かもめ食堂 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
3.77
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本棚登録 : 6252
レビュー : 848
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344411821

作品紹介・あらすじ

ヘルシンキの街角にある「かもめ食堂」。日本人女性のサチエが店主をつとめるその食堂の看板メニューは、彼女が心をこめて握る「おにぎり」。けれどもお客といえば、日本おたくの青年トンミひとり。ある日そこへ、訳あり気な日本人女性、ミドリとマサコがやってきて、店を手伝うことになり…。普通だけどおかしな人々が織り成す、幸福な物語。

感想・レビュー・書評

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  • 小林聡美、片桐はいり、もたいまさこが出演している映画のために書き下ろされたと聞くと、
    もうわかる。
    それぞれの役者が目に浮かび
    作品が読みながら出来上がって、抜けられない。
    役者が作品を作っている「映画は見てないが」
    やはり無で作品と向き合うのが良いな、
    完成された作品。

    まあ、ゆったりとした流れで、まあ良いのかも。
    結構内容にはツッコミを入れていた。
    自分には読んでも読まなくても良い。

    フィンランド雑貨が好きで
    イッタラを集めていた。
    きれいだよね。

    久しぶりに、また雑貨を見たい!
    フィンランド雑貨の人気は
    この映画も関係してる?わからないけど。

  • 片桐はいりさんの「グアテマラの弟」、「私のマトカ」に続いて、小林聡美さんの「凛凛乙女」ときたら、次は「かもめ食堂」ですよね~

    映画も観てしまったので、この1週間はちょっとフィンランドに浸りました。
    大きな出来事がおきるわけでもないのですが、雰囲気はすきです。
    登場人物もいいですね、漢字のネーミングはすごい。トンはやっぱり豚だったか・・・それを無邪気に喜んで練習するほうもするほうだが。

    幻冬舎さんのKindleセールに感謝です。
    まとめて読むと、撮影当時の空気まで感じられるような気がします。
    かもめ食堂はもっと木の香りがするお店だともっとよかったかな。(これは映画のお話ね。声が反響するくらい無機質で、北欧感がなかったなあ)

  • 日本人女性のサチエは、ある時思い立ってフィンランドへ行き「かもめ食堂」を開く。
    最初は日本オタクの青年トンミ君しかお客さんがいなかったけれど、ある日訳ありげな日本人女性のミドリとマサコが現れて店を手伝い始めてから、様々なことが起こって。
    地元の人が気軽に訪れて、ご飯を食べ、楽しい時間を過ごす…そういう雰囲気が素敵な小説でした。

    トンミくんのキャラクター性も面白くて良かったですし、ミドリやマサコのような傷心の女性が海外で癒されていく様子は読んでいて気持ちが良かった。

    最初はどんな店か分からず、外から眺めているだけだったフィンランドの人も、だんだんと常連として店に通ってくれるようになり、そういう人同士の繋がりが暖かかった。
    疲れた時にのんびり読みたい作品です。

  • 『かもめ食堂』読了。
    気がついたら読み終わっていた。テンポよく読めたのでとても面白かった…!こんなお店が近くにあったら行きたいなって思うくらい。
    おにぎりの味を守ろうとするサチエ。それは父からの教えを守り通そうとしている姿だった。国境を越えても受け継ごうとする姿勢は素敵だった。
    フォロワーさんが映画をオススメしてくれたのがきっかけで読んだけど、きっと映画も素敵なんだろうな〜誰かが握ってくれるおにぎりが食べたい!

