早春恋小路上ル (幻冬舎文庫 こ 22-2)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 295
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344414297

作品紹介・あらすじ

乙女の春は、六畳と四畳半の修学院荘別館で始まった。京都を舞台に、恋に仕事に、泣き、笑う!オトナになる切なさを描いた青春小説。

感想・レビュー・書評

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  • 感想
    体にまとわりつく重力。意識して大人になるわけではない。いつのまにか階段を登っている。仕事や恋の仕方にも変化が生まれる。戻れない変化。

  • 小手鞠先生の青春の1頁

    こういう青春物語が好き

    それに加えて、1970年代から80年にかけての女性の地位、社会の女性に対する期待内容が、今とはこれほどまでに違ってるんだなあ、と再認識しました

    内館牧子先生の『切ないOLに捧ぐ』も、舞台は異なるけど同じ雰囲気だったのを思い出しました

  • 乙女の春は、六畳と四畳半の修学院荘別館で始まった。京都を舞台に、恋に仕事に、泣き、笑う!オトナになる切なさを描いた青春小説。(BOOKデータベース)

  • 小手鞠るいさんの作品は「恋するからだ」を読んでからすっかりファンです。他の作品も読んでみたいと思いつつ、中々機会を逃していました。
    この自叙伝がノンフィクションていうのが凄い!
    小手鞠さんは恐らく私の母より少し若いくらいなのに、物凄くパワフルでいつも前向きな生き方。
    それに色んなバイト経験をしてて、読んでて本当に時間が経つのを忘れてしまいました。
    読んで感じたことは、頭の回転が早くて仕事が良くできる人なんだなあと思いました。様々な仕事に対する姿勢が素晴らしい。
    我武者羅ってこういうことを言うんだと思いました。28歳で離婚して、それからすぐにまた違う仕事をして、泣いてる暇なしって感じで。教師業も向いる感じがしました。
    是非NYに移住するまでの物語も知りたい!

  • 何かの紹介文に過去の赤裸々な告白という風に書いてあったが、著者にそのような気負いはないだろう。
    時に周囲に翻弄されながらも、懸命に人生を切り開いていこうとする姿に、感情移入せずにいられなくなる。
    元気をもらえる一冊だ。

  • 自伝と思えないくらいの濃い内容で、ほんとうにこんなことあるの?という内容ばっかり。
    ぐいぐい話に引き込まれておもしろかった!!

  •  るいさんがどんなふうに進学し、恋をして、働いていたか。そういう日常生活が
    たっぷりとつまっている。
     「そこまでいいんですか?!」というぐらい書かれている。

     るいさんは「生きるエネルギー」に満ちている。

  • 自伝的小説。主人公の名前がズバリ「小手鞠るい」。結構波乱万丈だなぁ。

  • 夢を叶えるには京都へ行くしかない!と思いこみ、岡山から京都の大学を策略的に受験し、まんまと上洛した私。1974年のことである。
    そこから青春をスタートさせた私は様々な人と出会うことで、時に自分の進路を見直し、時に無知に気づき、力強く一人の大人の女性になっていく。
    これは作者自身の半生、ほぼそのままだ。同志社の校風についての洞察やいろいろなアルバイト、仕事での出来事など感心するような場面も多く、他の作品で読んだような「あれ、これは…」と思うようなシチュエーションが出てくる(主人公が京都のアバンティブックセンターでアルバイトしているとか)のも面白くて2重に楽しめた。

  • 京都が舞台ってのに惹かれて
    なんとなく手にとった。

    強い女って?
    働いていくって?
    女性にとっての幸せって?

    ガツンとくる内容やった!

    地元のお好み焼き屋さんが
    作品の中に出てて、
    かなりテンションあがった♡笑

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著者プロフィール

1956年岡山県生まれ。同志社大学法学部卒業。ニューヨーク州在住。
『欲しいのは、あなただけ』で島清恋愛文学賞、『ルウとリンデン 旅とおるすばん』(講談社)でボローニャ国際児童図書賞を受賞。主な著書に『優しいライオン やなせたかし先生からの贈り物』(講談社)『星ちりばめたる旗』(ポプラ社)ほか、主な児童書に『心の森』(金の星社)『やくそくだよ、ミュウ』(岩崎書店)『シナモンのおやすみ日記』(講談社)など多数。

「2024年 『新装版 まほうの絵本屋さん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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