第三の買収 (幻冬舎文庫 う 2-7)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (477ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344413115

感想・レビュー・書評

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  • 途中までMBO、TOBの駆け引きが面白かったが、最後がバタバタだったのは残念。
    CEOも適任なのか。

  • 龍神商事は年商二〇〇〇億の一部上場企業。社長の大日向はある日、再上場を視野に入れたMBO(経営陣による企業買収)を決意する。しかし強欲ハゲタカファンドが突然買収に名乗りを上げ、高値の買い付け価格を提案。会社を乗っ取られる危険性が高まる中、社内から思わぬ救い手が現れたー。

  • 企業買収、自分の会社を買うMBOを主題にした、社内の動きを描いた小説。ただ、読んでいる中であまり思い入れる人が出てなくて、今ひとつ。最後の方で頭角を現す、ここは自分の会社だ、と言える人がいいな、と思った以外は。

  •  年商2000億の一部上場企業、龍神商事の大日向社長がMBO(経営陣による企業買収)を決断する。株の買い取り値を安くしたい別会社と、株主の利益のために買い取り値を高く設定しなければいけない龍神商事側、二つの会社の社長が大日向であることで利益相反が生じ、事態は混迷を極める。

     大日向の慢心が会社の未来を決定ずけることになる。その未来とは・・・話しはちょっと専門的すぎるし、MBOをしなければならない理由がいまいち分かりずらいかな

  • 【作品紹介】
    龍神商事は年商二〇〇〇億の一部上場企業。社長の大日向はある日、再上場を視野に入れたMBO(経営陣による企業買収)を決意する。しかし強欲ハゲタカファンドが突然買収に名乗りを上げ、高値の買い付け価格を提案。会社を乗っ取られる危険性が高まる中、社内から思わぬ救い手が現れた―。壮絶な企業買収劇を描いた、衝撃の企業法律小説。

    【感想】
    再読しての5つ星評価は初。
    無知が始めたMBOの恐ろしさ。当然と言えば当然の市場の動きだか、身内や第3者などの周りの意見を聞き、慎重な調査と周到な準備のもと物事を進めないと悲惨な結果になる。
    EBOの成功までの件(くだり)があっさりしていた感は否めないが、熱き日本企業の強さをあらためて感じさせられる作品でした。

  • さすが著者が現役の企業法務の弁護士だけあって、細かい部分がわかりやすく書いてあり、小説とはいえ法律の勉強になった。
    会社は誰のものか、どうあるべきか等、著者の思いが登場人物同士の会話の中に見え隠れする。続編も期待できそうな内容だった。

  • 本屋でなぜんか買ってしまった。買うつもりなかったんだけど。NHKでハゲタカを見て、けっこうおもしろかった。本屋で、ハゲタカのとなりに平積みしてあって思わず買ってしまった。MBOって聞いたことあったけど、EBOっていうのもあるんだ。勉強にもなります。おもしろかったです。今後も読んでいきます。

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著者プロフィール

弁護士、作家/1949年生まれ。東京大学法学部卒業後、東京地検検事、広島地検検事を経て79年に弁護士に。現在、M&Aやコーポレートガバナンス、不動産証券化、知的財産、情報管理、国際訴訟などで定評のある牛島総合法律事務所代表。日本生命保険社外取締役、朝日工業社社外監査役、一般社団法人東京広島県人会会長、NPO法人日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク理事長。97年に『株主総会』で小説家デビューしベストセラーに。『社外取締役』『少数株主』などの企業法律小説やエッセイも多数。近著に『日本の生き残る道』(幻冬舎)がある。

「2023年 『会社が変わる!日本が変わる!! 日本再生「最終提言」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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