氣の呼吸法―全身に酸素を送り治癒力を高める (幻冬舎文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344411777

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  • 『真のプラスとは、自他ともにプラスになること』

    『気の呼吸法ではどのように呼吸をするかよりも、心身統一した状態で呼吸することが大切』

    『どんな相手が襲ってきてもその力を受けず、笑ってこれを導くのが争わざるの理。
    相手の言動に心を動かされてしまうのは争わざるの理ではなく、我慢しているということ。万流を流れ込むに任せている大海のごとき度量で、相手のマイナスを全く心に留めないでいられて、はじめて争わざるの理といえる』

    『相手が脅してきても、自分が臍下の一点に心を静め平静を保っていたら、怖くなるのは相手の方』

  • 今まで若干凝り固まった考え方で瞑想の呼吸を意識してやってきたけど、この本を読んだらもう少し柔軟な捉え方で呼吸をしてもいいのかなと感じた。

    「自然体」という捉え方は少し難しいけど、その考え方は仏教などの考え方に似ているので習得したい。

  • 中村天風の弟子、藤平光一の書。

    難しいことを言っているのではないけれども、
    実践して習得するには、本書だけでは難しいだろう。
    心身統一合氣道の教室に通わなければ習得できなそうだ。

    科学的根拠はないのだろうけど、
    感覚的に言っていることは、正しいと思う。

  •  中村天風と植芝盛平に師事した、心身統一合気道の創設者である著者。その著者による、氣の呼吸法の入門書。

     おそらく、氣の研究会の道場で教えられているだろう内容のうち、本でも伝えられる基本の基本を厳選していると思われ、非常に読みやすくわかりやすいです。が、それでも身体実感がないとなかなか理解できない表現があるのも確かだと言えます。
     例えば、「争わざるの理」という節の話などは、普通に考えたら「そんなことできるか!」と否定されそうです。ただ、私自身合気道の練習をしていて全身が緩んで協働する状態になっていても、相手に力を入れて握られたときに相手の力に反応し自分の体が固まってしまう、ということがあります。コミュニケーションでもこの「力を入れられて固まってしまう」ということがあり、マイナス思考の言葉を投げかけられるとそれだけで気持ちが固まってしまうということがあります。一つ一つは大したことがないのですが、その蓄積がやがて人間関係の破綻に発展するわけで、著者が他のところで述べていたプラス思考と言葉遣いの大切さと合わせて、かなり本質を突いた話だと思います。

     今回再読して気がついたのは、著者が臍下丹田と言わず「臍下の一点」と言うのは、武道的に言えば腹筋を入れさせないようにするためだということ。骨ストレッチの松村卓先生の講座で「腹筋を固めてしまうと大腰筋(インナーマッスル)が使えなくなり、体幹部を動かすことが出来なくなる」と習ったのと自分の中で繋がりました。
     他にも、骨ストレッチを習って自分の体と対話するようになってから読むと「ああ、そうか」という気づきをそこここで発見することができました。今まで理解していたつもりのこと、特に著者の考え方(プラス思考)についても、腑に落ちたことが沢山ありました。
     しばらく呼吸法から離れていましたが、これを機にもう一度取り組んでみるつもりです。

     これはどの本でも言えることですが、メソッドの細かいノウハウについては、本というメディアの限界があって伝わらない部分もあります。本で身体実感を伝えようとするのはそれ自体がある種の矛盾を孕んでおり、わからない部分については道場に行くなりして実際に体験してみないとわかりません。
     ただ、本書に限らずノウハウ本は全て自分で試してみないと絶対に理解できません。この点、解説で広岡達朗さんが述べていることが非常に的を射ているので、ご紹介しておきます。

