赤い羊は肉を喰う (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 148
レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (694ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344413719

感想・レビュー・書評

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  • あらすじ(背表紙より)
    下町・八丁堀で働く内田偲は、単調だが平穏な日々を愛し楽しんでいた。だが街に少しずつ不穏な空気が流れ始め、犯罪が不自然なほど急増する。原因を探る偲が辿り着いたのは、人を思い通りに操ろうとする企みだった。金も力も組織もない若者は街を救えるのか?心理操作の恐怖と人間の“愚かしさと愛しさ”を精緻に描く鮮烈エンターテインメント。

  • 集団心理はこわい
    無意識のうちにかかってる、、、たのは恐ろしい・・・

  • 心理操作の描写が良い

  • 日曜朝の特撮でエンター様を演じられると決まったので大好きな五條さんの本をお誕生日のプレゼントにしました。憎まれるばかりが悪役じゃないわよ、と思って「エデン」と迷ったのだけど意図したものではない柳沢笙という登場人物がいて一人で喜んだ。

  • ペンギン

  • 五條氏の作品は、どれを読んでも「これは彼女にしか書けないだろうなぁ」と思わせます。
    今回のテーマである群集心理のコントロールも非常に綿密に計算されており、このボリュームを中だるみせずに読めるのはキャラクターの魅力と独創性のなせる技でしょうか。
    でも、考えてみれば革命シリーズが書けるぐらいだから、彼女にとってはこの分量ぐらい当然かも知れませんね。

  • ペンギンは最初の一羽が、羊は最後の一匹が群の行動を決める。君はどちらになりたい?

  • 大衆意識のコントロール。
    環境による心理操作の恐怖。人間を人間が操作する。

  • たまたま仕事で数値を扱うことが増えたので、この話への興味がわいたってのもあるが、それを差し引いても大いに楽しめた。最高!

    計測屋でのんびりと働く、警察が肌に合わなくてやめた主人公・偲の設定がいい。
    通常、元・警察官のキャラクターはちょっとやさぐれていたり組織から大きくはみ出ながらもどこかで矜持を捨てきれずに屈折しているのだが、偲は正義感やバランス感覚、そうして「現実と折り合う能力」をきちんと残しながら、下町でまっとうに育ってゆく。

    最後のクライマックスシーンで太郎に起こったこと、偲の前に展開した構図はとても私の胸を凍らせたけれど、それでもこの小説が前に向かって倒れる、清々しいまでのまっすぐさを損なわずに終わった点は、とても嬉しく思った。

    分析も検証もすばらしく、数学にある種の魔力があることを思い出し、でもそれでも最後に数字が恣意ではなくまっとうな意思によってこそ生かされてほしいと、素直に願うことができた、悦楽。

  • もやもやも残るラストだったけど、読後感はすごくよかった。主人公の偲ちゃんやそのまわりの男の子達の、健やかさ、気持ちの良さに、救われる感じ。
    「理解」と「共感」は違う!ということを思わされました。
    偲ちゃん、リベンジプリーズ!ですなw

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プロフィール

大学時代は安全保障問題を専攻。大学卒業後、防衛庁に就職し、調査専門職として勤務。退職後、フリーライターを経て1999年に北朝鮮問題を題材とした『プラチナ・ビーズ』で作家デビュー。2001年『スリー・アゲーツ』で第3回大藪春彦賞を受賞。

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