ロンリー・ハート 下 (幻冬舎文庫 ひ 6-5)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344412149

感想・レビュー・書評

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  • 警官の父の愛情に渇く絢子は友だちの真由美とともに、少年たちの溜まり場のレゲエ・バーへ誘い込まれた。その後、彼らのマンションで意識の混濁を覚える…。やがて、進行中の犯罪は中国人・黒社会とも奇妙に交錯し、破滅に向かう少年たちの性衝動は、父娘の絆を悪意をもって断ち切ろうとする。

  • 自意識は格好悪い。女にはわからない。

  • う~ん。

    どうも描写が常軌を逸した世界に入ってしまって、あまりいい気分にはなれない小説でした。

    途中、会社で多少気分が晴れない出来事もあったせいか、夢見まで悪かったせいもあるけれど・・・。

    これ読んでると、世の中の若者がみんなおかしな方向に進んでいるんじゃないかと思ってしまうくらい、異常な世界になっています。

    どうも、昔北千住近辺でコンクリート詰め殺人なんていう事件があったから、この小説の舞台も私の通勤沿線になっているようですが、同じ事件をモチーフに書かれた、違う小説を、短い期間に立て続けに読んでしまうと、どうもあのあたりは非常に危ない地域じゃないかなって気がしてきます。

    文章自体は、上巻でも触れたように、作者がかなり頑張ってしまっているなという気がする部分と、説明がくどくなっている部分があり、洗練された文書という感じではありませんでした。

  • 上巻に同じ。

  • 最後の終わり方がイマイチ(^_^;)
    少年たちはどうなったのか?
    流氓たちのその後は?
    絢子の心の動きや、父との関係
    永倉警部補と松嶋刑事のその後

    気になる事だらけでスッキリしない終わり方でした( ̄◇ ̄;)

  • レイプ事件に巻き込まれちゃった娘とその友だち
    可哀想すぎる。抑圧されちゃうとあんな感じになっちゃうのかな。

  • うーん。。終わりがかなりいまいち。

  • 警官の父の愛情に渇く絢子は友だちの真由美とともに、少年たちの溜まり場のレゲエ・バーへ誘い込まれた。その後、彼らのマンションで意識の混濁を覚える…。やがて、進行中の犯罪は中国人・黒社会とも奇妙に交錯し、破滅に向かう少年たちの性衝動は、父娘の絆を悪意をもって断ち切ろうとする。一級のサスペンス、そして警察小説の大傑作。



    なんだろうなぁ・・・
    こういう風に生きていく過程にはやはり何かあるのかなぁ?
    なんて考えてしまいます。。。
    ただ、今は自分には関係ないと思っているような世界でもふとしたときにこういう創造だけでしか今のところないものが、現実に起きるのかもしれないなぁ・・・
    と思うとすごい世界で生きてるような気が・・・
    なんて思ったりもするわけです♪

  • 裏書の「一級のサスペンス、そして警察小説の大傑作」と言う文句におおいに騙されてしまった。
    コンビニ強盗の犯人を追っていたかと思ったら、呆気なく、被疑者死亡と言う形で事件が解決し、次は中国人同士の闘争に話は展開する。
    同時進行で連続レイプ事件を描いているが、途中でコロコロ視点が変わるため、どのキャラも中途半端で何が軸なのか分からない。
    しかも、どちらの事件も完全な解決を迎えないまま、終了。
    もう、ホント、がっかり・・・
    そして、レイプ犯の高校生同士の会話があり得ないくらい、古臭い言葉のオンパレード。
    「おためごかし」と言うフレーズが何度も登場する。
    全体的に、「こんな言葉、普通の高校生は使わないだろ!」と最初から最後まで突っ込みっぱなし。
    この内容で上下巻はないよなぁ。

  • 刑事モノなのか? で、下巻。・・・下巻もつまらなかった。全編ナナメ読みにて読了。

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著者プロフィール

1953年北海道生まれ。早稲田大学第一文学部仏文科卒業。87年豊田商事事件を扱った『マネーゲーム』で第24回文藝賞佳作。『世紀末鯨鯢記』で第3回三島由紀夫賞受賞。『刑事たちの夏』では警察小説ブームに火をつけ、警察小説の金字塔となる。主な著書に『放火(アカイヌ)』『刑事たちの聖戦』『ダブルフェイス』『禁断のスカルペル』『デス・エンジェル』『限界病院』など多数。

「2020年 『笑う執行人 女検事・秋月さやか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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