、日本の美人。

  • 日めくりカレンダーのように1日1語1年366日分素敵な日本語が紹介されています。一番好きなのは「道楽」。「道をいく楽しみ」として紹介されています。この本を読むまでは、道楽はあまりいい意味で使われていないと思っていましたが、実は違う意味がある。日本語の奥深さを考えさせてくれる素敵な本です。

  • 1日1語、1年分の日本らしく奥ゆかしい言葉が書かれています。読んでいると心が穏やかになりそうです。

  • ◆きっかけ
    2016/8/17

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著者プロフィール

■山下 景子(ヤマシタ ケイコ)
兵庫県神戸市生まれ。
武庫川女子短期大学国文科卒業後、作詞家を目指し、「北海道・北賛歌コンクール」「愛知・名古屋マイソング」で最優秀曲など、数々の賞を受賞する。
初めての著書『美人の日本語』(幻冬舎)は26万部を超えるベストセラーに。
他に『花の日本語』『ほめことば練習帳』(幻冬舎)、『しあわせの言の葉』(宝島社)、『日本人の心を伝える思いやりの日本語』(青春出版社)、『大切な人に使いたい美しい日本語』(大和書房)、『手紙にそえる季節の言葉365日』(朝日新聞出版)などがある。

「2021年 『万葉の鳥』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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