わたしのマトカ (幻冬舎文庫)

  • 幻冬舎 (2010年2月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (200ページ) / ISBN・EAN: 9784344414259

作品紹介・あらすじ

映画の撮影で一カ月滞在した、フィンランド。森と湖の美しい国で出会ったのは、薔薇色の頬をした、シャイだけど温かい人たちだったーー。旅好きな俳優が綴る、笑えて、ジンとくる名エッセイ。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

旅と食べ物をテーマにしたエッセイは、フィンランドでの心温まる体験を描いています。著者は、映画の撮影で滞在したフィンランドの美しい自然や、地元の人々との交流を通じて、独自の視点で生活習慣や文化の違いを楽...

感想・レビュー・書評

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  • 「グアテマラの弟」に続き片桐はいりさんの旅にまつわるエッセイを手にしました。

    今回のメイン舞台は北欧フィンランドです。

    映画の撮影で滞在した1カ月をはいりさんの視点と感情を感じることが出来ました。

    言葉にするのが旨い。

    だから空気感までしっかりと感じることが出来ました。

    ちなみにタイトルにある「マトカ」はフィンランド語で「旅」を意味するそうです。


    説明
    内容紹介
    映画の撮影で一カ月滞在した、フィンランド。森と湖の美しい国で出会ったのは、薔薇色の頬をした、シャイだけど温かい人たちだったーー。旅好きな俳優が綴る、笑えて、ジンとくる名エッセイ。
    内容(「BOOK」データベースより)
    北欧の国で出会ったのは薔薇色の頬をした温かい人たちだった。旅にまつわる名エッセイ。
    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    片桐/はいり
    1963年東京都生まれ。成蹊大学卒業。俳優として、舞台、映画、テレビと幅広く活躍している。主な出演作に舞台「片桐はいり一人芝居『ベンチャーズの夜』」「マシーン日記」「R2C2」など、映画「かもめ食堂」「なくもんか」など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

  • 本には物語性を求めるので、基本的にはフィクションを読むことにしているのだけれど、エッセイは別腹。
    「旅」と「食べ物」について書かれたものは特に好き。
    この片桐はいりさんのエッセイは「旅と食べ物」どちらも楽しめる。

    まず、これが初めて書かれた本とのことで驚いた。
    表現がどれもうまいのだもの。
    『からっぽの袋を持ってフィンランドに出かけ、タイムサービス!ひと月限定、思い出つめ放題』とか『小銭レベルの冒険』とか『太陽が地平線に手を引っかけたくらいの頃あい』とか……挙げるとキリがない。

    そして、はいりさんの予想以上の行動力にまた驚かされる。
    フィンランド以外の国での出来事も書いてあるのだけど、結構お一人で危険なところを歩いていたりの経験もあるようなのに、フィンランドでもずんずんずん、の大音量に誘われて夜のお出かけをなさったり。

    笑えるエピソードもたくさん。
    なかでも、マッサージのエピソード。
    北海道の背中のしなしなさまに「ひい」の場面では声を上げて笑ってしまった。


    旅とは関係ないのだけれど、ゆがんだ正義感の件り。
    多少、同じケがあるわたしもフィンランドに行って「女神のような新しいキャラクター」にご降臨願わねばならないかも。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「表現がどれもうまいのだもの。」
      お芝居される方は、観察力と表現力があるから、チョッとコツを掴めば、、、、
      新しいエッセイ出ないかなぁ~
      「表現がどれもうまいのだもの。」
      お芝居される方は、観察力と表現力があるから、チョッとコツを掴めば、、、、
      新しいエッセイ出ないかなぁ~
      2013/02/28
    • 九月猫さん
      nyancomaruさん、はじめまして。
      コメントありがとうございます。

      お芝居と文章では、表現の仕方は違うかなと思うのですが、
      ...
      nyancomaruさん、はじめまして。
      コメントありがとうございます。

