赤い羊は肉を喰う (幻冬舎文庫 こ 28-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 182
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (694ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344413719

感想・レビュー・書評

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  • 文庫化されたので、再読。
    五條瑛と言う作家を知ったのが、この作品。
    とてもテンポよく、さくさく読めるし、他の作品との伏線がたくさん隠されているので、再読でも十分楽しめる。
    群集心理を逆手に取った研究者たちに、計数屋・偲が挑む。
    群集心理の勉強になるし、主人公・偲のキャラはとっても、魅力的。
    彼の片腕となる浪人生・笙も、かわいい。
    ぜひ続編を読みたい作品。

  • 群衆心理操作ホント怖い。

  • あらすじ(背表紙より)
    下町・八丁堀で働く内田偲は、単調だが平穏な日々を愛し楽しんでいた。だが街に少しずつ不穏な空気が流れ始め、犯罪が不自然なほど急増する。原因を探る偲が辿り着いたのは、人を思い通りに操ろうとする企みだった。金も力も組織もない若者は街を救えるのか?心理操作の恐怖と人間の“愚かしさと愛しさ”を精緻に描く鮮烈エンターテインメント。

  • 集団心理はこわい
    無意識のうちにかかってる、、、たのは恐ろしい・・・

  • 心理操作の描写が良い

  • 日曜朝の特撮でエンター様を演じられると決まったので大好きな五條さんの本をお誕生日のプレゼントにしました。憎まれるばかりが悪役じゃないわよ、と思って「エデン」と迷ったのだけど意図したものではない柳沢笙という登場人物がいて一人で喜んだ。

  • ペンギン

  • 五條氏の作品は、どれを読んでも「これは彼女にしか書けないだろうなぁ」と思わせます。
    今回のテーマである群集心理のコントロールも非常に綿密に計算されており、このボリュームを中だるみせずに読めるのはキャラクターの魅力と独創性のなせる技でしょうか。
    でも、考えてみれば革命シリーズが書けるぐらいだから、彼女にとってはこの分量ぐらい当然かも知れませんね。

  • ペンギンは最初の一羽が、羊は最後の一匹が群の行動を決める。君はどちらになりたい?

  • 大衆意識のコントロール。
    環境による心理操作の恐怖。人間を人間が操作する。

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著者プロフィール

大学時代は安全保障問題を専攻。大学卒業後、防衛庁に就職し、調査専門職として勤務。退職後、フリーライターを経て1999年に北朝鮮問題を題材とした『プラチナ・ビーズ』で作家デビュー。2001年『スリー・アゲーツ』で第3回大藪春彦賞を受賞。

「2018年 『焦土の鷲 イエロー・イーグル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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