世間の辻―公事宿事件書留帳〈14〉 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344412071

作品紹介・あらすじ

五山の送り火の二日後、菊太郎は姉小路大宮で襤褸をまとい、力なく歩く四十男を見かける。声をかけようか逡巡するが、後日、その男は腹に刀傷を負い、さらに痩せさらばえた姿で鯉屋に担ぎ込まれる。悔恨の情を募らせる菊太郎に伝えられた男の素性。そこには世にも哀れな真相が隠されていた…。人情時代小説の傑作シリーズ、待望の第十四集。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で借りた本だが、見返しに本の帯が貼ってあり、ドラマ化された時の俳優の写真があった。
    もうその俳優の顔が、頭から離れず、全く楽しめなかった。
    そういうのは、やめてほしい。

  • L 公事宿事件書留帳14

    いつも、どこか現代にも通じる社会問題に触れる鯉屋や菊太郎。世間の辻は介護問題。
    双子の片割れの話はよくあるな。

  • 時代背景を見事に表現されますよね。

  • 11/6-11/10
    絶品だ!
    短編の集まりだけど、一つ一つが
    読者の気持ちを揺り動かしてくれる。

    号泣はしないけど、
    涙がにじむ。
    お喜びはしないけど、
    「やった」と共感できる。

  • 2008/10/14読了

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著者プロフィール

1946年愛知県生まれ。愛知県立女子大学(現・愛知県立大学)文学部卒。75年「石女」で第24回小説現代新人賞、82年『陸奥甲冑記』『寂野』で第3回吉川英治文学新人賞を受賞。古代から近世を舞台に、資料を駆使した独自の視点による歴史小説を執筆。

「2017年 『似非遍路 高瀬川女船歌九』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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