陰日向に咲く (幻冬舎文庫)

  • 幻冬舎 (2008年8月4日発売)
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  • 本 ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344411685

感想・レビュー・書評

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  • サクサク読めた。面白かった。しんみりする話もあったけど、最後もよく分からず終わったけど、面白かった。劇団ひとりさんは才能ある人だなと改めて思った。短編なのに、ちょっと登場人物につながりがあって、うまいなあと思った。

  • 単純に、この人すごいって思った!

    お笑いIQが高い=頭が良いってことを改めて
    思い知らされました。

    万能だなぁ。

  • 出版された学生の頃に読んだような記憶があるのだけど、内容を覚えていなかったので再読。
    5篇の短編からなり、それぞれの登場人物が他の短編に出てきたりして少しずつ繋がりがあり、最後まで読むと「あっあの時の…!」となる仕組みが面白い。

    社会の表舞台に立つ人物でなく、ホームレスや売れないアイドルのファン、フリーター、売れない芸人、ストリッパーなどに焦点を当てて描かれた作品。
    世の中色々な人がいて成り立ってるけれど、そのそれぞれが自分なりの光を求めて、それに縋って頑張って生きているんだなぁと思った。

    解説が実父なのも斬新で良かった。

  • 短編集。全5話。
    1話目、少しだけ文章がぎこちない気もするが、ストーリーは面白い。芸人さんはいつもネタ書いているから、これくらいは書けるのだろうか。最後にオチの様なドンデン返しが付いていて、それも芸人さんっぽいと思ってしまう。
    2話目、3話目。どちらも1話と同様に最後にオチの様なドンデン返しが付いていた。途中、ちょっとだけ前の話の登場人物が絡んできて、ああ、そう言う各話が繋がっていくタイプの短編集かと気づく。筆ものってきた様に思う。面白くなってきたドロ〜。
    4話目。男の一人語りの文体に変わり、少し読みづらい。ストーリーはやはり最後にドンデン返しがあるスタイルで、この展開に少し飽きてきた。
    最終話。全5話をどうまとめるんだろうと言うところに興味が移る。今回の登場人物は皆、前話とは全く関係なさそうなのだ、、。うーん、そうきましたか。上手く繋がったけど、盛り上がりに欠けたところが残念。

    今更ながら読みました。芸人や芸能人が書いた本を避ける傾向があって手を出してなかったんですが、先入観はよくないですよね。まあ、読んでよかったです。

  • 私が個人的に好きな作家、伊坂幸太郎氏の作品に近いテイストの短編集。

    彼らしいユーモアが感じられかつしみじみと心に沁みる作品でした。
    是非もう2~3冊書いてもらって、まぐれではないことを証明して欲しいです。

    彼自身が読書家で、感性豊かな人なのだろうと感じられました。

  • 評価、3.5★

    芸人、作家、演出、映画監督と多才といわれている劇団ひとりのミリオンセラー作品。積読本から。

    5話短編集、サラッと読める文章の中にしっかりと構成力が感じられました。コントを観ているように大笑いしたり、涙が出たり…予想よりずいぶん面白く得した気分(^^)
    短編集ながら登場人物のリンクも楽しめました。

    解説がお父さん! 家族愛も伝わりました。

  •  短編が随所で連動していて、最後にまるっと繋がる。
     芸人さんならでは(?)な着眼点や書き口が面白い。楽しめました。

  • オムニバス形式だが登場人物の繋がりがあり、最後にホロリときた。劇団ひとりさんは多才な方ですね!

  • 予想していたよりも物語の作り方が上手かった。連作短編集なのだが、それぞれの物語の登場人物がさりげなくリンクしている。文章事態もすっきりしていて読みやすく、しかも登場人物によって書き方を分けているので、きちんとキャラクターが表現できている。ちょっとご都合主義なシーンや設定があったりもするが、エンタメ文芸としては十分商業作品として成立している感じ。タイトルの通り、現代社会の日陰にいるような人たちが本のちょっとだけ救われるようなストーリー。特に後に残るものはないけど。

  • 面白かったし泣いたんじゃあ。
    短い話のどこかが繋がっている話集。
    モーゼさん=アメリカ兵を殴った男=ジュピター雷太
    浅草でジュピターさんに恋をしてからひとりになってジュピターさんと結婚して子供はできなかったけどホームレスになってKYの家に転がり込んで最後はジュピターの葬式に出て…
    よくわからんけどモーゼで繋がってるんだ。
    健一の話は泣いた。おんおん。
    劇団ひとりと結婚したら面白いだろうなあ。

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