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本 ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784344412880
感想・レビュー・書評
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『バレエ男子』というドラマが始まりました。
バレエ監修と指導を草刈民代さんがされています。
主役級3人中二人はバレエ初心者とのこと
とても興味をもって見ました。
「さすが、草刈さんだ!」と思いました。
でも私は
バレエダンサーとして活躍していたころの草刈さんを
全く知りません。
昨日、還暦を迎えたのですね!
おめでとうございます。
バレエ界のレジェンドに直接会ってたところなど
さすが、凄かったんだなあと思います。
単行本『バレエ漬け』は40歳のときのもので
この文庫は43歳バレエ引退の頃です。
40歳の頃にもう一冊出版されました。
『からだ革命』です。読みました。
私は最近ほとんど肉を食べないのですが
その本に草刈さんが肉を食べないと書いていたので
「草刈さんだって食べていないから、大丈夫」
と思っているのです。
その後どうなのでしょう。
〈新しいことに取り組む時は、
必ず、困難と向き合うことになる〉
〈(夫を見て)
私も、何かに惑わされることなく、
地道に、自分の道を歩いてゆきたい〉
〈大切なのは、自分の信念。
自分にとって、大切なものを探そうとする
意志なのではないかと思う〉詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
色々な人の自伝が読みたくなって読んだもののうちの1つ。
草刈民代さんは1度バレエの舞台を見たことがあるくらいで、特にファンというわけでもなかった。こんなに面白い人なんて知らなかった。
草刈さんは忘れ物の常習でだらしがないうえ、ジャイアンみたいに傍若無人なところがあるらしい。欠点も包み隠さなずにあけすけだと、潔くて気持ちがいい。
周防監督と各地の映画祭に行かれたときのことなども語られている。レッドカーペットを歩く人の舞台裏が垣間見られて興味深い。
今後の活躍に注目したいと思った。 -
私もバレエをやっていたので、とても楽しく読めました。
読み終わった後でネットで色々調べてみると、財力に物を言わせてバレエをやっていた、等と書かれていましたが、でも上手なことは上手なようです。
それにしてもとても綺麗な身体。手足が長いし、バレエに栄えるね。
一度も彼女のバレエを見たことがないので、見てみたいな。カルメン、面白そう。 -
ごく普通のよくある自伝的エッセイでした。
バレエ好きにはお勧めです。
私のような舞台美術嫌いには
オススメ出来ませんでした。 -
朝日新聞2012.10.6
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草刈民代 著「バレエ漬け」、2006.3刊行、2009.4文庫化。モデル、バレエダンサー、映画出演・・・、自伝的エッセイです。柔軟かつ強靭な体、そしてその体を芸術に昇華させる感性・技術、素晴らしいと思います。ただ本作品はちょっと自慢話のように思えたのが残念です。私のひがみ根性です。失礼しました。
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ひとつのことに一心に打ち込んできたひとの言葉には読み手も真摯に向き合わされる引力がある。
「『踊る』ことによって磨かれた知性」という言葉があったが、知性の形は従来我々が考えている尺度に留まらない無限の柔軟性があるのだろうなと思った。
バレエは全く分からないが、それでも文章に引き込まれた。
とても魅力的な文章だったし、それは作者の魅力でもあると思った。
―――pp.54
夫は言う。
私は物を出しっぱなしにするが、片付ける時は徹底的に片付けっぱなし。物を書いている時は、書きっぱなし。何かに熱中する時は、極端な一点集中型でやりっぱなしになるが、それ以外のことは、忘れっぱなしで、全く抜けっぱなしな人間だと。
ちなみに、夫は子どもの頃、ハンカチもちり紙も忘れない、私の大嫌いなタイプの子供であったそうだ。今だって、ハンカチとちり紙を持っている。
―――pp.133
「『王様と私』はアジア人を蔑視しているが、抵抗はないのか?」
…「『王様と私』を観なくても、アジア人が白人に差別されていることくらいは十分、分かっています。だから今更『王様と私』の差別的なところを特別意識して観るような、大人げないことはしません。それよりも『王様と私』のミュージカル的に優れているところを、日本人は楽しんでいます」 -
バレリーナとしての日常とか体験談、苦労話、を期待して読みはじめたけど、内容は草刈民代さんの幼少期とかShall we dance?の話とかで、バレリーナとしての話はちょっとしか出てこなかったような気がする。
私の想像とは違う内容だったので☆2つですが、エッセイとしては割合読みやすかったと思います。
ちゃんとみたことがないので、Shall we dance?を見てみたくなりました。
役所広司版もリチャードギア版も。 -
草刈民代さんがバレエ人生を綴ったエッセイ。勝気な少女時代、バレエに心身捧げた青春時代、『Shall we ダンス?』の話、監督との結婚、海外公演、引退公演などのエピソードが書かれている。かっこいい女性であることは間違いない。おすすめ。彼女を受け入れる夫の周防さんも懐が大きいひとだろうと思う。素敵なカップルだ。
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バレエをやり始めた自分が、この本と出会ったのも何かの縁かなぁと思う。踊ること見せること極めること続けること・・・楽してる天才なんてやっぱりいなくて、迷いながら悩みながら卑屈になりながら、それでも何かに取り組み続ける、そのコツコツとした積み重ねがカタチになるのだなぁと改めて思った。
私もバレエがんばろう!バレリーナになりたいなんて思ってないから気が楽だ。やれるところまでコツコツとやり続けよう。
著者プロフィール
草刈民代の作品





