だから山谷はやめられねえ―「僕」が日雇い労働者だった180日 (幻冬舎アウトロー文庫)

著者 : 塚田努
  • 幻冬舎 (2008年12月1日発売)
3.31
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344412422

作品紹介

ごく普通の大学生の「僕」は、就職活動を前にしてドロップアウト。そして始めた東京・山谷でのその日暮らし。宿なし・金なし・家族なしの中年男たちと寄せ場や職安に通い、飯場の世界にも飛び込んでいく。彼らは、そして就職を選べなかった「僕」は、ダメな人間なのか?ドヤ街の男たちと寝食を共にした一人の若者による傑作ノンフィクション。幻冬舎アウトロー大賞(ノンフィクション部門)受賞。

だから山谷はやめられねえ―「僕」が日雇い労働者だった180日 (幻冬舎アウトロー文庫)の感想・レビュー・書評

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  • いわゆるドヤ街と呼ばれる山谷と、工事現場の飯場などの滞在記。会った人との交流内容と、人間観察が主。

    ドヤ街という言葉は最早過去の物だと思うが、今で言うインターネットカフェやシェアハウスのようなものと言えばどうだろうか。

    金がない人の逃避先が酒やギャンブルからインターネットになっていると感じる昨今、名前や場を変えて、このような境遇は今後も残るのだろうと思った。

  • 日雇い労働者の実態が書かれたルポ
    山谷という場所はセーフティーネットになってるんだなと思った。
    やっぱりルポルタージュはなかなか接することのできない世界を生々しく知れておもしろい。知見が広まる。

  • こんな世界もあるんだなあと。

  • 山谷や飯場での生活に著者が実際に身を投じたノンフィクション
    貧困研究というよりは著者自身の自伝的、思索的な部分が多くを占める
    著者が実際に炊き出しの列に並ぶ中で、今まで「こっちがわ」を経験せずに炊き出しボランティアなどに参加していた自分を恥じる場面があるが支援においてそこまでの支援対象との「同化」は必須とされるものなのだろうか?支援の姿はそれだけなのだろうか?読んでいて考える部分であった。

  • 面白い。
    実体験のノンフィクション。
    著者と同様に、ホームレスとか、宿無しの日雇いで働いてる人とか、いわゆる社会のレールから外れてるような生き方に興味があるなあ。

  • 参与観察としては面白いんじゃないか 民俗ゼミより社会学ゼミ向きの人材な感じはする どこまでも生身

  • ロクに就職活動もしないまま学部生を終え、モラトリアムを大学院で過ごし始めた著者が調査目的で、山谷のドヤ暮らしと関東近郊の飯場暮らしを体験したルポ。
    副題にあるとおり、ほんの3か月ほどの記録でしかなくて、それでえらそうに山谷や日雇いのことを論じるなと思いもするけど、一方で、たった3か月でも何となくそこで生きる人々の像は見えてくるものだなとも思った。どこかやっぱり勤勉に生活することができなかったり、はたまた社会で生きていくには不器用過ぎたりといった具合。山谷や飯場はそういう人を受け入れてくれる、そういう人たちが生きていける場所「聖域」でもあるんだ。聖域である所以の一つに、マジョリティの人々がそこに目を向けないということもあるだろう。だから、旧態依然とした独特のシステムが良くも悪くも存続していたりする。いわば、マジョリティが安心して生活するために、マイノリティを閉じ込めている隔離室のような場所なんだ。
    最近、山谷のドヤは外国人バックパッカーの安宿として人気を博しているとか。ある意味、ドヤ暮らしの人達と貧乏旅行の外国人という(言い方は悪いけど)お荷物的なマイノリティが集められているということか。

  • 大学院生が就職活動をきっかけに、働くことの意味とか自分探しとかいう浅い理由から、山谷で半年ほど日雇い労働を体験してきたルポ。身体はともかく心まで落ちたわけではなく、逃げ道があるので余裕なんだろうけど、終始客観的な視線での語り口だったのでわりと評価できる。ただ、そんな中途半端な態度なので、体験談もそれほど深くはない。

  • 今までの人生に疑問を感じている現役大学院生が飯場(はんば:簡単に説明すると住み込みで働ける土木工事)に潜り込みその実態をレポート。
    飯場での仕事内容や給与形態がわかります。
    人それぞれ人生がありまた価値観のおき方によってその人生も大きく変わっていくと思います。
    何が勝ち組で、負け組みであるのかが考えさせられると思います。
    いろんな人生経験をしてみたいと思いました。

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