ロンリ-・ハ-ト (上) (幻冬舎文庫 ひ 6-4)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344412132

感想・レビュー・書評

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  • 刑事モノ・・・かな?誰が主役なのか分からないし、人物造形が中途半端。登場人物に魅力が感じられず、セリフの言い回しも鼻につく。何より、文章がガチャガチャして読みづらい。ということで、かなりナナメ読み。上下巻セットで買ってしまったので、とりあえず下巻も読んではみますが・・・。

  • 女性を車に引きずり込む拉致レイプ事件が連続する綾井北署は、キャバクラ強盗、中国人系犯罪などの凶悪事件をも抱えていた。永倉警部補、拉致事件を担当する松島早紀巡査部長らは疲弊しながら捜査に邁進した。一方、女たちを脅迫、制圧しては弄ぶ付属高の三人組。女優の母親を持つ昌樹以下、裕福な家庭で育つ彼らが求めた新しい獲物とは。

  • 自意識は格好悪い。女にはわからない。

  • この警察小説がスゴい!
    とタイトル帯にあり、いつもの駅中書店には手書きPOPまでついていたので、思わず上下まとめて購入してしまった。

    内容は、どうもどこかで読んだことがあるような設定だと思ったら、1ヶ月ほど前に読んだ、東野圭吾の「さまよう刃」に非常によく似た設定になっていた。

    どうも足立区周辺は悪いやつらのたまり場のイメージがあるようで、さまよう刃でも、今回のロンリー・ハートでも、不良3人組(うち一人は気弱なやつ、一人は凶暴なやつ、もう一人は迎合的なやつ という設定も非常に似ている)が、車を使って女子学生を次々誘拐してレイプするといういやーな展開。

    こちらでは下巻に続くとなっているが、どちらも被害者の父親が、犯人を最後は痛めつける(ような気がする)展開に。

    東武伊勢崎線沿線に住む私としては、この沿線の東京寄りが、ガラが悪い男の子たちの発生場所になっているような小説を立て続けに読んでしまうと、年頃の娘を電車に乗せたくなくなってしまう。

    本編に話を戻せば、この著者はかなり無理をしている感がある。

    一生懸命若者の流行を調べて、服のブランドやドラッグのこと、若者たちの言葉などを集めたのだろうが、こんな言い回しいまどきしないんじゃない!?という表現が、しばしば出てくることで、とても違和感を感じる。

    「おためごかし」なんていう表現は、若者の間どころか、私の年代でも使う人はそうはいないような気がするが、私のボキャブラリーが少ないだけだろうか・・・?

    何はともあれ、これから下巻に入り話は佳境に進んでいくことだろう。

  • 二元中継のようなタッチで意外性を盛り上げるには良い手法であり、この作品はその点で成功している。
    しかし、二元が最終的に一本化してストーリーが交錯した後の展開で意外性はなく、上下巻を頑張って読んだ後の徒労感が残った。
    警察小説という観点からも、どちらかというと、スリラーに分類されるように感じる。警察組織の矛盾や理想と現実のギャップに苦しむ組織の成員を深く書いてもらいたかった。

  • 警察が舞台の小説
    高校生による連続レイプ事件、中国人経営のスーパー強盗、二つの事件が同時に進む

    後半この二つの事件がどう絡まりあって進むのか?
    また絢子の運命はどうなるのか?

    早く続き読まなくちゃ

  • 少年達による車の中へ女性を引きずりこみの連続レイプ事件
    を筆頭に中国人系犯罪とキャバクラ強盗で立て続けに事件が起こり
    てんやわんやの綾井北署のお話。連続レイプ事件がも〜〜〜〜ひどくてひどくて腹が立ったり恐怖を感じたり。

  • 女性を車に引きずり込む拉致レイプ事件が連続する綾井北署は、キャバクラ強盗、中国人系犯罪などの凶悪事件をも抱えていた。永倉警部補、拉致事件を担当する松島早紀巡査部長らは疲弊しながら捜査に邁進した。一方、女たちを脅迫、制圧しては弄ぶ付属高の三人組。女優の母親を持つ昌樹以下、裕福な家庭で育つ彼らが求めた新しい獲物とは。



    さてさて、、、
    今後が楽しみですよ。
    後半はドンナ動きが??

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著者プロフィール

1953年北海道生まれ。早稲田大学第一文学部仏文科卒業。87年豊田商事事件を扱った『マネーゲーム』で第24回文藝賞佳作。『世紀末鯨鯢記』で第3回三島由紀夫賞受賞。『刑事たちの夏』では警察小説ブームに火をつけ、警察小説の金字塔となる。主な著書に『放火(アカイヌ)』『刑事たちの聖戦』『ダブルフェイス』『禁断のスカルペル』『デス・エンジェル』『限界病院』など多数。

「2020年 『笑う執行人 女検事・秋月さやか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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