パパとムスメの7日間 (幻冬舎文庫 い 18-5)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 60
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  • Amazon.co.jp ・本 (468ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344413634

作品紹介・あらすじ

イマドキの女子高生・小梅16歳。冴えないサラリーマンのパパ47歳。ある日、二人の人格が入れ替わってしまった。小梅になったパパは憧れの先輩との初デートや試験に四苦八苦。パパになった小梅は新商品開発で余計な発言をし、大騒動を巻き起こす。そこへ、二人を狙う怪しい女が現れ…。親の愛、家族の温かさを思い出させてくれる傑作長篇。

感想・レビュー・書評

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  • 07年に新垣結衣、舘ひろし主演でドラマ化してた作品
    (観てませんでしたが)

    また今回ドラマでリメイクされるみたいですね

    定期的にある
    人格入れ替わる系の話

    ただこの作品は、人格入れ替わる事で
    父親、娘のそれぞれの立場、大変さを感じさせる話でしたね

    昨日は飲み会の為、朝の出勤を車ではなく電車にしたんですが 朝から気温が高いのと…あと人混み…
    ほんと電車って苦手だし…つらい…
    家には高校生の子供が二人いるが…

    【アイツらいつもこうやって通ってるのか…】と感じました

    よその子より、日頃感謝とか態度や口に出してくれる子供達ですが…
    子供らに自分の仕事も体験してもらいたいですね(笑)

  • 父と娘の魂が入れ替わった?

    お互いに絶対に“学校や友だち、あこがれの先輩”や“会社のプロジェクト”で余計なことを喋るな!と言って言われてもいたんだけど…

    〇ムスメの彼氏や友だちに大人として対応しちゃったり、大人の仕事のツマラナイことにうっかりティーン代表として物申したり
    お仕事小説としても面白かった

  • 新垣結衣と舘ひろしでドラマ化されてるんですね、この作品。え?舘ひろし???それは随分イメージが違ったわ。

    親子が入れ替わる話には「民王」があったね。男女がいれかわるのは転校生だったかな?「おれがあいつであいつがおれで」だったよね、原作。古いかしら?

    ストーカー女性の設定以外は予想がつく展開だったけれども、軽いタッチで大変読みやすかった。1日で読み終えちゃって、なんだかもったいなかったかなー。

  • がっきーが主演のドラマの原作!
    ドラマ見てない(涙)

    さえないサラリーマンのパパ47歳と、いまどきの女子高生の小梅16歳が事故にあって人格が入れ替わった話。
    設定としてはありがちですが、これまた楽しいファミリーコメディとなっています。

    しかし、この設定、女子高生にとってはありえんでしょう(笑)
    自分の体を親父が見ることになるんですよ。
    物語の中では、常に目隠しをされて着替えてたことになっていますが、ちょっとつらいでしょうね。

    そして、この間の騒動として、小梅のあこがれの先輩との初デートを失敗させようと画策するパパ。
    新商品の御前会議のプレゼンで、ブチ切れて余計な発言をしてしまった小梅。しかし、そこに至るまでは仕事の本質が語られていて、コメディとはいえしっかりメッセージが伝わってきます。
    そんな、はちゃめちゃな大騒動の中、どちらの気持ちもよく分かります。
    結果、娘とパパの距離が縮まりそうで縮まらないところがミソ。
    そして、最後はパパの事を好きになってしまったストーカの女が登場して、さぁどうなる。
    といった展開でした。

    父親の思いが十分伝わってくる物語でした。
    楽しめました。

    ドラマのDVDを見なければ..

  • 今時の女子高生・小梅16歳と冴えないサラリーマンのパパ47歳の人格が入れ替わって大騒動。二人はこの危機を乗り越えることができるのか。笑いと涙のファミリーコメディ長編。
    ちょうど私の娘も16歳の女子高生。普段の会話もないし、会話することも照れ臭い。でも異性関係は凄く心配だ。本作のように身体が入れ替わるというのは、あくまでもフィクションの世界のはなし。二人のお互いが感じている想いが物語の本質で、その点、心の温かさが伝わるハートウォーミングストーリー。傑作です。

  • ある日突然、あることがきっかけでパパとムスメの人格が入れ替わっちゃった!

    って、どこかで聞いたことあるシチュエーションだけど(笑)

    父親と年頃の娘の人格が入れ替わったら、そりゃやっぱり困るのは娘の人格の方だろう。
    父親の人格が自分の身体に乗り移るということは、自分の身体を父親の目線で見られてしまうということで、それはもう、死ぬほどの恥辱じゃないだろうか。

    その辺はまぁ、適度にサラリと流しているんだけど、やっぱりちょっと不自然かもねぇ。

    女子高生と父親の関係なんて、現実はこんなものかもしれないけど、入れ替わって生活していくうちに、お互い相手の思っていることが何となく分かってきたようで、でも、また元に戻ったら関係もまた元に戻ってしまうという、なんとももどかしい。

    娘が、もう少し父親に歩み寄ってくれたらいいのに、と思うのは勝手だろうか。

  • ☆4.5

    五十嵐貴久さんの作品は初めてだったのですが、とても楽しく読ませてもらいました❁⃘*.゚
    入れ替わった2人の生活が面白おかしくて、パパと小梅には申し訳ないのですが、しばらくこのままでいてほしい!と思ってしまう程でした。
    続編の10日間も読んでみたいと思います!

  • 事故が原因で父と娘の中身が入れ替わってしまう、いわゆる「転校生」物。父の身体で娘が会社に行き、娘の身体で父が高校生というちょっとハードル高いお話。でも、結構楽しく読めた。娘のいるお父さんにお勧め。おっさんなお父さんのいる娘はどうかなぁ…

  • 2009/10/18 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2014/9/5〜9/9

    5年ものの積ん読本で、久しぶりの五十嵐作品。列車事故で父とムスメの人格が入れ替わり、という展開はありふれているが、その後の展開が秀逸。観てはいないが、テレビドラマ化もされていたはず。確かに、ドラマ向きの展開だなあ。こういうのは五十嵐さん上手いもんな。

  • 『パパとムスメの7日間』
    TBS/毎週火曜深夜放送
    2022年7月26日から

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著者プロフィール

1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。『リカ』で第2回ホラーサスペンス大賞を受賞し、翌02年デビュー。以来、警察小説・青春小説・サスペンス・時代小説等、ジャンルにとらわれずに活躍中。

「2023年 『交渉人・遠野麻衣子 爆弾魔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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