- Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344411753
感想・レビュー・書評
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金融、税務に関する部分はちょっと難しかったが、息もつかせぬ展開に夢中になった。シベリア抑留者のこともよく知らなかったので、勉強になった。
幼い頃に受けた心の傷、悪夢としか言いようがないようなひどい体験、忘れられない恨み。それでも一方で、愛や恩や絆や信頼も生まれる。
まゆの人生に幸あれ!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ハワイを舞台とした日本人の元弁護士が主人公。
思わぬ依頼を弁護士ではなくアドバイザー(資格を失ったので)として引き受けることに。
日米を舞台に、そしてシベリア抑留に端を発した事件。
これらを弁護士のように人に会い、現場に出かけて解決をしていく。
最後まで飽きずに読み切れました。 -
うぅん…面白いのは面白いけど、税金でご飯を食べている身(税理士)からすると、やはり情報の古さが気になって、なかなかストーリーが頭に入ってこないのが残念。
10年くらい前に読んだときは、めちゃくちゃ面白かったと記憶しているのに・・・その点が残念である。
是非とも著者にはリメイクもしくは新作を書いてもらいたい。
税金の話を著者ほど面白く物語として組み立てる作家はいなと思うので。。。 -
天使が救われ、最後はハッピーエンドで良かった!超専門的な金融知識が周りの関係者との信頼関係を強く結びつけるパターンも感動ものでした。
また、hawaii、ニューヨーク等の現地の様子が克明で、観光に行ってみたいですね。特にビッグアイランドへ!
コーヒーを飲むシーンが良く出て来ましたが、いつもコナコーヒーを飲んでる恭一には、なかなか口に合うコーヒーがないようです。コナコーヒー200gの価格は、私の住んでる近くでは、4,450円、一般のコーヒー価格は700円。違いを感じてみたいものです。
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もう、読みながら相続のことはどうでもよくなって、NYとシベリア抑留時の箇所が重く響くものがありました。
物語としては、腹が立つほどの悪人は出てこないのであっさり、最後も爽やかに終わったけど、そんなに簡単に心の病は治るものなのかな。 -
現代版『罪と罰』といったところ。
上巻の20億円を1円の税金も払わずに相続させる手法が詳らかに。
統合失調症。描かれた描写が戦慄を覚える。
間近に見たきた人間なら、よく分かるはずだ。
孤独ゆえの自由か。
爽やかに終わりを迎えるが、一抹の哀しみは拭えない。 -
もっと純粋な経済小説の方が好きだな。下巻がだんだんサイコパス的になってきて、全然納得しないというか…マネーロンダリングやタックスヘイブンの簡潔な感じがない。
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上巻同様。後味は良し。
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上を読んでから、2年も経ってたんで、忘れてしまった部分もいっぱいあったけど、楽しめました。
でも、解説の最後でネタバレはダメですよ。途中で読んでしまって、呆然としました。編集者も著者もチェックしないんかなぁ。