- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344411616
感想・レビュー・書評
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ファンタジー要素全開の小説だと思ったが全く異なり、現実的な話だった。
人の心を捨てた男が少女と出会い、改心していく話だった。
1人で生きていけると強気でいても、他人の優しさに触れると崩れてしまう。だがその脆さを認めることで自分にも優しくできる。涙の止め方は枯れるまで泣けばいい、赤ちゃんでさえ知っているのに。
年齢を重ねる度に素直になれなくなる意固地な心を解きほぐしてくれる優しい小説だった。
だが、なぜ改心する気持ちになれたかの描写がいまいち伝わらなかった為、感動とまではいかなかった。 -
大貫が改心することへの裏付けが微妙。でも、逆にそれが小さい頃読んでいた話がポーンと進む絵本のようりパコが愛おしくなってきて、後半はテンポよく読めた。
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号泣。
号泣なのに★×2つとはこれ如何に?w
これはねえ、舞台観ちゃってると全然読み方が変わる本だと思う。特に私にとっては。
最初は大貫ではないけど、本当に腹が立ってw その某植爺の繰り出す説明文のようでイライライライラ。
そんなに読者を信じられないのか?って位説明がある。更に舞台を観てしまった私にとっては、想像力で補う以上の記憶力がある。
これは号泣したけど、この作者の力と思えない。(最初は本当に★×0の予定でしたし)
がしかし、実際号泣したことは、この本を読んで起きたこと。それも事実。
ですので、それも加味して★×2つ。
・・・舞台を観ずに、映画も観ずに読まれた方にはどういう印象が残るのでしょうか??? -
大人のための絵本。
愛情や思いやりを知らない偏屈なじいさんと、一日しか記憶を保てない少女。
大貫の改心ぷりにはついていけない感もあるけれど、個性的な登場人物がうまく、脇を固めてる感じ。
映像の方が面白いかも? -
こういうお話はわりと好きなのだけど…
展開に強引さを感じてしまった。。
大貫さんがいい人になるところがとくに。
あんなにすぐに切り替えられるひとなら、
過去にいくらでもあったろうに…
そうさせるほどパコに魅力があったということだとしたら、
その描写の少なさが無理を感じた理由なのかもしれません。
作者が栃木出身ということで、
滝田のふるさとの描写「雷が多くてよく落ちる」には
なるほど、でした*
(2011.04) -
映画は面白かったけど、本にしてみるとぜんぜん面白くないというか表現が稚拙すぎという印象でした。