わたしのマトカ (幻冬舎文庫)

著者 : 片桐はいり
  • 幻冬舎 (2010年2月1日発売)
4.09
  • (231)
  • (283)
  • (142)
  • (9)
  • (3)
  • 1882人登録
  • 254レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (193ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344414259

わたしのマトカ (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 本には物語性を求めるので、基本的にはフィクションを読むことにしているのだけれど、エッセイは別腹。
    「旅」と「食べ物」について書かれたものは特に好き。
    この片桐はいりさんのエッセイは「旅と食べ物」どちらも楽しめる。

    まず、これが初めて書かれた本とのことで驚いた。
    表現がどれもうまいのだもの。
    『からっぽの袋を持ってフィンランドに出かけ、タイムサービス!ひと月限定、思い出つめ放題』とか『小銭レベルの冒険』とか『太陽が地平線に手を引っかけたくらいの頃あい』とか……挙げるとキリがない。

    そして、はいりさんの予想以上の行動力にまた驚かされる。
    フィンランド以外の国での出来事も書いてあるのだけど、結構お一人で危険なところを歩いていたりの経験もあるようなのに、フィンランドでもずんずんずん、の大音量に誘われて夜のお出かけをなさったり。

    笑えるエピソードもたくさん。
    なかでも、マッサージのエピソード。
    北海道の背中のしなしなさまに「ひい」の場面では声を上げて笑ってしまった。


    旅とは関係ないのだけれど、ゆがんだ正義感の件り。
    多少、同じケがあるわたしもフィンランドに行って「女神のような新しいキャラクター」にご降臨願わねばならないかも。

  • 面白かったー!
    「かもめ食堂」は大好きな映画なので、フィンランドはいつか行ってみたいとは思ってたけど、ますます行きたくなった!

    片桐はいりさん、すごく気になる女優さんだけれど、こんなに文章が面白いなんて!それもこれがエッセイ書くの初めてとか。
    はいりさんに依頼された編集者さんエライ!
    きっと彼女はどんな場所でも状況でも楽しめる人なんだろうなぁ。
    私もそういう人になんでも面白がれる人になりたい。

    「グアテマラの弟」も買ってあるので読むのが楽しみ♪

  • 片桐はいりの旅のエッセイ。
    “マトカ”はフィンランド語で“旅”。
    映画『かもめ食堂』の撮影で滞在したフィンランドでの体験が綴られている。

    片桐はいりのイメージが変わった。
    旅先で発揮される冒険心が引き起こす事件の数々。
    思わず声をだして笑ってしまうほどユーモラスで少しひねくれた文章。
    片桐はいりという唯一無二のキャラクターが一文一文からにじみ出てくる。
    目の前の景色をこんな風にオリジナルに受け止めて自分の言葉にできる人間になりたいと思った。

  • 片桐はいりさんがこんなに文章が上手だと思わなかった。
    映画「かもめ食堂」の撮影で1カ月フィンランドを訪れた時のもろもろを綴ったエッセイだが、フィンランドを流れるゆったりとした空気、穏やかな時間が柔らかく伝わってくる。面白いし、何よりも癒される。
    今までそれほどフィンランドに興味はなかったが、行ってみたいと思った。特にファームステイがしてみたい。

    一日予定のない日に、好きなお茶を淹れて、おいしいお菓子を食べながらゆっくり読む、そんな感じで読むのが一番しっくりくる本。

  • 一言でまとめると・・・「ものすごく楽しかった!」

    旅行が大好きで、フィンランドにもずっと興味があり、読んでいてますます行きたくなった。
    いかに旅が好きか、楽しかったか、ということが存分に伝わってくる旅エッセイだ。

    読みやすい文章で、だからといって稚拙なわけでもない。

    片桐はいりさんのあのひょうきんな人柄(メディアを通してしか知らないけれど)とお顔を知っていると、ちょっとした話がなんでも面白く感じて、顔を知らない人の旅エッセイを読むよりずっと楽しめた。


    同じ旅行好きでも、私は片桐はいりさんの、

    ・さみしがりやじゃなくて順応性が高いので、旅行先から帰りたいと思ったことがない。
    ・1人でもバーなどに行ける。
    ・簡単な英会話ができる。

    という特性と真逆のため、彼女のような楽しみ方はできないと思う。
    だから憧れもあって、本が輝いて見えた。
    私もそういう旅がしたいなぁと心の底から思った。

    装丁もおしゃれで素敵。
    旅行をひかえた人に、カフェで読むのにおすすめしたい1冊。

    P.S.この本を知ったのはブクログの談話室で紹介されていたのを見たことがきっかけ。ブクログには本当に感謝!

