孤高のメス神の手にはあらず 第4巻 (幻冬舎文庫 お 25-12)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 363
感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344413894

感想・レビュー・書評

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  • 生体肝移植の結果を見たくて4から6を購入したのに、最初から随分とストーリーが飛んだ内容だと我慢して読んでも繋がらず。よく見たら続編の完結編である4だった。古本屋だったが、前編と普通に並んで売っていた。今日、別の店でも同様に並んでいるので、他の人も間違って買ってしまうと思う。
    と言うことで、都合6冊を飛ばして結論編だけ見た感想では、随分と医療より恋愛に傾いた印象。当麻先生の婚約者の父親が、再度の肝移植のために妻と娘の適合を検査すると、娘の癌が判明。手術しても完治は困難と思われるが、当麻先生はどうするか。手術は誰がどうするか。最後はどうなるか。純愛物語で、本来は涙が流れるのも当たり前なのに、間違って購入した本のため泣けず。残念な思い。

  • 死亡肝移植によって一命をとりとめた大川が拒絶反応を起こし、再手術のため台湾へ来る。当麻は翔子もまた病魔に侵されていることを告げ、自らメスを執った。最愛の翔子と共に生きるため、古巣の甦生記念病院へ戻る決心を固める当麻。しかし病魔は静かに翔子の体を蝕んでいた……。現代の医療システムに警鐘を鳴らす衝撃の問題作、ついに完結。

  • 遂に完結。最後盛り上がっていって、ハッピーエンドかと思わせておいて、そうではない。うーん。。。
    エホバ、アルツハイマーはよく出てくるし、鉄心会なんかは実在ベース。作者のメッセージのようなものは感じる。恋愛系の描き方は今一かな。

  • 不味い文章のわりに、4巻はスラスラ読んでしまった。ラブシーンの描写には目も当てられないが、当麻のヒロイックな一面と悲劇的な一面はうまく考えられていると思う。ノンフィクション書けばいいと思う。

  • 荒井の医療ミスによる訴訟の顛末が中途半端。当麻が、日本を離れなけばならない脳死肝移植で一旦は回復なったかと思われた大川町長だが、拒絶反応で再度生死の瀬戸際に。かてて加えて翔子に病巣(癌)が見つかってしまった。当麻を諫める王文慶とのやりとりで、未婚の時には結婚して温かい家庭を夢み、既婚となると子どものままならなさに思い悩むという部分に思わず唸ってしまった。既婚者としては後者に納得(笑)

  • 「神の手にあらず」という副題の意味がずっとわからずだったのですが、4巻にを読んでみて、なるほど^^と感じました。翔子さんの生きざまがとても素晴らしく、また3巻~4巻にかけて、主人公当麻医師の人間的な部分が伝わってきて、最初の6巻より、今回4巻がとても素晴らしい気がしました。できることなら、この後、当麻医師がどう成長していくのかが読んでみたい。

  • 配置場所:摂枚文庫本
    請求記号:913.6||O||4
    資料ID:95100093

  • 話が進めば進むほど、当初の勢いのない展開になっていく。孤高のメスでも愛する人は救えず、スーパードクターの活躍を書く昨今のドラマとは現実は違うという事か、ホスピスに向かう患者と家族の心情が良く描かれている。話が長くちょっと展開も無理している感じがする。

  • 2015.2.18読了。

  • え?これで終わりって感じでした。

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著者プロフィール

医師・作家。一九四三年愛知県生まれ。 京都大学医学部卒業。早くより癌の告知問題に取り組み、「癌患者のゆりかごから墓場まで」をモットーにホスピスを備えた病院を創設。手術の公開など、先駆的医療を行う。「エホバの証人」の無輸血手術をはじめ手がけた手術は約六千件。現在は淡路島の診療所で僻地医療に従事する。医学学術書の他、小説やエッセイなど、著書多数。

「2020年 『緋色のメス 完結篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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