    《 最近は、どうすれば苦労せずに修得できるかということばかりに目が向けられているようです。ですが、正しい理論を教わって、その理論が無意識に出せるようになるには、やはり相当な練習が必要です。
     監督時代、選手たちに理論を説明してから、「わかるか?」ときくと、彼らは「わかりました!」と答えたものです。ですが、彼らは頭でわかったにすぎません。だから私はそのようなときにはこう説いていました。
    「頭の中には、大脳、小脳とある。聞いたことに対して『なるほど、そうか』と論理的に考えて受け答えをしている場所を大脳という。次に、毎日反復練習して、暗記し、大脳を通り越して、小脳が消化しだした、これは運動神経にすりこまれる。そうすれば理屈なく反応が出るようになる。そこまで行ってからでないと、お前たちは『わかった』と言ってはいけない。》(200頁以下)

  • 心身統一合氣道の創設者が呼吸について説く。氣とは何なのか。氣=無限に小なるものの無限の集まり。プラスの氣はプラスの結果を、マイナスの氣はマイナスの結果をを呼びこむという。抽象的なことに聞こえるかもしれないが、少しでも武道・スポーツをかじった人にとっては何となく理解できるのでは。翻って呼吸方法についてはいたって実践的。正しい姿勢をつくり、自然に任せて吸い、自然に任せて吐く。争わざるの理(健全な人間関係を保つことが心身の健康を保つうえでとても重要)というのにはハッとさせられた。

  • 久しぶりに藤平光一の本を読みました。

    シンプルだけど本質をついた内容です。

  • ◆心と身体の関係
    現代病の多くが細胞の酸素不足
    身体の不調は、心の不調と密接に関係
    身体が病むことを病、心まで病むことを病気
    潜在意識をいかにプラスに保つか
    心が身体を動かす


    ■気の呼吸法
    神道に古くからあるみそぎの呼吸法「永世の伝」から来た
    自然体で行う自然な呼吸
    呼吸を意識してコントロールしたり、息を止めたりする必要はない
    呼吸法しながら天地自然に生かされている事実に気づき感謝


    ■正しい姿勢
    最も楽、最も安定、いつでも動ける
    自然体のこと
    足の先端まで気が通る→草履が脱げない
    姿勢正すには身体と心の両方


    ■心身統一
    全身の力を完全に抜く
    身体の総ての部分の重みをその最下部におく


    ■臍下の一点に静めるとは
    下腹は力をいれるのではなく心を静める場所
    一度臍下の一点に心を静めると、正しい姿勢をすれば保持できる
    乱れたら常に臍下の一点に戻す
    正しくリラックスすることと同じ
    物体の重みを落ち着くべき所、最下部におくことを落ち着きという
    心が体を動かすから、力が入る本質は心にある
    拔いた力を収める場所
    相手のマイナスを心に留めないでいられるようになる


    ■呼吸法
    どのように呼吸するかより、心身統一で呼吸する方が大切
    全身の息が頭から足先まで順に出入りするイメージ
    呼吸しようと思った瞬間に力が入る
    出づるに任せ、入るに任す
    天地自然の気と五体の気が交流
    呼吸していることすら忘れてしまうように
    無息の呼吸
    リラックスすれば呼吸は自然に深く長くなる
    まずは一日15分から
    寝る前に呼吸法で疲れと悩みをとる


    ■古の兵法
    争って勝つは、勝の下なり
    勝って争うは、勝の中なり
    争わずして勝つは、勝の上なり


    ■自己気圧法
    心身統一し、具合の悪い場所に心(気)を向ける
    揉まずに指先を軽く置く点ではなく流れを考える

  • 毎日、姿勢正しく続けることが大切ですね。

  • セイカノイッテン
    気圧マッサージ

  • 呼吸法について、吸い方、吐き方、姿勢等を具体的に書いてあり分かりやすい。
    また、著者は呼吸を重要視する合気道の達人で、プロ野球選手に呼吸法を教えたことがある、など確かな実績を持っている。
    ただ非科学的に聞こえる「氣」などを織り交ぜて説明しおり、その部分で少しわかりにくさを感じたので星を1つ下げた。

    以上

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