      お芝居と文章では、表現の仕方は違うかなと思うのですが、
      役者さんは文章も上手い方が多いですよね。

      はいりさんの新しいエッセイ、出てほしいですね。
      とはいえ、まだ『もぎりよ―』を読んでいないのですけれど。
      nyancomaruさんはお読みになりましたか?
      2013/02/28
  • 「かもめ食堂」フィンランドロケの滞在の日々のエッセイ。生活習慣、気質の違いなど興味深く楽しく読みました。
    フィンランド流の“なにもしない”を学ぶべきと心に決めた、はいりさんでしたが、持ち前の考察の深さと好奇心旺盛で、ぼおっとする瞬間さえない行動力でした。
    フィンランドの家には欠かすことのできないサウナ、暖炉ではなくてペチカ、農場体験とムーミン谷博物館、興味が湧きました。

  • かもめ食堂、という映画でフィンランド ヘルシンキへ行った時の旅行記が中心のエッセイ
    ちなみに、マトカとは、フィンランドの言葉で旅という意味らしい

    片桐はいりさんという女優さんは映画でも個性的で素敵!
    日本とフィンランドの映画の作り方や、そこに携わる人々の違いなど、おもしろかった。
    すべて自分で体験したエピソードで正直な感想に
    笑えたり、感心したり。

  • 片桐はいりさんの旅のエッセイ。
    今回の舞台はフィンランド。
    映画「かもめ食堂」の撮影場所となったフィンランド。
    映画を観る前に本を先に読んでおきたかった。
    グアテマラの弟のエッセイも良かったけれども、今回も片桐はいりさんはどこでもいつでも変わらず片桐はいりさんのまま過ごされているのだな、と。
    笑いもちょっと毒もあったりと、裏表のない人柄に引き込まれます。

  • 面白かったー!
    「かもめ食堂」は大好きな映画なので、フィンランドはいつか行ってみたいとは思ってたけど、ますます行きたくなった!

    片桐はいりさん、すごく気になる女優さんだけれど、こんなに文章が面白いなんて!それもこれがエッセイ書くの初めてとか。
    はいりさんに依頼された編集者さんエライ!
    きっと彼女はどんな場所でも状況でも楽しめる人なんだろうなぁ。
    私もそういう人になんでも面白がれる人になりたい。

    「グアテマラの弟」も買ってあるので読むのが楽しみ♪

  • 片桐はいりさんが映画『かもめ食堂』の撮影で滞在したフィンランドでの日々をつづったエッセイです。
    本作が初めての著作とのことにびっくり。
    情景や感覚の描写も、ユーモアの織り交ぜ方も、文章を書き慣れている感じがするのです。
    感じたことを感じたままに言葉で表現できる方なのだなぁ。

    香港の旅で食べ過ぎて、げっそりして帰ってきたはいりさんにお父様の放った言葉に大笑いしてしまいました。
    「吐くまで食べる。えらい。それが食通だ」
    そんなお父様の影響か、フィンランドでも不味いことで名を馳せるサルミアッキをはじめ、さまざまな現地の食に挑んでいくはいりさんがすてきです。
    個人的にはベリーソースをかけていただくトナカイ肉に興味津々…美味しそう…じゅる。

    背が高くて、海外の夜のクラブへも単身乗り込み、強いお酒をショットであおる…はいりさん、かっこいい!
    この先、出演作を見るごとに憧れの眼差しを向けることになりそうです。

    『かもめ食堂』は原作も未読、映画も観ていません。
    どちらもチェックせねば。

  • 映画かもめ食堂を見て、フィンランドという国に興味を持ち始めた頃、ふと立ち寄った古本屋で見つけた本。運命的な出会いだった。
    片桐さんらしいユーモアと、皮肉と、愛らしさがたっぷり詰まった本!

