四つの嘘 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 656
レビュー : 99
  • Amazon.co.jp ・本 (462ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344411319

作品紹介・あらすじ

淫乱に生きるしかない詩文。平凡に生きるしかない満希子。仕事に生きるしかないネリ。平凡に生きるはずだった美波。かつて私立女子校で同級生だった四人はそれぞれ別の人生を歩んでいたが、美波が四十一歳で事故死したことから、運命が絡みあう。残された三人の胸に愚かしくも残酷な「あの頃」が蘇り、それぞれの「嘘」が暴き立てられていく-。

感想・レビュー・書評

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  • 読むと止まらなくなった小説。女子校出身の4人が、41歳になって、それぞれの事情で、貪欲に、淫蕩に、諦め気味に、狡猾に生きている。皆、自分らしく生きてきたつもりが、プライドと違和感が入り混じって、不安と負けず嫌いな面が交差して…それがまたイイ。クラスで学級委員をやっていた人にも、集団行動がニガテだった人にも、読んでいて必ず心当たりがある部分が出てくる。新聞の連載小説だったようで、1ページ毎に先が気になってしょうがない感じがスゴイ! …あ、でも男性は読まない方がいいかも。女性の腹の底まで知らない方が、きっとシアワセな気がするので。。。

  • 【ネタバレ含】わざわざタイトルに「嘘」とつく割には
    嘘の内容がどれもこれも小さいなぁ…。
    誰も彼も自分がかわいこちゃんで
    読むのがとても疲れた。

    河野も河野でちょっとキスしただけの女なのに、
    そこまで美波に執着する?って感じ。。
    美波も然りだけどさ。。
    しかも、それが子どもにまで続くんだよね…。
    なに、この視野が狭い母娘。。

    そして、これが新聞連載とは…。
    朝から盗った盗られた、犯されたなんて話キツいなぁ…。

    (できるだけポジティブなレビューを書くことを心がけていたけれど、これはダメだった。。ごめんなさい)

  • 美波、満希子、詩文、ネリの四人の過去と現在が紡がれる。脚本家の作品だけあってストーリーが明確でスイスイと読めた。個人的には詩文の刹那的な生き方に引き込まれた。

  • 面白かった! ・・・途中までは、苦笑。 結末以外はわりと満足しています。

    人間なんて、誰でも嘘を吐くものですよねぇ。

    まぁとりあえず、例え不幸になったとしても詩文のような女になりたい。詩文のような女でありたい。ブッキや美波ではなく。ネリにはなれないしなー。

    数年前にはドラマにもなってたみたいですけど、どーだったんですかね?見たことはありません。

    新聞か雑誌かに連載されていた作品らしいですが、一気に書き上げられた(と、思しき)ものと連載形式でちょこちょこ書かれたものとでは、やっぱりラストまでの魅せ方が違うなと思います。

  • 恋に恋した挙句に奪われた男に似た男と結婚する女、10代の頃は美貌でちやほやされるも挫折を知り家庭に埋没する女、スリルある肉体関係にしか生を見いだせない女、勉強という安易な道に邁進した結果乏しい人生となった女。

    物語とは人物に感情移入し、自分ならどうするかを考えるものだ、という謎の断定を最近見掛けた。
    全く賛同はできないが、ふとこのことを思い出して考えてみるに、私は明らかに満希子だ。そして残念なことに、4人の中で私が最も嫌うタイプの女が満希子だ。
    自分の価値とは。

  • 大石静の話は自分に重ねられるエピソードが多い。高校生のとき感じたこと、中年だから考えること。中年でも恋をしていいと言ってくれるところが好きだ。

  • 私立女子高の同級生4人、卒業後は別々の人生を歩んでいたが、41歳の時、1人の事故死をきっかけに、3人が連絡をとりあい、人生が交錯する。
    もともと仲良し4人組ではなく、本音が出て面白くもあるが中途半端な感じだった。
    ドラマは、永作博美主演で詩文が主役。
    小説は誰が主役というわけでもなかったな。
    (図書館)

  • 学生時代に気の合わない人とは大人になつても
    近づかなければいいのに。

  • 話が進むにつれ、引きこまれていった。
    それぞれの視点での話があり、読みやすかった。こんな、ドロドロした話が好きだなぁ。

  • 女のどろっとしたところを書いた作品。
    人間の皮一枚下ではこんなことを考えているのだなぁと。
    そして詩文がそんな死に方選ぶかなぁと。
    文学少女ならもっときれいな死に方を選ぶような。

    後半になるにつれ、読後感さわやかに持っていこうとしている感じがしてなんか違和感。
    最後まで何か貫いてほしかったな。

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著者プロフィール

大石 静(おおいし しずか)
1951年東京都生まれの脚本家・作家・女優。日本女子大学卒業後、女優になるため青年座研究所に入る。1981年、永井愛と「二兎社」を設立、二人で交互に女優と脚本を担当。1986年『水曜日の恋人たち 見合いの傾向と対策』で本格的に脚本家としてデビュー。
以降、多数のテレビドラマの脚本を担当することになり、1991年脚本家に専念するため俳優を廃業、二兎社を退団。1996年『ふたりっ子』で第15回向田邦子賞、第5回橋田賞受賞。2008年『恋せども、愛せども』により文化庁芸術祭賞テレビ部門(ドラマの部)優秀賞受賞。2011年『セカンドバージン』により東京ドラマアウォード2011脚本賞、放送ウーマン賞2010を受賞。アニメ『神撃のバハムート VIRGIN SOUL』の脚本も務めている。
飛躍する若手俳優を見抜く眼力に定評があり、内野聖陽、佐々木蔵之介、堺雅人、長谷川博己を自らのドラマに登用してきた。2019年、NHK札幌放送局が制作する北海道150年記念ドラマ、嵐・松本潤主演「永遠のニシパ~北海道と名付けた男 松浦武四郎」(ニシパは小さいシが正式表記)脚本を担当。
『セカンドバージン』等、ドラマ脚本作の単行本・文庫化作は多い。2018年に対談を書籍化した『オンナの奥義 無敵のオバサンになるための33の扉』を刊行している。

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