  • フィンランドのヘルシンキにある「かもめ食堂」。それぞれ日本での人生に何らかの思いをもち、思い切ってヘルシンキにやってきた3人の女性。派手な広告も出さず、ひたすら口コミだけで一所懸命、日本のおにぎりを売り込もうとする。

    30代、40代、50代、それぞれ日本で自分の置かれている状況に疑問をもち、日本を飛び立った3人。特に主人公のサチエさん以外の二人はすごい。なんのあてもなくフィンランドまでひょいと来れるなんて。でも、冷やかしで見ていた地元の人達が次第に変わっていく様子が実に微笑ましい。おにぎりがなかなか受け入れられないというのはすぐに想像がつく。海苔というものを食する文化がなく、体内で消化する酵素さえ持ち合わせていない欧米人にとっては、海苔というのはちょっとした奇異なものに映るのかもしれない。(ちなみに余談だが、フランス人にお土産で、草加せんべいなどを持って行ってもイマイチ不評だ。海苔がきになってしょうがないみたい)

    しかし自分が海外に行った経験から、この物語は一見とてもライトに比較的にスムーズに軌道にのっているように見えるかもしれないが、海外で日本人がレストランを経営して繁盛させるのは並大抵の努力ではないと思う。まだニューヨークやパリなど、先進的なものが好きな人が多く、人種のるつぼの都市圏はマシだと思うが、フィンランドのヘルシンキとくれば、かなり警戒され、繁盛するなど到底並外れた努力では済まないと思う。そういう意味では、この物語、私はそれぞれの事情を抱えた3人の女性を応援する気持ちで最後まで読んだ。いや、実は今も応援しているのかもしれない。

    日本は島国で、狭い価値観、共通の価値観にとらわれやすく、また超高齢化社会など難しい時期にも差し掛かってきている。この物語は今の日本人にはすごく刺さるものがあるのではないだろうか。

    微笑ましい「かもめ食堂」。旅先ではほんのちょっとした心の交流で旅自体がすごくいい思い出になったりもするものである。こんな素敵な食堂があるなら、いつの日か私もヘルシンキを訪ねてみたい。

  • ヘルシンキで日本人のサチエが「かもめ食堂」を営むお話。

    サチエはやりたいことがはっきりしていて真っ直ぐ突き進んでいるけど、まわりの人たちはフワフワしたキャラクター。そのバランスが良かった。
    日本かぶれのトンミくんの変な日本語も面白かった。

    食堂はやりたくないけど、こんな風に日々穏やかにしあわせに暮らせたらいいなぁと思わせてくれるお話だった。

  • 久しぶりの再読。やっぱりいいな♪殺伐としたものから解放されて、ほのぼのとした。

    「ラレラ、ラレラ、ラレラーッ」とか、「美加発記念」、「豚身昼斗念」、「ミッドーレサン」など、笑いまくってしまった!


    =どこにいてもその人次第なんですよ。その人がどうするかが問題なんです=152ページ

    =自分さえちゃんとしていれば、何とかなりますよ。=201ページ

    このあたりがゆるく前向きになることが出来る、癒し系の作品。トンミくんがいい味だしまくり(o^∀^)

    久しぶりにおにぎりをにぎった。コンビニおにぎりじゃないおにぎりはおいしいな♪あと、どうしようもなく生クリームたっぷりの、シナモンロールが食べたくなる。けどおいしいシナモンロールがなかなかない(TωT)

  • かもめ食堂は映画、原作ともに大好きなお話です!かもめ食堂で出てくる食器を集めたり、そのお皿におにぎり乗せたり真似したのが懐かしい。原作を読んだのでまた映画が見たくなりました。やはり原作にはない黄金のキノコの謎が気になる(笑)

  • ヘルシンキの街角にある「かもめ食堂」。そこに起こる小さな出来事、そして、異国フィンランドの市場や森の風景。相田みつをさんの『しあわせはいつもじぶんのこころがきめる』をふと想い出しました。ほっこりとした幸せで、読む者の心を温めてくれるはず。

  • 何度も世界に浸りたくなる本。おいしいシナモンロールが食べたくなる。冬のひとり時間に。

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著者プロフィール

1954年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。数回の転職を経て、78年、本の雑誌社に入社。デビュー作『午前零時の玄米パン』が評判となって、作家専業に。『無印良女』をはじめとする「無印」シリーズで人気を博す。『かもめ食堂』『れんげ荘』『三人暮らし』など著書多数。

「2021年 『これで暮らす』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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