愛のあとにくるもの (幻冬舎文庫)

著者 : 辻仁成
  • 幻冬舎 (2009年8月1日発売)
3.39
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  • 20レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344413450

愛のあとにくるもの (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 良い話だとは、思うのですがシックリこない。。。

    遅ればせの感想
    先ず、導入で躓いてしまいました。
    傷心している時だから、一目惚れするってあるのかも知れないなぁ、、、
    と思いつつ、
    私自身はウジウジとして(←嫌ですね)、別の人は目に入らず、失恋を
    忘れてしまうには、結構時間が掛かりました(←実体験です)。

    次に、都合よく紅と再会するのは、運命的な感じを出すのに良かったかも知れませんが、
    私的には、少ない手掛かりを元に走り回って、韓国の人に助けられながら・・・と言うのが本筋ではないかと。。。

    それから、潤吾の両親との関係は、成功しなければ紅と同じ立場にならないコトを暗示しているようで嫌な感じでした。

    日本で暮す韓国人の女性の疎外感は、きっと激しいものだったに違いないのですが、潤吾は日韓の溝を忘れた振りをしただけではなかったか?
    紅を失って初めて事の重大さに気付いたのでしょうね。そう言った意味で別れは必然だったのでしょう・・・
    7年間思い続けて小説をモノにした主人公には頭が下がりますが、それで本当に紅の苦悩が理解出来たのか私には判りません。

    また紅も、学費生活費を稼ぐためにアルバイトに明け暮れる主人公を理解できたとは思えません。
    でもこの部分は孔枝泳版を読んで、もう一度考えてみようと思います。。。

    もう一つ言うなら、カンナの視点で書かれた「愛のあとにくるもの」を読んでみたい気もします。

  • 個人的に、辻仁成=女々しい男の話というイメージがあるが、女々しさというのは見方を変えれば、繊細さであったり優しさも含まれていることを改めて教えてくれるものである。今更だが、著書によってそれを教えられた。
    若い頃の、おそれを知らない恋愛。それに日本と韓国の、国の違い。側にいたいからというお互いのエゴで始まる付き合いが、ちょっとした歪みやすれ違いが重なって大きな溝となり、それが激突して破局する。恋愛はナマモノであるはずなのに、7年も忘れずにいられるというのは、それだけ通じ合えた想い合いだったのだなあと羨ましく思えた。

  • 紅,カンナ,潤吾の恋愛模様.逃げた恋,待つ恋,諦めた恋,そしてそのあとには.「あとに」というタイトルの第一印象とはちょっとちがったけど,納得の読後感.裏の女性視点ものと併せて.

  • 韓国人の名前への拒否反応を抑えつつ読み進めたが、それほど多くもなかったので、どんどん引き込まれた。
    かわいくて苦しい愛、だけど、最後はハッピーエンド?
    ーーー
    「変わらない愛って、信じますか?」小説家を目指す潤吾は、失恋の痛手のなか、韓国からの留学生・崔紅(チェホン)と出会いそう問われる。そこから始まる狂おしい愛の生活ーー。やがて二人は、小さな行き違いで決別するが、七年後の再会で愛が蘇り……。韓国人気作家・孔枝泳(コン・ジヨン)とのコラボレーションで放つ渾身の恋愛長編小説。

  • 2009/9/12

  • 以前、「情熱と冷静のあいだ」をを読んだときにも感じたことだけど、
    私は辻仁成の描く男性が苦手。
    だからこの評価の低さは、作品の質というより好みの問題です。

    どうして男ってこんなにもいちいちが遅いんやろう。
    男が気づくころには、女は踏み出してる。
    なんでいちいち乱しにくるのか。なんて傲慢。
    うじうじうじうじ。これが辻さんの描く男だけじゃなく一般像ならショック。
    読んでて本当にいらいらする。
    ただこれがロマンチズムなんやろうなぁ。

  • 冷静と〜のドキドキ感を期待したけどそこまでではなかった

    走る場面は清々しい

  • 『冷静と情熱のあいだ』vs韓国バージョン。

    冷静~より壮大さに欠け
    民族的な深い問題が関わる。

    もうちょっと先のことまで書いて欲しかったかな。

  • 「冷静と情熱のあいだ」に次ぐ男性視点、女性視点で描かれた作品で、こちら辻さんは「潤吾」視点。
    辻さん作品の代名詞である「純愛」そして「運命」が織成すストーリー。相手を想っての優しさや思いやりも環境や文化、時に言葉の壁がすれ違いへと発展してしまう。。。う~ん20代の頃の恋愛が思い出される。

  • 日本で知り合った潤吾と韓国人遊学生の紅。愛し合うようになったけど、(貧しさゆえに)すれ違いが多くなり、やがて別れが訪れる。7年後、小説家になった潤吾は仕事で韓国を訪れ、そこで紅と再会する……。
    2009年にも一度読んだことがあるらしいが、途中まで「読んだことあるような気もするけど、確信できない」というまま読んでいた。ということは、以前読んだときもあまり印象に残らなかったということだろうか。でも結局、2回とも「この2人、何でつき合い始めたのかわからない、何で別れたのかわからない、何で7年も離れていても互いに実は思い続けていたのかわからない」というわからないことだらけの話だった。実際にこんなカップルいるのかしらん。優柔不断なナル男くんの妄想小説家か? 人としてリアルで好きになれそうなのは、かつて潤吾をふっておきながら、格好悪いまでに彼に復縁を迫るカンナだな。でも、その彼女、彼の担当編集者でもあるという都合のいいストーリー。
    韓国の人気作家・孔枝泳とのコラボ小説らしいが、コラボのためにこんな韓流ドラマのような話になってしまうのだろうか。辻仁成は、もうちょっとこなれた小説を書く人だと思うんだけどなあ。

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