「心の病」なんかない。 (幻冬舎文庫 お 31-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344411654

感想・レビュー・書評

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  • うつ療養中の方やまわりにいる方におすすめの本です。

    最初タイトルをみたときに、
    「心の病なんかない…って、うつ全否定されてる?」
    とどきどきしましたが、このタイトルは
    うつは治療が必要な「脳の病気」なんだよ、ということを伝えています。


    うつになると「自分が悪いんだ」とずっと責め続けます。
    この本はそんなつらい思いに対して
    あなたは「あなた」として存在し続けていいんだよ、と伝えてくれます。

    うつをラクにするおすすめ本です。

  • 病むのは心ではなくて脳。心身二元論の立場から、あくまで自然体で、日常の心身の悩みについて語ってくれます。

  • ●一般向け
    ●日経新聞の連載をまとめて出した本

  • 「もしかして、うつ病かも」と思ったことのある方は、
    実は結構おられるのではないでしょうか。
    メンタルな病を患う人は、依然増え続けています。

    この本はうつ病の第一人者である筆者が綴ったものです。
    「疲れたら休んでいいんだよ」という優しいメッセージが
    聞こえたような気がしました。
    どの文章も2〜3ページで終わっているので、疲れたときにも
    パラパラとめくれます。
    うつを患った人も、その周りの人も、ちょっと心が疲れた人も
    読んでみてください。

    うつが酷い時は、どんな言葉にも疑心暗鬼になってしまいます。
    素直に受け止められなくなります。
    「この本もどうせ私を救ってくれない」と思うかもしれません。
    それでも構いません。
    「こういう考えもあるものか」くらいに思えれば、上々。
    思考の幅がほんの少し広がります。

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著者プロフィール

一般社団法人認知行動療法研修開発センター理事長、ストレスマネジメントネットワーク(株)代表
1950年、愛媛県生まれ。慶應義塾大学教授などを経て現職。日本認知療法・認知行動療法学会理事長。認知療法活用サイト「こころのスキルアップトレーニング」監修。著作に『はじめての認知療法』(講談社、2011)、『こころが晴れるノート』(創元社、2003)、『認知療法・認知行動療法 治療者用マニュアルガイド』(星和書店、2010)、『不安障害の認知療法』(監訳、明石書店、2013)、『〈正常〉を救え──精神医学を混乱させるDSM-5への警告』(監訳、講談社、2013)、「認知行動療法の新しい潮流シリーズ」(監修、明石書店)ほか多数。

「2016年 『ベックの認知療法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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