雨女―公事宿事件書留帳〈13〉 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344411418

作品紹介・あらすじ

泥鰌売りをして細々と独り身の生計を立てている岩三郎は、篠突く雨に打たれて長屋の木戸門にもたれかかる若い女を助ける。だが、事情を問う彼にお菊と名乗る女は、何も聞かずここに置いてほしいと懇願するばかり。やがて二人の暮らしぶりが長屋の噂になり始めたころ、岩三郎は思わぬ事実を知らされる-。傑作時代小説、シリーズ第十三集。

感想・レビュー・書評

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  • 「雨女」恩返しするために娘が決断した事 薄っぺらい現代社会では到底出来ない娘の決断は感動ものだ。

  • L 公事宿事件書留帳13

    いつもの緊張感のない鯉屋。
    幼いほとけ。父を想う清助の健気さが沁みる。雨女。大抵転がり込んでくる輩は曰くがある。鉄則。

  • 2008/06/14読了

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著者プロフィール

1946年愛知県生まれ。愛知県立女子大学(現・愛知県立大学)文学部卒。75年「石女」で第24回小説現代新人賞、82年『陸奥甲冑記』『寂野』で第3回吉川英治文学新人賞を受賞。古代から近世を舞台に、資料を駆使した独自の視点による歴史小説を執筆。

「2017年 『似非遍路 高瀬川女船歌九』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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