別ればなし (幻冬舎文庫 と 1-20)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 97
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344414365

作品紹介・あらすじ

円満に終わるはずだった。相手の嘘を知るまでは。妻のいる男と恋人のいる女、恋に落ちた二人の情事の行方。

感想・レビュー・書評

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  • ステーキのシーンや、パスタの味を確かめもせずチーズかけまくるところ、トーストをミルクに浸すところ、うまいなあと思った。

  • 女性って、熱しやすく冷めやすい。
    お姉さんの言葉が毎度毎度よかった。

  • 「一年前と同じ青空が広がる。何が変わって何が変わっていないのだろう。」

  • 別れ話する際中で、あれ?元カレ(別れようとしてる側)のほうが良いんじゃない?ってなったり、元妻の独占欲で別れれんかったりそれで時が過ぎてタイミング逃したらもう何か違うなってなって、結局一緒になれるわけでもなく自分に結婚しようって言ってくる男はほかの女とずっとずるずる付き合ってて、子供もできたのに無責任なこと言ってる相手が嫌になって別れて、でこの主人公10人以上元カレおって…自分かよ。なんかどうこうって大きい話でもないけど面白かったな

     まさかの高治にもほかに女おるし結局距離置いて杉岡と千奈が付き合うために別れ話してたのに結局別れたは分かれたけどなんとなく自然消滅で終わる。なんやねん!

  •  同棲して2年半になる彼に「別れて」と提案する。彼は逆に「結婚」を口にして、別れることは考えてくれない。お互いの性格は十分理解しているのに、噛みあわないところもある。
     一方、会社ではある男性社員と昼を一緒に取るようになり、彼と気が合うというか相性が合うことを、毎日発見していく。
     最後の展開は、あっけにとられたる場面もあったけど、主人公が同棲相手と愛人の両方に、今まで見えなかった(彼女に見せなかった)しぐさや口調、態度を目の当たりにして「さっと」両方から身を引いたのに共感した。
     言うつもりでなかったことを、ふと口にしてしまう。しまったと反省したときにはもう遅い。言われることを予測していたのに、言われてみると心が痛むほどショックを受ける。そういう自分に驚いている自分がいる。相手のひとことや言い方に、心で一瞬びっくりするが、自分の中ではもう整理がついていて、相手の前からさっと消える。消えられた男には何が何だかわからないだろうけど、彼女の中では男たちが自分に合わない理由がはっきりしている。失恋してワーワー泣くでもなく、やせ衰えるでもなく、追いかけさせる道も見せないような身の引き方。まったく、普通に存在するような人の、女心をさらりと書いてある。
     二冊続けて藤堂志津子作品を読んだ。普通の女性の心理を読みたいとき、自分と共感する感覚をみつけたいときは、彼女の作品に戻ろう。

  • #bookoff via Aya

  •  恋人がいるのに、結婚しているのに、べつに好きな人ができてしまったら……突然閑職に異動した花形営業マンの杉岡。淡々としている彼に興味を抱くOL千奈。偶然をよそおって杉岡に近づいた千奈の胸の内には、いつしか後戻りできない感情が芽生えはじめていた。惹かれ合う女と男。しかし千奈には恋人が、杉岡には妻がいた。別ればなしの果ての結末とは……。あなただったら、パートナーにどう切り出しますか?

  • 主人公の血の繋がらない姉が、
    意外と重要な役割だったんだな。
    ドラマ化出来そう。

  • 現実味があってよかった。

    いいひとだと思っていた彼氏が、随分性格の傲慢なひとだったことに、こんなもんだなと思った。付き合うレベルって、、はぁ。

  • 女の幸せって何だろう
    お姉さんが一番利口で一番幸せなのかも

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