放蕩者に魅せられて (ラベンダーブックス L 1-1)

  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (549ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344412255

感想・レビュー・書評

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  • 背の高い有能な執事ヒロインとアルコール中毒の放蕩ヒーロー。
    放火だったり様々な事件を通して惹かれ合う二人が最後には身分が逆転しヒーローが身を引こうとするものヒロインに強く説得されくっつく。
    話としては良かったけれど、アルコールとの戦いが長かったり、文章がおかしいなってところもあって、RITA賞をとっているから期待したけど再読はしないなと思う。

  • 正統な後継者が現れ伯爵位を継げず不摂生な生活をしていたレジーだが本来継ぐはずだった領地を取り戻す。そこで執事をしていたのは176センチの長身のアリス。幼い日を過ごした領地で少しずつ自分を取り戻すレジーの、アルコール依存や蘇った過去の痛ましい記憶の戦いが壮絶。時には高潔で、時には牙を剥くレジーを恐れと尊敬を持って接するアリスもまた、大きな秘密と心の傷を持っている。そんな37歳と30歳の2人の恋は相当焦らされたけど、とても誠実だった。アリスの秘密についてのヒントが早い段階で出てしまい、後の展開が読めてしまうものの、2人の幸せなラストを見るのに気が急いた。

  • 放蕩者 * 女執事
    ヒロインが男?前

  • RITA賞受賞 大人の恋 二人の距離感が少しずつ近づいていく過程が良い

    アルコール依存のヒーローがお酒を口にしてしまうたびに「あ~!」と唸ってしまった
    ヒーローの苦しみがこれでもかと描かれている筆力に圧倒された 
     

  • 最近読んだロマンス小説の中で、かなりのお気に入りになった。
    背表紙のあらすじを読んだ限りでは、さして惹かれないのだが
    いざ読み始めると……ヒーローの面白い性格や言動、
    ヒロインの地に足ついた生き方に好感持てる。
    ふたりとも型破りなんだけど、奇をてらった設定だけで終わることがないので
    そこも良かった。
    アル中ヒーローが失敗するところも、良い意味で人間味があるし、
    本当の意味で「愛すべき」登場人物なんじゃないかな。

    ちなみに、猫のアッティラとコリー犬のネメシスにも笑った。

    余談だが、ヒーローの考え方が、ほんのちょっぴり、長谷川平蔵の若い頃とかぶる。
    放蕩の限りを尽くしながらも、決して立場の弱いもの(=女性と子ども。救いようのない悪女は除く)には悪さしちゃいけない、と考えているところが。

  • アル中で「ダベンポート家の困り者」と呼ばれるヒーローと、ヒーローが受け継いだ領地の執事(昔でいう代官)をしているヒロイン。バカ犬とツンデレ猫と子ども達がかわいかった。ヒロインの設定がヒストリカルとはいえ二ひねりくらいムリムリだったけど、ヒーローが放蕩者という評判に反して正義感あふれるいい人なのはヒストリカルのお約束。

    アルコール中毒を克服する過程が詳細に書かれていて(ちゃんと揺り返しもあって)好感がもてた。これがなければ、何もかもうまくいきすぎて嘘くさくなってたと思う(いや十分嘘くさいんだけどね)
    テーマ的にもジャンル的にもないと困るホットシーンは少年マンガ程度の朝チュンで、濃いのが苦手な人にも安心。

  • アホアホなタイトルとは反比例する良作。
    アル中貴族と男装の女執事のラブロマンス。問題ありのキャラが人生を立て直す課程や、ひとつひとつのエピソードが丁寧に描かれている。展開は想像がつくものの、ちゃんとツボを押さえてくれているので最後まで楽しめました。

  • アル中貴族 × 女執事

    放蕩な生活を送ってきた男が、人生の棚卸しを決意。
    禁酒の苦しみを共に乗り越えながら、二人は関係を築いていく。
    読み応えのある大人の恋。
    大人なので、しっかり仕事します。
    時代背景もきちんとしているので、なかなか興味深い。

  • 破滅的な生活をしていたレジーが、ある日突然、領主になることに。そこは優秀な執事によって管理され、大いに繁栄していたが、新領主となったレジーが対面したのは、男の装いに身を包む女性執事だった。はじめはレジーを警戒するアリスであったが、彼の圧倒的な男らしさにふれ、次第に惹かれていく。だが、レジーには深刻な飲酒癖があり、酒が入れば興味を示すが、しらふのときは無関心。アリスは絶望を感じはじめていた。

  • 図書館の本

    容(「BOOK」データベースより)
    19世紀英国。賭けや飲酒に明け暮れ、破滅的な生活をしていたレジーが、ある日突然、大きな土地を与えられ、領主になることに。そこは優秀な執事によって管理され、大いに繁栄していたが、新領主となったレジーが対面したのは、男の装いに身を包む女性執事だった。執事のアリスは、女であることを理由に解雇されるのではないかと恐れるが、彼女の実績をかい、レジーは雇用を続行する。はじめはレジーを警戒するアリスであったが、彼の圧倒的な男らしさにふれ、次第に惹かれていく。だが、レジーには深刻な飲酒癖があり、酒が入ればアリスに興味を示すが、しらふのときは無関心。アリスは禁酒の支えになりながらも、酔っているときでないとキスしてくれないことに絶望を感じはじめていた―RITA賞を受賞した、ヒストリカルの最高峰、ついに初邦訳。

    そう、初翻訳なんですね。
    責任を持たされず、飼い殺し状態で放蕩者の名をうけて生きていたレジーが、幼少期を過ごした領地を与えられ、そこで人生を見出していく。そのそばに執事がいて、彼女の目が左右の色が違う。
    猫だけじゃないんだ、左右の目の色が違うって。

    そして一番びっくりしたのはアルコール中毒の克服の仕方が書かれていたこと。
    割ときれいごとで済まされてしまう話題だけにちょっとびっくり。
    そう、それくらいの覚悟がないと飲酒は(とくにアルコール中毒ね)は絶てないのだと改めて思う作品でした。
    彼女の作品、また読んでみたいと思います。

    The Rake by Mary Jo Putney

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