ララピポ (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
3.19
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本棚登録 : 4465
感想 : 531
  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344411661

作品紹介・あらすじ

みんな、しあわせなのだろうか。「考えるだけ無駄か。どの道人生は続いていくのだ。明日も、あさっても」。対人恐怖症のフリーライター、NOと言えないカラオケボックス店員、AV・風俗専門のスカウトマン、デブ専裏DVD女優のテープリライター他、格差社会をも笑い飛ばす六人の、どうにもならない日常を活写する群像長篇。下流文学の白眉。

感想・レビュー・書評

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  • 6人の登場人物、6つの短編。でも繋がっています。
    メッセージ性があるものではないけど、
    人間味が溢れている。
    しかも性欲という部分の。

    こういうの読んでると自分は真っ当に生きているなと思う。笑
    人と比べるものでないというけれど、本の登場人物と比較する分には敵をつくってないし、比べなきゃ評価できないところとか、いいところに気付くこともあるから勧めたい。

    でも誰しもみんな生きるために働いていますね。
    でもそういう仕事に対するモチベの人ってイキイキはしてないなど、反面教師。
    仕事って大事かも。


    劣等感感じてるとき、人と比べて落ち込むときに読んだらこのブラックコメディにある意味自分の生き方に勇気もらえると思います。

  • 賛否両論ありそうな内容の小説!
    僕は、深く考えずに楽しく読めました。しかし読了後にはなにも残らないし心には響かないですよ!そういう小説ではないので。
    ただただゲスでどうしようもない6人の独自ストーリだけどそれぞれ少しだけ交錯していく。それぞれが面白い話なので一気に読んでしまいました!

  • しょーもない人々(あえて底辺と呼ぶまい)が、それぞれ必死ででも半ば諦めながら生きています。冒頭から苦笑の嵐で、本書は電車の中でOLが読むのははばかられる一冊。過激な箇所もありますので、お気をつけください。
    短編6話はそれぞれ別の人物の視点で描かれていますが、他の短編に出てくる人たちと「絡み」があったりして、軽快でばかばかしいなかにもヒネリが隠されています。
    この作者は巨乳もしくはふくよかな女性が好きなんだろうな、と推測されます(笑)。
    あっという間に読めますが、万人に薦められるわけでもないな。理由はお察しくださいませ。

  • 上がり目のない底辺6人の群像劇、奥田英朗らしい人間の汚さと切なさがリアルに書かれている、文句のいいようもない、もう人がダメになっていく描写の惹きつけられっぷりが半端じゃない、とにかく切ない、うまい、おもしろい

  • 奥田英朗が好きなので、あらすじもたいして調べずに読んだ作品だが、こんなお下劣小説だとは(笑)でも、やっぱり奥田さんだな~と思うのは、エロ描写も全然エロスを感じない(^_^;)むしろマヌケな感じに思えてしまうのは流石だ。人には1ミクロンもおすすめしないし、全然ためにはならないし、これが図書館本で買わなくてよかった~と思った小説だが、意外と....普通に楽しく最後まで読んだ(;^_^A

  • ほんと下流!って感じ笑
    下流になればなるほどセックスにしか興味なくなるのか、、、?

  • 割とエロな内容が多くて、「あれ?」って思ったんですけど、接点のある人同士の短編みたいになっていて、両方の立場での事情や感情の違いなどがよくわかる仕組みになっていて読みやすく、ついつい全部読んでしまいました。
    さすがですね!
    描き方がとてもうまいなぁと感心しました。
    物語については多少ナンセンスだったり飛躍的な部分も感じますが、エンタテイメントだと思うとそれも楽しんで読めました。

  •  対人恐怖症でプライドが変に高いフリーライターの杉山博。そのフリーライターの上階に住み毎晩のセックスを杉山博に盗聴される風俗スカウトマン兼AVマネージャーの栗野健治。彼がマネージャーを務める熟女AV女優の佐藤良枝。彼女の近所に住む気弱なカラオケボックス店員の青柳光一。そのカラオケボックスで女子高生買春をしていた官能小説作家の西郷寺敬次郎。彼の小説をテープリライターする彼女は155センチ90キロ、部屋に男を連れ込んでは裏DVD の女優の玉木小百合は杉山博とも関係あり。

    巡り巡って人生が回ってる、そして皆がエロい!

    人生はこんな堂々巡りなのかも知れない。「トウキョウ、人ガタクサン」「a lot of people」、早口なので「ララピポ」。

    いろいろな立場や生き方の人物を上手く描写される奥田さんはすごいといつも感心します。
    負け組人生をそれぞれの視点から捉える奥田英朗さんの得意とされる?らしい本。登場人物の皆が憎めなくって愛してやまない存在です。

    VERY面白い本!

  • ひたすら下ネタなので自分の気品を損なわないために
    ★は3つにとどめるけど
    話のテンポとか人間描写とかやーばい面白い!!
    群像劇。さっくさく読める。

    スピード感は伊良部先生シリーズを抜いてるかも。
    普段本読まない人でも読める本。
    ひまつぶしに頭使わず読める本。

    人間てくだらなくて可愛い

  • 舞台は風俗社会でした。
    短編連作で構成は面白かったのですが、結局どうなのか よくわかりませんでした。
    タイトルも途中にでてくるのですが、それも作品の中の どのような意味を持っているのかも読みきれませんでした。
    内容が内容だけに、特に女性にはおすすめできないものでした。
    奥田氏の伊良部先生シリーズは面白かったので、そのシリーズの「町長選挙」を買ってきています。
    こちらは期待しているので、もうすぐ読みたいと思います。

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著者プロフィール

おくだ・ひでお
1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライターなどを経て1997年『ウランバーナの森』でデビュー。2002年『邪魔』で大藪春彦賞受賞。2004年『空中ブランコ』で直木賞、2007年『家日和』で柴田錬三郎賞、2009年『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『最悪』、『イン・ザ・プール』、『マドンナ』、『ガール』、『サウスバウンド』、『無理』、『噂の女』、『我が家のヒミツ』、『ナオミとカナコ』、『向田理髪店』など。映像化作品も多数あり、コミカルな短篇から社会派長編までさまざまな作風で人気を博している。近著に『罪の轍』。

「2021年 『邪魔(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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