- Amazon.co.jp ・本 (126ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344411852
感想・レビュー・書評
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「とかげ」のリメイク。
前作よりずっと優しく大らかな感じに仕上がっていてよかった。
針に触れるような尖った感じがなくて、親しみやすく、すっと入ることができた。
すでに発表した作品をリメイクしちゃうなんて勇気がすごい。
きっと、この作品に対する思い入れが強いのだと思うけど、ばななさんはやっぱりすごいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「とかげ」より熟成された感じがします。「とかげ」も好きだけど「ひとかげ」も好き。たぶん、小説もそのときでしか出てこない言葉と、熟成してまろやかになった言葉とがあるように思います。
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わたしはひとかげの方が好きでした。
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まず、何よりも「はじめに」がとてもよいと思う。そして、「とかげ」を先に読んだので「ひとかげ」は若干くどく感じてしまったけど、どちらもそれぞれ良かったと思う。新旧どちらも一つの本にいれてくださった心づかいに感謝したい。
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『とかげ』のリメイク『ひとかげ』
「ひとかげ」の方が良かったかな。 -
とかげ、もひとかげもどっちも好き。
最後の一文がたまらなく好きなので、同じでよかった。 -
『とかげ』よりも『ひとかげ』の方が好きだな
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初期の荒々しくて尖った「とかげ」が好き。
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とかげなりに向ける主人公への愛には不純物がなく、とても素朴で優しさに溢れているなと感じた。少年少女の純愛も、傷も背負って生きるそっくりな二人の未来でも、ふたりの愛の核が変わりませんように。