    そこから数ヶ月後、私のフィンランド愛が高まり、ついにフィンランド旅行が実現した。

    旅の道中でも読んだが、とても楽しかった。

  • グアテマラの弟が面白かったので、読んでみた。映画かもめ食堂も観たことがあったので興味深く読んだ。フィンランド人の無表情や変わった食べ物、サウナ文化など面白く読んだ。フィンランドに行く機会があれば再読したい。本としてはグアテマラの方が何倍も面白かった。それはハプニングが多かったからであろう。

  • 片桐はいりさんが映画撮影で滞在したフィンランドについての旅行記。
    はいりさんはすごく行動力があって、撮影の合間にいろいろなことをするのでいろいろなことが起こる。文章が上手で、どのエピソードも面白い。
    自分の旅行と比べて、明らかに行動力が違う。一人で知らない国のクラブとか行かないもんな。。。
    タンペレも訪れていて懐かしかった。ムーミン谷は自分も行ったが、黒い河や黒ソーセージなどは知らなかったし体験の質が異なっている。流石です。

  • フィンランドに行ってみたい、フィンランドで過ごしてみたい
    そんな気持ちでいっぱいです。
    そして、片桐はいりさんめっちゃ面白い!素敵な俳優さんですね。この方だからこそ、フィンランドを楽しめたんだろうな、と思うような内容でした。
    読み終わって、ほわっと心があたたかく、でもフィンランドから帰ってきて(行ってないのに!)寂しい気持ちになりました。

  • 片桐はいりさんの描く文章がとっても面白く、あっという間に惹き込まれる。

    フィンランドを、フィンランド人をほんのちょっとだけ知った気になれる。
    そして何よりフィンランドに旅したくなる。
    世界って本当に広いし、まだまだ自分の知らないことが沢山あるんだと改めて思わされた。

    図書館で借りて読んだけど手元に残しておきたい本。日常がなんだか窮屈に感じてきた時に読みたい本。

    特にお気に入りな目次。
    ・路面電車に乗って
    ・カンボジアの朝日。ヘルシンキの夕暮れ。
    ・わたしのそばにいて
    ・ファーム・ステイ1〜4
    ・心も時差ぼけ

  • 片桐はいりの旅のエッセイ。
    “マトカ”はフィンランド語で“旅”。
    映画『かもめ食堂』の撮影で滞在したフィンランドでの体験が綴られている。

    片桐はいりのイメージが変わった。
    旅先で発揮される冒険心が引き起こす事件の数々。
    思わず声をだして笑ってしまうほどユーモラスで少しひねくれた文章。
    片桐はいりという唯一無二のキャラクターが一文一文からにじみ出てくる。
    目の前の景色をこんな風にオリジナルに受け止めて自分の言葉にできる人間になりたいと思った。

  • 片桐さんが見た、体験したフィンランドは、私に新しいフィンランドの一面を教えてくれました!

    ファーム・ステイの所、おもしろすぎです!

    フィンランドの人たちにも、もっと興味が湧きました!!

  • この本を読んだらカモメ食堂が観たくなって途中でみた。
    本の中では「こひつじたちを観察するように、狼の生態も観察したら、愉快なことをたくさん発見した。」が良かったかな。たぶん自分の周りも同じなんだと思う。
    片桐さんは男友達だったら楽しそう。少し好きになりました。

    子供の感想みたいですみません。

  • 片桐はいりさん、とても個性的な俳優さんという印象しかなかったけど、文章もとても斬新で面白かった。ヘルシンキに旅してみたい。もっとはいりさんの著作読んでみよう。

  • 片桐はいりさんが、映画『かもめ食堂』の撮影のためフィンランドを旅された様子を綴ったエッセイ。

    ヘルシンキの描写が多いけれど、私にとってのヘルシンキは、『白』というイメージだ。『北への扉 ヘルシンキ』という本を読んだ時もそう。

    その本の情報くらいしかヘルシンキについて持っていなかったが、数年前にTVでフィンランドへの旅を映像で見てから、ちょっと様相が変わった。

    本気で行ってみたくなったのだ。冬のしんしんとした時期に雪を逃れてペチカの前でお籠りがしたい。

    この本も、やはり『白』。でも、とても活動的だ。バタバタ動き回っている感じではない。けど、片桐さんの、じんわりしたエネルギーが、ガイドなんかいらない感じで街をめぐる。

