ララピポ (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
3.18
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本棚登録 : 4081
レビュー : 515
  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344411661

作品紹介・あらすじ

みんな、しあわせなのだろうか。「考えるだけ無駄か。どの道人生は続いていくのだ。明日も、あさっても」。対人恐怖症のフリーライター、NOと言えないカラオケボックス店員、AV・風俗専門のスカウトマン、デブ専裏DVD女優のテープリライター他、格差社会をも笑い飛ばす六人の、どうにもならない日常を活写する群像長篇。下流文学の白眉。

感想・レビュー・書評

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  • しょーもない人々(あえて底辺と呼ぶまい)が、それぞれ必死ででも半ば諦めながら生きています。冒頭から苦笑の嵐で、本書は電車の中でOLが読むのははばかられる一冊。過激な箇所もありますので、お気をつけください。
    短編6話はそれぞれ別の人物の視点で描かれていますが、他の短編に出てくる人たちと「絡み」があったりして、軽快でばかばかしいなかにもヒネリが隠されています。
    この作者は巨乳もしくはふくよかな女性が好きなんだろうな、と推測されます(笑)。
    あっという間に読めますが、万人に薦められるわけでもないな。理由はお察しくださいませ。

  • 上がり目のない底辺6人の群像劇、奥田英朗らしい人間の汚さと切なさがリアルに書かれている、文句のいいようもない、もう人がダメになっていく描写の惹きつけられっぷりが半端じゃない、とにかく切ない、うまい、おもしろい

  • 奥田英朗が好きなので、あらすじもたいして調べずに読んだ作品だが、こんなお下劣小説だとは(笑)でも、やっぱり奥田さんだな~と思うのは、エロ描写も全然エロスを感じない(^_^;)むしろマヌケな感じに思えてしまうのは流石だ。人には1ミクロンもおすすめしないし、全然ためにはならないし、これが図書館本で買わなくてよかった~と思った小説だが、意外と....普通に楽しく最後まで読んだ(;^_^A

  • 割とエロな内容が多くて、「あれ?」って思ったんですけど、接点のある人同士の短編みたいになっていて、両方の立場での事情や感情の違いなどがよくわかる仕組みになっていて読みやすく、ついつい全部読んでしまいました。
    さすがですね!
    描き方がとてもうまいなぁと感心しました。
    物語については多少ナンセンスだったり飛躍的な部分も感じますが、エンタテイメントだと思うとそれも楽しんで読めました。

  • エロメインで各章がリンクする話。ろくでなしばかり。

  • 初・奥田さん。
    今では大好きだけどこの時は面白かったとは思うんだけどあまり印象に残らなかった。

  • 奥田さんの連作短編集はおもしろい!

    1、フリーライター 杉山博
      自分はまだ本気出してない感ありあり最低男

    2、スカウトマン 栗野健治
      女をAVに出演さす事で自分の私腹を肥やす最低男

    3、主婦 佐藤良枝
      家をゴミ屋敷にし、夫の親を殺し自分の欲求だけを求める最低女

    4、カラオケボックス店員 青柳光一
      世の中に不満を持ち近所の犬の鳴き声がうるさい家に火をつけようとする最低男

    5、官能作家 西郷寺敬次郎
      毎日女子高生と援助交際に明け暮れる最低男

    6、テープリライター 玉木小百合
      図書館で男を見つけ自分との情事をビデオに取り売る最低女

    それぞれ最低の人間模様が書かれている。
    エロ表現も出てくるがそんなにドギツクないし笑って読めました。
    6の玉木小百合を読み終わってまた1から読んだらエンドレスになりそう(^^;)

    奥田さんの「噂の女」も同じような連絡短編集
    他にもありそうなので絶対読みます。

  • a lot of people

    読了日:2017/10/08

  • 風俗関係の人達ばかりが出てくる群像劇。作者の他作品には割と可笑しくも愛される登場人物が出て来るんだけど。今回は屑ばかり(確かに日常的にいそうではあるけども)登場人物として出てくる。ジェットコースター群像劇ではある部分があってイッキ読みはしたけれども。いや〜珍しく登場人物に感情移入出来なかった

  • みんな、しあわせなのだろうか。

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著者プロフィール

おくだ・ひでお
1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライターなどを経て1997年『ウランバーナの森』でデビュー。2002年『邪魔』で大藪春彦賞受賞。2004年『空中ブランコ』で直木賞、2007年『家日和』で柴田錬三郎賞、2009年『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『最悪』、『イン・ザ・プール』、『マドンナ』、『ガール』、『サウスバウンド』、『無理』、『噂の女』、『我が家のヒミツ』、『ナオミとカナコ』、『向田理髪店』など。映像化作品も多数あり、コミカルな短篇から社会派長編までさまざまな作風で人気を博している。近著に『罪の轍』。

「2019年 『ヴァラエティ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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