  • マトカとはフィンランド語で「旅」のこと。片桐はいりさんの映画
    『かもめ食堂』の撮影舞台の
    地をメインに、時々東南アジアや南米グァテマラに脱線したりする、とっても楽しい旅エッセイ。映画はDVDになるまで待ち、旅行へガイドブックや写真集で行った気になる私は、おおいに刺激を受けました。ご自分のことをここまで冷静に面白く描けるはいりさんって、大物ですね。買ったまま積読のムーミンを読もうという気になりました。とっても気持ちのいい読書でした。はいりさん、ありがとう(´౪`)

  • フィンランドに凄く行ってみたくなりました。
    せかされない生活良いなぁ。
    はいりさんの旅、すごく素敵です。
    自分の中でやってみたいと思いながら、言葉ができないとか、1人じゃ怖いとか、色々理由を付けてやっていないことが沢山あるのですが、はいりさんはさらっとそういうことをしていらっしゃいます。
    色んな人の素敵な部分を照らしていて、とてもキラキラした本です。面白かった!

  • 映画「かもめ食堂」好きとしては嬉しい一冊。

    読んでいたら私もどこかへ旅行に行きたくなっちゃった。
    もはやちょっと行った気分になっちゃった。
    私も片桐さんみたいにすぐ現地の方とも馴染めたらなあー…なんて。

    片桐さんのユーモア溢れる文に魅了されました。
    ピエル・オン・ペルセースタ。

  • 女優・片桐はいりさんが映画『かもめ食堂』の撮影でフィンランドに滞在したときのことを綴った、旅エッセイ。
    片桐はいりさんといえば、かなり個性派な女優さんという印象があるのですが、旅の楽しみ方もかなり個性的。
    食べるのが大好きで取り敢えず何でも口に入れてみるとか、迷子になるのも厭わずその土地の乗り物で冒険をしてみるとか、夜のネオン街を徘徊するのが好きだとか…かなり豪胆なエピソードがたくさん語られていてとても面白いです。
    言葉の言い種というか文章の書き方がまた面白くて、思わず声を出して笑ってしまいました。
    かと思えば急に、心に沁みるような温かいエピソードが挟まってきて、涙が滲んでしまったり…。
    最初は電車の中で手軽に読むつもりだったのですが、気付けば自宅でじっくり読んでいました。
    凄く面白かった、そしてフィンランドに行ってみたくなりました。
    実は映画『かもめ食堂』も観たことがないので、これを機に観てみようと思いました。
    タイトルにもある「マトカ」とはフィンランド語で「旅」という意味だそうで。
    タイトルと、装丁も含めて、凄く素敵な本でした。

  • 先日旅行で乗ったフィン・エアーが思いのほかヨカッタから
    「フィンランド」はいい国に違いないっ!って思ってた矢先に
    見つけて即買。
    映像が浮かぶ文章力にビックリ!
    片桐はいりさん、さらに好きになった。

    あと、
    ポーランドに行った時に貰ったメチャクチャマズイ黒い物体が
    「サルミアッキ」というものだと、
    片桐さんのおかげで知ることができた。
    サルミアッキ・ウォッカ=ブスなうえに乱暴者
    上手い!!(笑)

全254件中 1 - 10件を表示

わたしのマトカ (幻冬舎文庫)のその他の作品

わたしのマトカ 単行本 わたしのマトカ 片桐はいり
わたしのマトカ Kindle版 わたしのマトカ 片桐はいり

片桐はいりの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
伊坂 幸太郎
三浦 しをん
村上 春樹
梨木 香歩
片桐 はいり
有効な右矢印 無効な右矢印

わたしのマトカ (幻冬舎文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする