- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344411616
感想・レビュー・書評
-
大貫が改心することへの裏付けが微妙。でも、逆にそれが小さい頃読んでいた話がポーンと進む絵本のようりパコが愛おしくなってきて、後半はテンポよく読めた。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
38
一人の偏屈オヤジと、1日しか記憶のもたないパコ、そしてそれぞれに人生を思い悩む人達の織り成す奇跡の物語。
そして一冊の絵本をキーストーリーとして、物語は進む。
もう少しファンタジーな世界観かと思っていたが、映画のイメージが強かっただけか、意外とリアリスティックであるのが印象的であった。 -
映画『パコと魔法の絵本』の原作となった後藤ひろひとの舞台『MIDSUMMER CAROL ガマ王子vsザリガニ魔人』のノベライズ作品。実家より拝借。
「どうせノベライズだから」とあまり期待せずに読み出したのですが、読みやすく、無理やりだと感じるストーリー展開も少なく、普通に小説として楽しめました。よくよく調べると作者の関口尚氏は受賞歴もある作家さん。失礼しました。
内容は全く知らなかったので、読む前は『ハリーポッター』みたいなバリバリのファンタジーだと思っており、そこは「あれ?」という感じでしたが(^-^;
実際には人情の詰まった作品。自分のことではなく、人のことに一生懸命になる、というのは頭で考える以上に難しくて、肉親や恋愛以外だとなおさら。そういう意味では、クソジジイだった大貫のスイッチが入ってからの行動は素晴らしいものですよね。だからこそ、周りのみんなも動かすことができたのだと思います。
自分も、いつか、ここまで打算なく行動することができるでしょうか。 -
映画化が決まり読むことに。
いじわるおじいさんと記憶障害の少女 変わった登場人物
かわいらしい絵本がすんなり入り 心が温まる作品 -
良くも悪くも映画のまま、という感じでした。
ただ私は映画がとても好きなので、この本のキラキラした雰囲気は大好きです。 -
映画を見たのがずいぶん前なので、キャストとかも曖昧になってた。けど、本を読んでみたら、ただ純粋に感動した。いいことも悪いことも含め、『人間』なんだなぁ…と思った。心が暖かくなる優しい話でした。
-
厳密にはファンタジーではないのかもしれないけれど・・・・
雰囲気はファンタジーですね。
もう一度映画みたくなりました。 -
人物描写に圧倒されます。ここまで根性曲げた描写ができるなんて。。笑
登場人物みんながみんな、アクが強すぎて、それがうまいこと調和されているのも好感触。 -
映画を観終わってすぐに買った本でした。
とても読みやすく、分かりやすいお話だと思います。
登場人物も個性的な面々ぞろい。
映画と一緒に楽しんでいただきたい一冊です。