    マッサージを受ける
    クラブで遊ぶ
    お芝居をみる。

    食べたいものは食べ、飲みたいものは飲む。
    旅程を伸ばしてみたりもしておられる。

    いい話、という感じじゃなく、結構トンチキな話や、案外静かに進む旅の感じやらが、白い木綿の色と風合いに統一されて、一緒に私達は旅をする。

    そこに力が入ってる感じはしない。ただ、東京よりはもっと、街の感じが騒音がない感じが、文章からする。

    石造りの建物。曇り空。淡い髪と瞳。
    薔薇色の頬に、素朴そうな笑顔。

    洗練されてはいない、パリのような繊細さでは。おしゃれ旅をするようなところではないと思った。でも、がっしりと色鮮やかな芯がある。もう一日いてもいいな、と思いそうなところだと思う。

    片桐さんご自身は、人気のある女優さんだが、飾った感じはこれまたない。ただ、直感力とか、ふとした優しさとか表現者には大事な何かを、やっぱり豊かにお持ちで。一人の時間と、誰かと交差することを、うまく大事にしていらっしゃるんだろうなと感じた。

    ヘルシンキの様子が、夜の下北沢と重なって、くらりとしてみたり、ああやっぱりここは異国なんだと、既視感を解かれてみたりする。そのツボは、読みて一人ひとりによって違うと思うが。

    そうだ。そういえば。

    ちょうどこの本の表紙の装丁のような印象がピッタリの本だった。中の紙とフォントの印象も。通読すると、ドンピシャだな…全部で一冊のフィンランドなんだな…と感じる。

    片桐さんの、エキセントリックなのにちゃんと普通で。ちいさく可愛いのにパワーがある感じを上手く活かした、読み疲れのしない楽しい旅行記だった。私が、白、と言ったこともとりとめない感想も、実際にお手に取られて楽しんで頂きたい。

    晩御飯がつい、北欧風の献立になったとしたら、それは楽しかった証拠である。私?ニシンの酢漬けでサラダを作った。なんちゃっての北欧風だが、いいのだ。

  • 片桐はいりさんがこんなに文章が上手だと思わなかった。
    映画「かもめ食堂」の撮影で1カ月フィンランドを訪れた時のもろもろを綴ったエッセイだが、フィンランドを流れるゆったりとした空気、穏やかな時間が柔らかく伝わってくる。面白いし、何よりも癒される。
    今までそれほどフィンランドに興味はなかったが、行ってみたいと思った。特にファームステイがしてみたい。

    一日予定のない日に、好きなお茶を淹れて、おいしいお菓子を食べながらゆっくり読む、そんな感じで読むのが一番しっくりくる本。

  • 一言でまとめると・・・「ものすごく楽しかった!」

    旅行が大好きで、フィンランドにもずっと興味があり、読んでいてますます行きたくなった。
    いかに旅が好きか、楽しかったか、ということが存分に伝わってくる旅エッセイだ。

    読みやすい文章で、だからといって稚拙なわけでもない。

    片桐はいりさんのあのひょうきんな人柄(メディアを通してしか知らないけれど)とお顔を知っていると、ちょっとした話がなんでも面白く感じて、顔を知らない人の旅エッセイを読むよりずっと楽しめた。


    同じ旅行好きでも、私は片桐はいりさんの、

    ・さみしがりやじゃなくて順応性が高いので、旅行先から帰りたいと思ったことがない。
    ・1人でもバーなどに行ける。
    ・簡単な英会話ができる。

    という特性と真逆のため、彼女のような楽しみ方はできないと思う。
    だから憧れもあって、本が輝いて見えた。
    私もそういう旅がしたいなぁと心の底から思った。

    装丁もおしゃれで素敵。
    旅行をひかえた人に、カフェで読むのにおすすめしたい1冊。

    P.S.この本を知ったのはブクログの談話室で紹介されていたのを見たことがきっかけ。ブクログには本当に感謝!

  • 暮らすような旅の良さがギュッと詰まった本だった。旅先の心持ちのリズムやおおらかな女神のような気持ちが東京に戻ってきてからも抜けない話、すごくわかる。

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